「Krush.141」9.24(土)後楽園<インタビュー>西林翔平「リザーバーだった僕にチャンスが来たというのは、お前がチャンピオンになれ!と言われているようなもの。このチャンスをしっかり掴みます」
――前回の試合(8月のK-1福岡大会で虎に判定勝利)を振り返っていただけますか?
「K-1福岡大会には3年連続で出場していて、3年目でようやく勝つことができて、結果を出せたことに一安心ですね。ここからがスタートだと思っています」
――当初はトーナメントのリザーブファイトに出場予定でしたが、山脇飛翼選手の負傷欠場により、本戦への繰り上がり出場が決まりました。最初にオファーを受けた時はどんな心境でしたか?
「ちょうど1年前にも急遽試合が決まったことがあって、その時とシチュエーションが似ているなと思います。1年前は結果を残せたので(※2021年9月、Krushで倉田永輝に判定勝ち)、今回もしっかりチャンスを掴んでチャンピオンになります」
――Krushのベルトがかかった試合に出ることについてはいかがでしょうか?
「準決勝は一回やっている大久保選手でお互い手の内が分かっていると思うし、注目されている人気選手だと思いますが、その大久保選手を倒して自分が全て持っていきたいと思います。(※今年2月のK-1東京体育館大会で西林は大久保と対戦して判定負け)
――選手として大久保選手の印象は?
「スピード、爆発力、キレ…どれもすごかったです。でも全く勝てない相手だとは思わなかったので、自分にも勝つチャンスがあると思います。試合まで残りの期間で、勝つ可能性を上げるように調整していくだけです」
――ずばり西林選手の優勝を予想している人は少ないと思います。そういった予想を覆したいですか?
「もちろんです。僕が優勝すると思っている人はほぼいないと思いますが、リザーブの選手が本戦に上がって優勝したことは今までないと思うので、僕が優勝したら盛り上がると思っています。こうやってリザーバーだった僕にチャンスが来たというのは、お前がチャンピオンになれ!と言われているようなものなので、このチャンスをしっかり掴みます」
――Krushのベルトにはどんな想いがありますか?
「初めてフライ級でベルトをかけたトーナメントをやるということで、その一発目はなんとしてでも獲りたいです。準決勝で一度負けている大久保選手にリベンジして何としてでもベルトを巻きます」
――このトーナメントで自分のどんなところを見せたいですか?
「僕は技術・スピード、他の選手と比べて才能があるタイプではないので、何としてでも気持ちで持っていく。それしかないと思います。気持ちで粘り勝つ。そういう試合をして勝ちたいと思います」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「急遽本戦出場が決まって、何としてでもこのチャンスをものします。絶対に初代フライ級のベルトを腰に巻きます」