「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<公開練習>芳美、名門の看板を背負って勝つ!「戦う理由は色々あると思いますが、私はジムのために、ジムの名誉のために試合をしようと思います」
公開練習では2分1Rのパンチのミット打ちを披露した芳美だが、現在は「今までないぐらいに調子がいいんですよ」と本人が語るほどの絶好調だという。芳美は昨年からKrushに参戦し、前回の試合は9月「Krush.129」での池内紀子との一戦だ。そこで敗れた芳美は「ミドルの対応が出来なかったっていうのが一番というのと、武器が少なかったんで、そこで突破出来なかったなっていうのはありました」と敗因を分析。「基本に重点を置きつつ、基本が出来た上で出来る技を増やすっていうことで、今練習しています」と、見つかった穴を埋めるように練習に励んでいるそうだ。
これまでは後輩たちに任せっきりにしていたと言うが、「せっかくK-1に出られるチャンスをもらったんで、ちょっとここでOGUNIの名誉のために、『OGUNIの人間も怖いな、やるな』って思わせたいっていうのが一番にありました」と奮起を誓ったのだという。OGUNI-GYMは2000年から通い始め、「私にとっては実家みたいな感じ」と語るほど、芳美にとっては思い入れの強い場所だ。
そのためにも結果を出したいところだが、相手はK-1女子フライ級のトップ戦線で戦う真優だ。その真優については、「気持ちも強いし、他のミネルヴァの選手と違ってK-1&Krushで最後までやりきりたいっていうか、居場所はそこだけなんだという気合いも感じるし、強いですし、リーチもあるし、いろんな意味で派手な選手ですね」と語った芳美。
また、タイトルマッチとなったKANAvsスーリー・マンフレディ戦をはじめ、フライ級の試合がいくつか並ぶ。その中で「相手がどうというよりも『OGUNI-GYMの人間って怖いんだな』っていうところを見せたいというのが一番最初に来ています」と、実家と呼ぶ場所で培ってきた全てをK-1のリングで見せつけることにこだわる。「本当に気合いが凄く入っているので、私にベットしてください」。一家を背負う長女が、自信を増して初めてのK-1のリングに立つ。