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「Krush.142」10.28(金)後楽園 挑戦者チャン・リー、ベルトにかける想い「保育士を辞める時、子供たちに『先生はベルトを巻くために辞めるんだ』と約束した。その約束を果たす時が来たと思います」

 K-1ジム五反田にて、10月28日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.142」の[【麺家 あくた川/D-POWER SYSTEMS Presents】Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・菅原美優と対戦する挑戦者チャン・リーが公開練習を行った。

 2018年9月のK-1 JAPAN GROUP初参戦から約4年、タイトルマッチのチャンスを掴んだチャン・リー。周囲の反響やこのタイミングでのタイトルに挑戦について「今までずっと応援してくれた人たちは『やっときたね!』という感じで喜んでくれました。(タイトルに挑戦するのは)今がベストなタイミングなのかなと思います」と話す。
 カード発表会見では静かな口調ながら、ベルトへの想いを熱く語っていたが、この日も「タイトルマッチが決まった時は気持ちも上がったし、興奮もしたし、やってやるって感じになりました。でも、今も記者会見の時もチームキングスに入ってからもずっとベルトに対する想いは熱いままです。(タイトルマッチが決まってから)1日1日、1秒1秒が濃くなりました」と語った。

 チャン・リーが挑戦者に選ばれたのは、6月に行われたK-1初の女子大会「K-1 RING OF VENUS」初代K-1女子アトム級王座決定トーナメント・リザーブファイトで紗依茄にKO勝ちしたことが大きい。チャン・リー自身も「倒した感触というかびっくり驚きで、気づいたら倒れていたという感じでした。(自信になった?)KO勝ちできたのは自分を出せたからで、あれで自信もついたし、今までやってきたことが正しかったという確信に変わりました」と手応えを掴んだ。
 チャンピオンの菅原とは3年前に対戦し、判定で敗れている相手だ。チャン・リーは3年前とは違う試合になると予想し、フルラウンド戦う接戦になることも想定している。

「(菅原は)タイトルも防衛もしているし、王者としての経験値は高いと思うので、敬意を持って倒しに行きたいと思います。(前回の対戦とどこが変わった?)お互いにそうだと思うんですけど経験値かなと思います。(どんな試合を想定している?)向かい合って3R戦って最終的にどっちだ?って感じです。気持ちの面でも技術の面でも3年前とは違う試合になるかなと思います」
 以前は保育士として働きながら、格闘技を続けていたチャン・リー。退職して格闘技一本に絞ったのはベルトを巻くためで、子供たちとの約束を果たすためにもベルトを巻くと誓った。

「(ベルトを巻いたらどんな心境になると思う?)それは巻いた時にしか分からないですね。その時に分かると思います。みんなが目指すものでもあるし、そのためにやっているので。私は保育士を辞める時、子供たちに『先生はベルトを巻くために辞めるんだ』と約束したんで、その約束を果たす時が来たと思います。チャンピオンになったら子供たちに会いにいって『夢は叶うよ』とか『みんなと約束を守ったよ』と報告して。みんながハッピーな気分で自分たちも何か頑張ろうと思ってくれたらうれしいです」
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