SAHOは、24年3月にアントニア・プリフティを判定で下して、第3代K-1 WORLD GP女子フライ級王者となった。同年10月はエリヴァン・バルトから王座奪取後初の試合で勝利。25年2月はNJKFでダンコンファー・キヤペットノーイジムを破った。
フェルナンデスは、WBCムエタイ、ISKA、FEKMと数々のタイトルを獲得してきたスペインのムエタイ戦士。14歳からキックボクシングを始め、強烈な左ミドルキック、リーチを活かした右のパンチの強打を持つ。ONEには22年7月に初参戦しジャネット・トッドに敗北も、2戦目でダオコンファー・バンチャメークから判定勝ちを収めた。その後、3連敗を喫し今回のK-1初参戦でSAHOの王座と再起を狙う。
1R、SAHOは動いて右ローキック、そして左フックで攻撃。フェルナンデスは待ちの体勢でミドルキックで反撃。SAHOはローキックを入れる。フェルナンデスの蹴りにワンツーで攻撃するSAHO。さらにSAHOは、前蹴りで突き放す。フェルナンデスはミドルキックを入れていく。SAHOは相手の蹴りにパンチを合わせていった。
2R、SAHOは左ハイキック、ワンツーで攻撃。フェルナンデスはミドルキック連発に、SAHOはパンチを狙う。SAHOは、右ローキックからパンチへつなげる動き。フェルナンデスは左右のミドルキック。SAHOはローキックを入れながらフックへつなげる。バックブローのSAHOも、ここは空振り。フェルナンデスはミドルキック、SAHOは右でダウンを奪った。フェルナンデスが立ち上がったところでラウンド終了。
3R、フェルナンデスは右のパンチ。SAHOはロー、フックを振っていった。フェルナンデスは左右のミドルキック、ヒザ蹴りで反撃。SAHOは右フックでKOを狙っていく。最後まで倒しに行くSAHO。判定は3-0でSAHOが勝利し、初防衛に成功した。
防衛に成功したSAHOは「全然納得いっていないです。自分に求められているのは、倒す選手。そこをクリアできないと、ベルトの価値が上がらない。満足したら進化しない。次は倒せるように認められるようにしますので、応援をお願いします。倒すSAHOに注目してほしいです。今回の防衛戦、アドバイスをしていただき感謝しています。館長、仲間にも感謝しています」と挨拶した。