コプリヴレンスキーは、今年7月のK-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント準々決勝で、ケガで欠場となったオウヤン・フェンの代わりに出場してブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。続く準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOしてK-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント王者となった。10月は小田尋久のパンチに苦しみダウンの応酬となるも、延長判定勝ちを収めた。
和島は、昨年12月のオウヤン・フェンとのK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチで2RKO負けを喫し、K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座から転落。今年3月のK-1 WORLD MAX一回戦でダリル・フェルドンクにもKO負けし、崖っぷちの状態に。だが10月はキム・ジュンファを1RKOで下して完全復活をアピールしたばかりだ。
1R、サウスポーの和島がローキックで攻め込む。コプリヴレンスキーも伸びのあるパンチでペースを譲らない。フックで飛び込むコプリヴレンスキーに対し、和島の奥足への左ローキックで確実にダメージを与えていく。左ストレートも繰り出すなど、和島がいい流れで1Rを終える。
2R、和島が左ローキックで仕掛ける。コプリヴレンスキーも負けじとフックを返すなど、序盤から緊張感のある攻防が続く。打ち合いの最中、和島の左ストレートがヒット。コプリヴレンスキーからダウンを奪取する。その後も打ち合いが続き、終了のゴングまでスリリングな攻防が展開された。
3R、両者が掛け値なしの打ち合いを選択。またも左右フックとローキックがリング上で交錯する。コプリヴレンスキーのパンチの威力は衰えないが、和島も前蹴りや左ローキックで反撃。気持ちの勝負となった消耗戦は、2Rにダウンを奪った和島が値千金とも言える判定勝利を収めた。マイクを手渡された和島は「MAXトーナメントチャンピオンを倒しました。リベンジのチャンスをください」と高らかにアピールした。