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「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーンがウェルター級に殴り込み!寧仁太・アリが迎え撃つ「世界の強豪と戦えて楽しみ。テクニックどうこうではなく、気持ちでぶつかっていく」(寧仁太)

 5月11日(木)都内にて、7月17日(月・祝)東京・両国国技館「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023」の第1弾対戦カード発表記者会見が行われた。

 ウェルター級ワンマッチとしてジョムトーン・ストライカージムvs寧仁太・アリの一戦が決まった。ムエタイ・ボクシングで輝かしい実績を残す“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーンは昨年9月のK-1横浜アリーナ大会からK-1参戦。2連続KO勝利を収め、今年3月「K'FESTA.6」では和島大海の持つK-1スーパー・ウェルター級王座に挑戦。和島の強烈なローキックでTKO負けを喫し、ベルトにはあと一歩で手が届かなかった。

 ジョムトーンはK-1参戦当初、実戦から遠ざかっていたためスーパー・ウェルター級で試合が組まれ、そこから2連勝したことで和島の持つベルトを狙う形になったが、本人が逆3階級制覇(スーパー・ウェルター級→ウェルター級→スーパー・ライト級)を目標に掲げたように、スーパー・ウェルター級以下でも試合ができる選手でもある。

 今回はウェルター級まで階級を落としての参戦となり、会見に出席した中村拓己K-1プロデューサーは「ジョムトーン選手はK-1で3戦を経験し、K-1ルールにも慣れ、身体もさらに絞れてコンディションも上がっていると聞いている。ウェルター級では今まで以上に強いジョムトーン選手の姿が見られると思います」と期待を込める。
 
 対する寧仁太は昨年2月にKrushウェルター級王者になり、3月12日「K'FESTA.6」ではK-1×RISE対抗戦に抜擢。RISEの實方拓海と対戦し、2Rに左フックでダウンを奪い、K-1勢に勝利をもたらした。今回はジョムトーンという過去最強の相手に挑む形になった。

 プロデビュー時から10戦を目途に海外強豪との対戦を希望していたという寧仁太は「僕が昔見ていたK-1は大きな外国人選手たちが戦うところが魅力的だったので、僕も世界の強豪と戦えるということで楽しみです。今までで一番キャリアがある相手なので、テクニックどうこうではなく、気持ちでぶつかっていこうと思います。ウェルター級でも簡単に勝てないぞというところを僕が見せたい」とジョムトーンのウェルター級侵略を止めるのは自分だと誓った。ジョムトーンがウェルター級でもその強さを見せつけるか?それとも寧仁太がレジェンド超えを達成するか?

寧仁太・アリ
「3月に続いてK-1に出られることをとてもうれしく思います。(梶原)龍児さんとはデビュー10戦目ぐらいで世界の強豪と戦いたいという話をしていて、遂に世界と戦えます。僕が昔見ていたK-1は大きな外国人選手たちが戦うのが魅力的だったので、僕も世界と戦えるということで楽しみです。(オファーが来た時の心境は?)K-1でデビューした時から(ジョムトーンは)強いなと見ていて、階級も自分と近く、いつでもできるように試合を見ていたので楽しみにしていました。僕は次で11戦目ですが、ジョムトーン選手は250戦ぐらいやっていて、今までで一番キャリアがある選手なので、テクニックどうこうではなく、気持ちでぶつかっていこうと思います。

(ジョムトーンが階級を落としてくることに警戒する部分は?)以前から70kg→67.5kg→65kgと逆三階級制覇を狙うと言っていたので、67.5kgでやることになるのかなと。70kgでやっていた時のスピードはさらに増して、パワーは元々あると思うので、そこは警戒しようと思います。(ジョムトーンのウェルター級制覇は自分が阻止するという気持ちは?)ウェルター級でも簡単に勝てないぞというところを僕が見せたいと思います。(和島がジョムトーンに勝った試合は参考になるか?)和島選手はサウスポーで僕はオーソドックスなので戦い方は全然違いますが、タイ人をローキックで倒したことはむちゃくちゃ凄いことなので、そこは勉強させてもらおうと思います」

ジョムトーン・ストライカージム
「3月の試合では負けてしまったが、K-1で試合を重ねて、動きもよくなっているし、体のキレも増している。自然と体重も落ちていて、今回はウェルター級で試合をすることになった。今の自分にとってはこの体重が最も合っていると思う。試合当日これまで以上の強さを見せたい」
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