「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪<インタビュー>マハムード・サッタリ「ラテスク選手は若くて強い選手ですが、自分が戦う相手はマハムード・サッタリだということをしっかり理解して日本に来た方がいいと思います」
――2022年最後のK-1、大阪大会への出場が来ました。
「前回の横浜大会は腰の怪我をしてしまったために試合をすることは叶わなかったんですけども、こうしてまたサポートしてくれるファンのためにリングに戻ってくることができて本当に嬉しく思っています」
――今年はサッタリ選手にとって飛躍の一年になりましたよね。4月のK-1無差別級トーナメントで優勝して、6月の「THE MATCH 2021」でも勝利して。
「すごく大きな経験になりましたし、自分のことを多くの方に知ってもらうことができました。より一層自分のベストを尽くして、喜んでもらえる試合をしなければいけないと感じています」
――対戦相手のステファン・ラテスク選手は今ヨーロッパで注目を集めている新星です。どんな印象を持っていますか?
「とても強い選手だと感じていますが、自分の中でベストなパフォーマンスを出すために全力を尽くすだけなので、それを楽しみにしていただければと思います」
――ラテスク選手は主催者を通じて「派手なK-1デビューを飾って、K-1の歴史に名を刻む選手になりたい」とコメントしていました。それについてはどう感じていますか?
「彼は若いのでモチベーションも凄く高いと思いますけど、それは自分も同じです。この試合に懸けるモチベーションは十分に高いし、K-1のリングで戦う経験は自分のほうが上だと思っています。それをリングでお見せしたいです」
――またラテスク選手はサッタリ選手がこれまで築いてきたものを奪いに来る相手だと思います。そうした相手を迎え撃つ心境はいかがでしょうか?
「相手が誰であっても、対戦相手は対戦相手でしかありません。ただし彼は自分が戦う相手はマハムード・サッタリだということをしっかり理解して日本に来た方がいいと思います」
――ヨーロッパの強豪選手と対戦するということでワクワクしていますか?
「もちろん試合前にプレッシャーや重圧を感じることはあります。でも大切なことは自分の感情をコントロールすることです。あらゆる状況に対応できるように日々厳しい練習もしていますし、もし相手が自分より体の大きな選手であっても自分のベストを尽くせるように準備しています。今後もっとビッグネームと戦いたいという気持ちもありますが、今は目の前の試合に集中したいです。日本は私にとってホームだし、リングに上がったら私は戦いたいように戦います」
――それぞれ選手は戦う理由があると思いますが、サッタリ選手は何のために戦っているのですか?
「すべての選手が何かのために戦っていると思います。私にもゴールがあって、それは世界でベストのファイターになることです。そして私には友人やファミリーがいて、みんなのために厳しい練習を積んでベストの人間になりたいと思います」