「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<公開練習>朝久裕貴、全試合KO優勝を宣言!「僕もK-1王者になって、K-1の歴史に朝久兄弟が同時にベルトを巻いた時代があったと語り継がれるものにする」
武尊の王座返上によって空位になったK-1スーパー・フェザー級王座をかけて争われるトーナメント。朝久は昨年9月にONE Championshipでも活躍したMOMOTAROをKOすると、今年4月の「K'FESTA.5」では元K-1フェザー級王者の村越優汰をハイキックからの連打で沈め、2連続KO勝利中だ。
公開練習で朝久はゆっくりした動きと素早い動きをミックスしたミット打ちを披露。他ではあまり見ることのない独特のミット打ちだったが、朝久は「パンチにしろ蹴りにしろ力を入れるタイミングやスピードの変化だったり、細かいところまで意識してやりました。(緩急をつけた?)それも基本の中の一つですし、緩急と自分独自の動きを確認しながらやりました」と練習の意図を明かす。
「相手がムエタイスタイルに限らず、朝久空手の前ではどんな競技・ファイトスタイルも同じにしか見えないです。ナックロップ選手は激闘型で、自分の攻撃力に自信があると思いますが、それを上回る攻撃を味わうことになると思います。(準決勝・決勝の勝ち上がりについて)トーナメントを勝ってきた選手なので、負けた選手よりも強いはずです。でも僕は1回戦より準決勝、準決勝より決勝と勝ち方も激しくしていきたいと思います」と力強く語った。
1日3試合の過酷なワンデートーナメントも中国で経験済み。しかも「16人トーナメントの時は試合間隔1カ月で1日2試合を2回やりましたし、8人トーナメントの時はちょうど1カ月前にワンマッチをやったあとに1日3試合やりました」という超過酷なもので「中国のトーナメントのおかげで身体も強くなりましたし、トーナメントで身体が壊れることはないと思います。(トーナメントで勝つためにあは)集中力を切らさないとか当たり前のことじゃなくて、一回戦でどれだけ全力を出せるかが大事かなと思います」とトーナメント形式での戦いにも自信を持っている。
今回の王座戴冠で「K-1のベルトは先に弟が獲ったので、僕もK-1チャンピオンになって『朝久兄弟すごい』『K-1といったら朝久兄弟』と言われるようにK-1の兄弟同時王者になりたいです。“史上初”はとてもすごいことだと思うので、僕がベルトを巻いて、K-1の歴史の中に朝久兄弟が同時にベルトを巻いた時代があったと語り継がれるものにしたいです」とK-1の歴史に名を残すつもりだ。
最後に朝久は「僕たち兄弟がK-1チャンピオンになったら『K-1には朝久兄弟がいるから敵はいない』と思われたいし、僕たちがいる階級は誰に聞いても『K-1が強い」』と言わせたいです。全試合KO・1RからKOを狙って、今の2連続KOと合わせて5連続でチャンピオンになります」と全試合KO優勝を誓った。