「Krush.145」1.21(土)後楽園 ライト級王者・大沢文也、初防衛戦の相手は里見柚己「里見選手は本当に上手い選手。でも上手いと強いは違います」(大沢)vs「男としてやり返さないといけない。必ずKO決着で勝つ」(里見)
K-1 JAPAN GROUPとして2023年最初の大会「Krush.145」の第一弾発表カードは、今年4月に瓦田脩二を破り第7代Krushライト級王者となった大沢文也の初防衛戦。挑戦者は目下K-1で2連勝中と波に乗る里見柚己だ。
両者は2019年6月のK-1両国大会で初対決。当時ライト級転向初戦の里見を大沢がボディを中心に攻め立て、判定で大沢が勝利を収めた。約3年半ぶりの再戦が2021年9月の王座決定トーナメント決勝以来のKrush王座挑戦となる里見は「負けている相手には格闘家として男としてやり返さないといけない」とリベンジに意気込む。
直近ではK-1ライト級で2連勝するも、判定決着が続いていることに触れると「勝つならKOで勝ちたいですし、負けるなら派手に負けたい」と完全決着を強く意識。「2023年は自分たちから始まる。必ずKO決着で勝ちます」と2021年7月以来となるKO勝利でのタイトル奪取を高らかに宣言した。
大沢はKrush王座戴冠後、8月のK-1九州大会でデンサヤームと対戦。デンサヤームの減点のポイント差による判定勝ちという消化不良の結果に終わった。大沢自身も「あの試合は正直負けたと思った」という内容で、デンサヤーム戦以降は練習環境も一新し「練習がきつくて、めっちゃいい練習ができている」と次戦に向けて準備を続けていた。
大沢にとって里見は「昔からずっと評価が高かった。負けたり勝ったりはあったと思うけど、本当に上手い選手」。里見の前戦である今年8月の西京佑馬戦に触れると「正直西京佑馬選手が勝つなと思っていたけれど、里見選手が勝って『まじか!』と思いました」とし、初防衛戦の相手が里見になったことにも「(挑戦者は)里見選手だろうと思っていました」と意外性はなかったという。
里見を高評価する一方、大沢は「強いと上手いは違う」と一刀両断。初防衛に向けた心境を聞かれると「どうせ俺が勝つから、なんとも思わない。ベルトが懸かっていようがなかろうが一試合一試合大事な試合だから、いつもの試合と心境はあまり変わらないです」と言い切った。
KO決着へのこだわりを語る里見に対し、大沢は「Krushファンのみなさんには申し訳ありませんが、2023年は泥仕合で始まります」。挑戦者・里見の攻撃力が爆発するか? それとも王者・大沢が持ち前のテクニックで攻略するか?