「K'FESTA.6」3.12(日)代々木<インタビュー>王者・和島大海「ジョムトーン選手は過去一強い相手。自分が得意な蹴りでは負けたくない」
――今回「K'FESTA.6」で“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーンを挑戦者に迎えての初防衛戦が決まりました。
「会見でも話した通り、初防衛戦で強い選手と決まったので頑張りたいと思います」
――防衛戦でジョムトーンと対戦することは想定していましたか?
「ジョムトーン選手がK-1に来てから2連勝していて、オファーを受けて『まあそうだろうな』という感じでしたね」
――改めてジョムトーン選手にはどんな印象を持っていますか?
「なんでもできる、ですね。ボクシングでも実績がある通り、パンチもすごく上手くて、蹴りも上手くて、バランスが整ったファイトスタイルだと思います。あとプロで22戦やってきて、サウスポーとやるのは今回が初で、自分でも『どう戦おう?』と考えています。僕的には、ジョムトーン選手が過去一強いと思っています」
――今回の防衛戦が決まってタイ合宿を行ったそうですね。
「はい。ムエタイ対策も兼ねて、タイのシッソンピーノンジムで練習させてもらいました」
――期間はどのくらいですか?
「そんなに長くなくて、2週間弱ですね。海外で練習するのも初めてだったので、とりあえず行ってみるっていう感じで、すぐ帰っては来たんですけど。短期間でしたが、しっかり集中して練習したので行ってよかったなと思います」
――現地ではどのような練習環境だったのですか?
「ジムに寝泊まりして、地元タイの選手たちと練習するという形です」
――昔からタイには行きたかったのですか?
「日本ではなかなか同階級の選手がいなくて、ずっと海外で練習してみたいと思っていました。ただ、なかなかきっかけがなく、海外に一人で行くのも寂しいなって(笑)。それで海外に行くきっかけがなかったんですけど、たまたま海外に知り合いがいて、一緒に飛行機にも乗ってサポートしてもらいました。ジムについたら、ジムに放り込んでもらって、そこからずっと一人で。最後までタイ語は分からなかったですけど(笑)、なんとなくコミュニケーションも楽しかったです」
――シッソンピーノンジムといえば、同じスーパー・ウェルター級で世界トップクラスのシッティチャイもいますが、一緒に練習する機会はあったのですか?
「そうですね。シッティチャイとも練習しましたし、他のタイ人選手たちとたくさん練習してきました」
――どんな収穫がありましたか?
「言葉ではうまいこと伝えられないんですけど、やっぱりムエタイの本場タイで、タイ人選手と練習できたことがプラスですし、技術的にもレベルの高い選手ばっかりだったので、すごくいい練習になりました。タイで教えてもらったことはを日本でもしっかりやって、ジョムトーン選手対策を練ろうと思います」
――和島選手の言葉にもあった通り、ジョムトーンは穴がない選手だと思いますが、どんな試合を想定していますか?
「初サウスポーなので、試合の組み立て方は色々と考えているところです。僕が得意なのは蹴りなので、蹴り負けはしないようにしたいと思っています。得意なところでは負けたくないので」
――和島選手にとって初めての防衛戦という形の試合ですが、そこに臨む心境はいかがですか?
「初防衛戦なのでプレッシャーもありますけど、どんな相手が来ても絶対に負けたくないというのは一緒なので、初防衛とか関係なく絶対に勝ちたいなと思っています」
――2023年初戦が大一番になりましたが、今年はどんな年にしたいですか?
「2021年・2022年と全勝できたので、2023年も全勝でいきたいなと思っています」
――今回の防衛戦を経て、どんなことをアピールしていきたいですか?