「Krush.142」10.28(金)後楽園＜インタビュー＞白幡太陽「Krushは年齢・キャリア関係なく、相手を壊しに行く場所。これから上にいる選手たちを一人ずつ引きずりおろします」
――7月のKrush-EXでKrush初参戦を果たしました（入江亮太に判定勝ち）。Krushルールで試合をした感想はいかがでしたか？
「今までやって来たルールとはリズムや展開が全然違うと思いました。あの試合では自分がKrushルールに適応しているかイマイチ分からなかったのですが、今はこのルールが自分に向いていると思います」
――具体的にどこが向いていると感じていたのですか？
「ムエタイルールで試合をしていた頃から首相撲が苦手で、早い展開の攻防の方が得意だったんです。Krush用の練習をしていて、手応えを感じています」
――Krushルールで戦う上での自分の武器はなんだと思いますか？
「技術ではないですが、僕は根性や気持ちの強さが武器だと思います。先輩の（林）健太さんを見ていても気持ちの強さが大切だと感じますし、いくら技術があって上手い選手でも心が折れたら意味がないと思っています」
――対戦相手の松谷選手にはどんな印象を持っていますか？
「Krushで試合が決まってからバンタム級の選手は全員チェックしているんですけど、バランスが良くてスピードもある、整っている選手だと思います」
――松谷選手は元NJKFフライ級王者で、キャリアが上の選手ですが、自分の力を発揮すれば勝てるという自信はありますか？
「ありますね。僕が昔から見てきたKrushでは年齢やキャリアに関係なく、みんな相手を壊しに行っていたので、僕もそういう試合をするつもりです」
――白幡選手はKrushへの思い入れが強いようですね。
「KrushはK-1にも他の団体にもない雰囲気があるというか。僕のなかでKrushは特別な試合や存在感がある場所なんですよ。ただ勝つだけじゃなくて、見ている人たちが沸くような試合をしたいですね」
――誰も予想していないような結果・フィニッシュを見せたいですか？
「ここで松谷選手とやらせていただけることに意味があると思うし、ここでインパクトを残せるかどうかは自分のキャリアにとって大きいと思っています」
――いわゆる出世試合になると思いますか？
「それもありますし、Krushで試合をすると決めた以上、相手は誰でもいいし、一番を獲りたいと思っています」
――今K-1・Krushではバンタム級が盛り上がっていますが、自分もそのなかに割って入っていきたいですか？
「今は松谷選手を倒すことしか考えてないですが、まずは小さい頃からずっと見てきたKrushでベルトを獲りたいです。上にいる選手たちを一人ずつ引きずりおろしていきます」