横山は24年2月にKrushで髙橋直輝を判定で下して第12代Krushスーパー・フェザー級王者に。7月はK-1でカベロ・モンテイロからKO勝ち。12月のKrushではスーパー・フェザー級タイトル防衛戦で松山勇汰をKOし、ベルトを死守した。
ベクレフはONEトップ戦線で活躍したIFMAロシア・ライト級(-60kg)王者。2024年11月にONEへ初参戦し、ギンサンレック・ウォー・カムチャムナンから右ストレートで1RTKO勝ち。12月は、ラジャダムナン&ルンピニーの二大スタジアムで2階級制覇したパンパヤック・ジットムアンノンをパンチでKOし、ONEで2連続KOを収めた。
1R、サウスポーの横山がミドルキックやローキックで距離を保つが、ベクレフも伸びのあるパンチや左ミドルキックで巧みに懐に飛び込む。静かな立ち上がりながら、緊張感のある攻防が続く。
2Rも横山がジャブで先制。だがベクレフも重い左フックや右ストレートを叩き込みペースを譲らない。ベクレフが圧をかけジリジリと距離を詰めるが、残り1分を切ったところで横山が三日月蹴りでダウンを奪取。試合再開後にベクレフもパンチで反撃を試みたが、横山がペースを握ったところでラウンドが終了。
3R、ポイントを奪われているベクレフがパンチと前蹴りで前進。積極的な攻めを展開する。徐々にベクレフの圧力が増し、コーナーに詰まったところでベクレフの右フックと顔面への前蹴りがヒット。ダウンを奪い返す。判定は三者とも28-28。勝負の行方は延長戦に持ち越しとなった。
延長ラウンドは、まず横山が先手で攻める展開に。前蹴りで距離を測り、要所で左右のパンチを繰り出していく。ベクレフの体がロープに詰まったところで、横山の左ボディフックがヒット。ベクレフが立ち上がれず、横山がKO勝ちで準決勝へと駒を進めた。