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「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪<インタビュー>篠原悠人「弘輝選手と“いい試合”をしたら終わり。お互いに盛り上げるのではなくて、僕が一方的にKOして盛り上げます」

 12月3日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1ライト級/3分3R・延長1R]で弘輝と対戦する篠原悠人のインタビューを公開!

――5年連続の大阪大会出場になりました。

「ちゃんと調べてないんですけど、5年連続は僕だけやと思いますね。大きな怪我をすることなく、タイミングよくオファーをいただいて毎年大阪大会には出させてもらっています」

――大阪とそれ以外の地域で違いは感じますか?

「そうですね。お客さんの層も違うし、独特の空気感や熱気を感じます。それにつられて面白い試合が多くなるイメージです」

――8月のK-1福岡大会では与座優貴選手と対戦し、KO負けという結果でした。与座キック(足への三日月蹴り)の餌食になってしまったわけですが…。

「ある程度は想定内で、多少はカーフキックとかももらう覚悟でいたんです。でもその威力が予想以上でしたね。実際にもらったのは4~5発なんですけど、それで足に力が入らなくなって、そこは誤算でした(苦笑)」

――序盤から距離を詰めていきましたが、どういうプランだったのですか?

「与座選手は後半に強いタイプやと思っていたんで、勝負は前半やなと思って最初からいきました。足を使って戦ったとしても、相手は距離を詰めてくると思っていたんで、接近戦になることは予想していました。ガードを固めるスタイルなんでボディも入ったんですけど…それを上回る圧力やプレッシャーでした」
――篠原選手としては3連勝してからの与座戦で、あそこで勝っていたらタイトルマッチの可能性もあったと思います。

「自分も与座選手に勝って朝久選手に挑戦するというプランを思い描いていたんで、与座戦にはかなり懸けていました。それが結果的にああいう負け方になって、それまで積み上げてきたものを全て失って『また一からやり直しか…』と思って失望もしました。でもそうやって悩んでいるだけじゃ何も始まらないし、また結果を残して上にいくしかないと思いましたね」

――与座戦以降、どんなことを意識して練習していたのですか?

「もっと蹴りの対策はせなあかんなと思いました。ここ数戦はずっと蹴りの対策はやっていたんですけど、まだ100%は出しきれていないんで、それをちゃんと出したいなと。パンチだけじゃ勝てないレベルにきたので、蹴りの対策や自分が蹴ることも必要だと思います。あとメンタル的には…すべてかけて挑んだ試合やったんで、悔しかったし、ショックやったんですど、後悔はしてないんですよね。今までの試合では『あれが出来んかった』『もっとこうすればよかった』って振り返ることが多かったんですけど、与座戦はすべてかけて戦った試合やったんで、後悔するのとは少し心境が違いましたね。その感覚はいい経験ができたなと思います」

――今大会では同じ関西の弘輝選手と対戦することになりました。カード発表会見では「盛り上げる試合をするけれど実力はない」という厳しい言葉もありました。

「知名度の割には実力がないというのは素直な印象です。試合も面白いし、僕が出来ないことをやって注目を集めているのはすごいと思います。ただ競技者としての実力的には、まだそこに負けるレベルじゃないと思っています。だから今回“いい試合”をしたら終わりやと思っています。例え僕が勝ったとしても、周りから『いい試合だった』とか『面白かった』と言われる内容やったら、僕の負けやと思っています」

――改めて今年の大阪大会ではどんな試合を見せたいですか?

「関西同士の試合で盛り上がると思うんですけど、お互いに盛り上げるのではなくて、僕が一方的にKOで倒して盛り上げます」
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