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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<公開練習>壬生狼一輝に代わりグレート・ミブが公開練習!「一輝はこれからうなぎ登りのように巻き返していきたいと言っとる。ここから負けずに連勝で駆け登りたいと言いよったわ!」

 静岡・力道場静岡にて、8月11日(木・祝)福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1バンタム級/3分3R・延長1R]で峯大樹と対戦する壬生狼一輝が公開練習を行なった。

 公開練習のため、壬生狼が所属する力道場を訪れた取材班だが、そこに現われたのは、壬生狼の腹違いの兄というグレート・ミブだった。黒いペイントをしたミブはVRゴーグルを装着し、革ジャン、ふんどし姿で長渕剛の歌を熱唱。異様ないでたちで取材班を出迎えた。壬生狼本人は風呂に行っていて留守中とのことで、代わりにミブが「ワシの本業は乳首相撲。魔界の横綱やけん。それを見せるから」と乳首相撲なるものを披露することとなった。
 この乳首相撲は「人間じゃ無理やけん。魔界のルチャ・ドール、エル・カンターレを召喚するから」とのことで、黄金のマスクを被ったエル・カンターレ(夜叉猿似の男)なる謎の人物を召喚。そして、リングマットの上に青いビニールシートを敷き、ローションを流してヌルヌルにすると、ミブとカンターレはお互いに上半身裸になって、両乳首にクリップを装着。そのクリップには紐が結びつけられており、お互いの乳首同士が繋がっている状態となる。その状態からお互いの上半身をプッシュし合うのが乳首相撲なるもののようだ。

 クリップで乳首を挟まれた痛みで悲鳴を上げながら乳首相撲に興じるミブとカンターレ。不安定な足元に耐えながらプッシュし合っていたが、両者なかなか倒れない。これに業を煮やしたミブはなんと口から毒霧を噴射。不意を突かれ、視界を塞がれたカンターレはついに転倒してしまい、その勢いで乳首のクリップが外れて悶絶の悲鳴を上げたのだった。「見たか! こんな兄貴がいる一輝、怖いじゃろ! 8.11福岡大会、覚悟しとけ!」と吠えたミブだったが、「ワシの特技を見せたかっただけじゃ。ワシがやりたかったことをやっただけ」と、壬生狼本人とは関係ないことを強調。留守中の壬生狼に代わり、その後のインタビューも受けることになった。
 壬生狼は昨年のK-1 JAPAN GROUP初参戦から無敗のままKrushバンタム級王座を獲得。しかし現在は3連敗中で、今年3月の「Krush.135」では池田幸司に敗れて、ベルトも失った。一時期は落ち込んだりもしたそうだが、今回再起戦となる舞台は壬生狼の地元である福岡だ。そのため気合いも入っており、「勝ちにこだわって、それだけの練習をしちょる」と、復活のためにトレーニングに励んでいる。

 対戦相手の峯に関しては、「一輝は峯選手のことを印象にないって言ってたけど、唯一あるならMOEのバーター」と辛辣な一言。とはいえ、「何でも出来る選手。そこだけ気をつけなきゃいけんねえって言いよった」と峯のオールマイティな能力には警戒心を持っているようだ。さらに警戒しているのが、MOEの存在だ。「一輝はMOEちゃんのこと好きやけん。(MOEは)ちょっと冷たい顔をしつつも、一輝の記者会見で笑ってくれたって嬉しがっていたけん、気になっちょるやんないかなってワシは思っちょるけど」と、どうやら壬生狼はMOEに気をもんでいる様子。
 MOEは若獅子会館所属で、当然同じジムの仲間である峯を応援することになるだろう。「そこは気にしとった。MOEちゃんがワシの応援してくれん!って。そこが一番の一輝の弱点やないかな」とメンタル面での影響を気にかけているようだった。

 だが、3連敗中ということもあり、壬生狼も危機感は十分に感じている。福岡の先輩である石井一成が今大会より参戦することもモチベーションの一つ。石井は壬生狼と同じバンタム級の選手ということもあり、「やる時が来ればやると言いよった」と相応しい舞台が整えば、先輩と拳を交えることも辞さない。「一輝はこれからうなぎ登りのように巻き返していきたいと言っているな。ここから負けずに連勝で駆け登りたいと言いよった」と、峯戦をステップに再び連勝街道を突き進むことを誓う。
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