「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<インタビュー>AKIRA Jr「K-1の魅力はアグレッシブな倒し合い。記憶に残るような試合をして、『クルーザー級といったらAKIRA Jrだ!』という存在になりたい」
──K-1初参戦が決まりましたが、どんな心境ですか?
「凄くテンションが上がっていて、一刻も早く試合がしたいなと。とても楽しみな気分ですね」
──K-1初参戦ということで、AKIRA Jr選手の格闘技歴を教えてください。
「主にキックボクシングとムエタイを10年ぐらいやらせてもらっていますね。K-1のような大舞台は初めてなんですけど、海外でも試合をしてまして、他団体のタイトル(RKSクルーザー級&蹴拳スーパー・ミドル級)も獲っています」
──AKIRA Jr選手が格闘技を始めたのは何歳の時ですか?
「20歳の時ですね。もともと地下格闘技を見て格闘技に興味を持って、そこからキック・立ち技に移って、という感じです」
──AKIRA Jr選手は地下格闘技出身なんですね。
「はい。19歳ぐらいの時に地下格闘技の試合に出たことがあって。そこから本格的にキックボクシングを始めました。自分のような重量級は国内では試合がなかなかなくて、試合に出るためにいろんな団体に挑戦していました。ブルガリアと中国でも試合をしています」
──そういった活動をされている中で、K-1のことは意識していたのですか?
「そうですね。K-1は子供の頃から見ていたし、憧れの選手がたくさんいる団体だったので、その憧れの舞台に立てることは嬉しく思いますね」
──AKIRA Jr選手は現在31歳ですが、ヘビー級全盛の時代もご覧になられていたんですか?
「はい。ピーター・アーツ選手など、ヘビー級が盛り上がっていた時代のK-1を見ていて、自分もそういう選手になりたいなと思っていました。国内でも色んな団体があるんですけど、重量級の層が一番厚いのはK-1だと思います。だから、自分もそこで活躍すれば認められるのかなと思ってまいますね」
──先日4月の「K’FESTA.5」では無差別級のトーナメントも開催されました。そちらはご覧になられましたか?
「やっぱり面白いなと思いました。知らない選手もいたんですけども、いろんな選手を見ることが出来ましたし、そういう選手と自分も対峙してみたいなと思いました」
──その無差別級トーナメントに出ていたANIMAL☆KOJI選手が今回の対戦相手になります。どのような印象がありますか?
「パワーがあるなという印象だけですね。それ以外には特にはないです。今はある程度攻略のパターンもチームと一緒に考えていますし、あとは完成したものを試合で実行するだけなんで問題ないです」
──ANIMAL選手はだいぶキャラクターが強いですけど、ご自身はどういう人間ですか?
「冷静と言いますか、やることを実行するだけ。そういうタイプの人間です。感情では左右されないですね」
──AKIRA Jr選手はご自身で会社を経営されてるんですよね?
「はい。7年ほど前から建築系の会社を経営していて、社長として会社を経営をしながら格闘技も続けています。社長だからこそ、時間を作って格闘技が出来るんじゃないかなと思っていて、文武両道じゃないですけど、そこを目指してやっています」
──クルーザー級に限らず、重量級はこれから盛り上がっていく階級だと思いますが、その中でどんな存在になっていきたいと考えていますか?
「誰もが認める存在ですね。『クルーザー級といったらAKIRA Jrだ!』と言ってもらえるような選手になりたいです。あと、この団体で戦っていこうと決めた理由は、無差別級トーナメント優勝者であり、この階級で一番強いマハムード・サッタリ選手がいるからです。最終的にはそこに挑戦してぶっ倒したいなと思っていますし、そこを目標にしてやっていきたいですね」
──サッタリ選手は現在Krushのクルーザー級のベルトも持っていますけど、そこに興味はありますか?
「正直、ベルトにはあんまり価値観を置いてなくて、それよりも記憶に残るような試合をしたいなと思っています。それだけですね」
──具体的にどのような試合を見せたいですか?
「やっぱりアグレッシブな倒し合いですよね。K-1の魅力はやっぱりそこだと思うので。そういう戦いが出来ればいいなと思っています」
──例えば、昔のK-1を見ていて、印象に残っているKOシーンや試合はありますか?
「どれと言われるとパッとは思いつかないんですけど、やっぱりピーター・アーツ選手のハイキックだったり、重量級の選手は1発1発の殺傷能力が凄いじゃないですか。僕もそういう戦いをこれからK-1でやっていきたいですね」