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女子アトム級王者パヤ―フォン、浴衣姿で一夜明け会見に登場「昨日はずっと腰にベルトを巻いていて、寝る時はベルトを抱きしめて寝ました(笑)」

 6月26日(日)都内にて、昨日国立代々木競技場第二体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~RING OF VENUS~」の一夜明け会見が行われた。

 初代K-1女子アトム級王座決定トーナメントに出場したパヤーフォン・アユタヤファイトジムは、一回戦でMIOを判定3-0で下して決勝に進出。松谷綺を破って勝ち上がってきたKrush女子アトム級王者の菅原美優と決勝で対峙すると、延長戦にもつれ込みながらも判定2-1で接戦をものにし、初代K-1女子アトム級のベルトを手に入れた。

 一夜明けて、K-1のベルトと朝顔の柄が爽やかな浴衣姿で現われたパヤーフォン。「タイにベルトを持ち帰ることが出来ることになって、本当に自分としては誇りに思っています」と喜びの声を上げたが、「昨日はK-1ルールの中で蹴りを出せたところが良かったと思います」とムエタイで培った技術をK-1ルールの中で活かせたことが勝利の要因だったと語った。

 試合後は祝勝会場までベルトを巻いていたというパヤーフォンだが、抱きしめながら寝ていたことも告白。まだあどけなさも残す弱冠19歳のK-1王者は、現在タイの国立大学に通う大学生でもある。日本が好きで、浴衣を着ての会見登場も「私は日本が大好きなので、こうして日本の伝統の着物を着てまいりました」という理由だった。

 今後は日本の大学への留学も計画しており、早ければ今年中にもその実現を目指している。日本にいれば渡航によるコンディションの調整を心配する必要もない。「私としてはK-1のルールを完全に理解しました。その中で挑戦というよりも調整が出来てますので、今後さらにいい戦い方が出来ると思います」と、さらにK-1ルールに適応し、チャンピオンとして盤石の地位を築くことを思い描いているようだ。

パヤーフォン・アユタヤファイトジム
「こんにちは。パヤーフォン・アユタヤファイトジムです。今回、こうしてタイにベルトを持ち帰ることが出来ることになって、本当に自分としては誇りに思っていますし、凄く嬉しいです。(朝顔の浴衣で登場されたが、一夜明けてどんな心境?)私は日本が大好きなので、こうして日本の伝統の着物を着てまいりました。(ベルトを獲って、周りからどんな反響があった?)本当にみんな喜んでくれて、自分がこうして成功したことをみんな自分ことのように喜んでくれました。

(1日2試合やって、現在の体のダメージは?)多少ダメージは残っています。(トーナメントで戦った2選手に対してどんな感想がある?)印象としては二人とも強かったという印象です。(試合の中でムエタイの特にどういうところが活かせた?)昨日はK-1ルールの中で蹴りを出せたところが良かったと思います。

(今後、日本ではどういうふうに活躍していきたい?)今後も機会があればドンドン日本で試合をしていきたいと思っていますし、また日本で何かを学ぶチャンスがあればそれもやってみたいなと思っています。(いつぐらいまでこの王座を防衛したいと考えている?)出来る限り長い間、このベルトを守っていきたいと思っています。(そのために強化したいことは?)チャンピオンの座を防衛していくためにはさらに練習もハードにこなさないといけないと思っていますし、体ももっともっと強くしていきたいと思っています。(体重が増えてきたら、上の階級への転向は頭にある?)もし体重が増えたとしてもこの体重に戻すことは出来ますし、自分に合っていると思うので、この階級で出来るだけ長い間チャンピオンでいたいと思っています。

(昨日の試合後のコメントを出されてからウィラサクレックジムに帰るまで、ずっと腰にベルトを巻いていたがいつまで巻いてた?)ずっとベルトを巻いたまま祝勝会のレストランまで行きました。(寝る時は外した?)寝る時は抱きしめて寝ました(笑)。(ムエタイの選手がK-1ルールで戦うのは難しいと思うが、挑戦する理由は?)私としてはK-1のルールを完全に理解しました。その中で挑戦というよりも調整が出来てますので、今後さらにいい戦い方が出来ると思います。

(現在タイで大学生だと思うが、試合をやるにあたって頻繁に日本に来られるような学校の状況?)今はタイの国立大学に通っているんですけども、実は私は今後、日本の大学でも勉強したいと思っています。(留学という形で日本に在留するということ?)はい、そうです。(渡航の時間などを考えずに日本で試合が出来る?)タイからわざわざ試合のために渡航する時間がなくなることによって体のコンディションも良くなりますし、渡航による疲労もなくなると思います。(来年の4月から?)本当は高校を卒業した時点で日本に来たいと思っていたので、もし今年中にでも出来るだけ早い段階で日本に来られたらいいなと思っています」
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