9月26日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.192」の[Krushフェザー級/3分3R・延長1R]に出場する兼田将暉選手のインタビューを公開!
──兼田選手の試合は昨年7月の銀次戦以来になります。そこからここまでの経緯というのは?
兼田 ヒザの手術をしてリハビリをしたりしていました。ヒザの半月板がかなりめくれている状況になっていたんですけど、それが最初の病院では見つからなくて。治療はしてなかったんですけど、歩けるようにはなったんですね。それがまた再発してしまったので、大きい病院に行ったら見つかったという感じです。
──見つかったことで、治療ができてよかったわけですね。
兼田 そうですね。タイミング的にも、銀次選手との試合が終わって、次の試合がまだ決まってない状態やったので、よかったです。
──練習をしっかりやれるようになったのは、いつ頃からだったんですか?
兼田 去年の9月に手術して、10月後半ぐらいから歩けるようになって、11月ぐらいからリハビリが始まったんですけど、それが1月ぐらいまでかかって。2月ぐらいからようやく、ちょっとミットとかができるようになってきたんですけど、3月ぐらいに今度は右の足首を骨折しちゃって。そっちのリハビリもあったので、がっつり練習できるようになったのは5月ぐらいですかね。
──その間に、特にフェザー級はいろんな動きがありましたよね。一時期、K-1王座が動かない時期があって、ようやく動き出して次のチャンピオンが決まったと思ったら、先日また変わって。そういう状況の変化をどう見ていましたか?
兼田 最初、関口功誠選手と石田龍大選手の王座決定戦が決まった時は、まだ大久保選手はたぶん下の階級やったと思うので、どっちか勝った方とできたらなあと思ってました。試合ができなくて悔しかったんですけど、その悔しさがモチベーションになって「絶対復活したろう」っていう気持ちがありましたね。
──石田選手からは指名も受けていましたが、そこから大久保瑠唯選手がフェザー級に来て、先日の大会でチャンピオンになりました。
兼田 そこはまだ、気持ちの整理もついてないというか……。僕は石田選手が勝つと思ってましたし、石田選手とやりたかったので。結果なので受け入れないとしょうがないですけど、悔しかったのは悔しかったですね。ただ、今はもう新美選手のことしか考えてないです。ここで勝って大久保選手に挑戦できるんやったらやりますし、そこで僕がチャンピオンになったら石田選手とやりたいなという気持ちはあります。
──兼田選手に関してはこの間に待望論というか、先日の記者会見では「幻想」という言葉が出ていましたが、ファンの間でも選手たちの間でも、どんどん兼田選手の名前が大きくなるみたいな感じになってますよね。そこはご自分としてはいかがですか?
兼田 うれしいっちゃうれしいですけどね。ファンの方も選手もそうやって言ってくれて。それこそ、一時は大久保選手もXの方で「やりたい」って言ってくれてて。その時はケガしてたので、まだ不安の部分もあったんですけど。でも選手から言われるっていうのは、僕の中ではうれしかったですね。
──いよいよリングに復帰できるわけですが、それだけの期待に応えるものを見せる自信は?
兼田 今回対戦する新美選手はだいぶやりにくいし、僕の好きなタイプではないと思うんですけど、ここは絶対クリアしないといけないので、選手の人たちは見といてくださいって感じですね。
──その新美選手ですが、前に出てきてくれるタイプではありますよね。それでもやりづらいですか?
兼田 何と言うか、ひたすら前に出てくるじゃないですか。僕としては、それこそ以この前の大久保選手と石田選手の試合みたいに、駆け引きがある中でカウンターを入れたりっていうのが得意なんですよ。だからずっと前に来る相手だと、カウンターを入れてもさらに出てくるので、スタイル的には苦手ですね。でも、そこに向けての対策もちゃんとしてるので、問題はないのかなと思ってますけど。
──今までに当たったことがないようなタイプですか?
兼田 そうですね。K-1 GROUPではないですね。他団体では、ああいうタイプの外国人とかは当たったことあるんですけど、疲れるし、延長にも行ったりしたので、苦手なイメージがありました。
──ただ今回は、しっかり勝ちたいところですよね。
兼田 はい。判定になるにしても、完封して勝ちたいですね。1年2ヵ月ぶりの試合なので。倒すことばっかり考えてはいないんですけど。今でこそ、勝ってる試合はけっこうダウンが取れてますけど、Krushに出始めた頃とかは、ダウンも取れてなくて、でも完封するっていうのが自分のスタイルかなと思ってたんです。今回、新美選手も打たれ強いと思うので、倒すことを狙うというよりは、完封するという方向にシフトチェンジしてますね。倒しに行く練習もしてるんですけど、やっぱり完封で勝ちたいという気持ちが、今は大きいです。
──新美選手を完封できたら、大きな自信になりそうですね。
兼田 なると思います。大久保選手でもけっこう苦戦してたので、自分が完封できたら、もうすぐタイトルマッチを組んでほしいですね。K-1フェザー級のタイトルはずっと追い求めてたので。たぶん、軍司選手がチャンピオンの時から追い求めてるのって、僕と、椿原龍矢選手とか斗麗選手ぐらいしかいないと思うんですよね。それぐらい、ずっとK-1のチャンピオンにはなりたいと思ってます。
──勝った方がK-1王座に挑戦できるんじゃないかというようなカードが、Krushの後楽園で行われるというのもポイントの一つだと思います。Krushだからこそ、後楽園だからこそ見せたいものはありますか?
兼田 Krushの後楽園って、倒し合いの場みたいなイメージがついてるじゃないですか。だからこそ、自分も倒しには行きたいんですけど、それよりはどっちかというと、僕はお客さんが引くようなものを見せたいなと思ってて。倒し倒されというより、一方的に攻めて「コイツ強っ!」って思わせるぐらいのものを、僕は見せたいんですよね。
──被弾覚悟で打ち合うとかではなく。
兼田 はい。相手の攻撃をもらわず、自分の攻撃だけ当てるっていうのをずっとやってるので、そういうスタイルを見せたいです。
──そのスタイルは、かなり自分の中で出来上がってきている手応えがある?
兼田 ありますね。練習でも、去年やった試合の前と同じぐらいの動きが、自分の中ではできてるかなと思いますし。
──ではもうブランクの不安もないですか?
兼田 ないです。僕はいつもなら試合の1ヵ月ぐらい前からちゃんとした追い込みをするんですけど、今回は3ヵ月前ぐらいからやってたんですよ。新美戦が決まる前は、もしかしたら9月12日のK-1にオファーがあるかなと自分では思ってたのでそこに照準を合わせてずっと追い込んでました。そのままずっと追い込みが続いてるので、もう全然問題ないです。
──では準備はバッチリなんですね。
兼田 もうバッチリですね。逆に、「あの試合をKrushの後楽園で見られたのって貴重だったな」みたいに思わせたいですね。
──では最後に、改めて今回の一戦に向けての“決意”をいただけますか?
兼田 普段、K-1しか見に来ないお客さんとか、Krushしか見に来ないお客さんもいてると思うんですけど、その日見に来た人が、「ホンマにこの試合はヤバいな」って思うぐらいの試合を見せたいです。倒し合いだけじゃなくても、3分3R、瞬きできないぐらいの試合をします。勝ってK-1王座に挑戦したいっていう思いが一番あるので、ケガ明けとか関係なく1Rからバッチリ行くだけだと思ってます。
──分かりました。ありがとうございました!