match result

試合結果

第19試合/K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
    大和ジム
    戦歴
    45戦 34勝(19KO) 10敗 1分
    66戦 45勝(32KO) 20敗 1分
    生年月日
    1987.2.5
    1987.12.10
    身長・体重
    177cm ・ 0.0kg
    170cm ・ 65.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    京都府京都市
    愛知県知多市
    SNS

review

試合レビュー

 山崎は2020年9月に安保瑠輝也を1RKOし、K-1スーパー・ライト級王者に。昨年3月にも不可思を1RKOし、強打に磨きが掛かっている。対して大和はキック・ムエタイで数々のベルトを巻き、2010年のK-1 WORLD MAX -63kg日本王者にもなった。今回はKOを多く生んだ豪腕で、K-1のベルトを狙う。

 1R、リングをステップで回る大和に対し、山崎は中央に立ち掛け蹴り、ローキック、バックブローと見舞う。そして踏み込んでの右ストレート、右フックを見舞うが、大和はブロックして左フックを打ち返す。この一撃で山崎はばったりと倒れ、レフェリーが試合をストップし、大和が衝撃のKO勝利でベルトを巻いた。

大和のマイク
「愛を知る県・愛知県、日本を元気にする、世界を元気にする、第6代K-1スーパー・ライト級王者・大和哲也です。12年前、過酷な日本トーナメントを制して日本王者になったんですけど、旧K-1が消滅して世界王者を諦めたんですけど、新生K-1が復活して夢を持ってやってくることができました。今でも信じられないんですけど、コロナだったり戦争が起きたり大変なことがあるんですけど、先輩の須藤元気さんが言われたようにWe are all one、Fight for peaceです。全ては小さな一歩から始まると思うので、中学生の僕が魔裟斗さんに憧れてK-1に出たいと思って決意して始めたことで今に繋がってます。これから世の中はきっとよくなると思います。Fight for peaceを体現していきます。全ては一つです。K-1最高、格闘技ファン、愛してます。ありがとうございました」

■試合後の山崎秀晃のコメント
「(試合の感想は?)結果が全てです。(相手の印象は?)あの負け方で記憶が飛んでるんで、改めて見返したいと思います。(フィニッシュの左フックは警戒していたのでは?)もっと警戒すべき点だったかなとは思います。(ファンの方へメッセージを)今回は不甲斐ない結果になってしまいまして、応援していただいた皆さん、すみませんでした。今後はまたゆっくり代表と話して考えたいと思います。応援ありがとうございました」

■試合後の大和哲也のコメン
「(試合の感想は?)本当にうれしいのと、現実なんですけど夢の様な感覚があります。うれしいんだけど、逆にここからがスタートだなと気持ちが引き締まるほうが強いかなと思います。あとは久々に連絡が鳴り止まなくて、K-1すごいなと思います。(相手の印象は?)試合前は山崎選手が本当に怖くて。そういう相手に対する恐怖心が自分を成長させてくれたなと思うので、そういう恐怖心がプラスのストレスに変わったなと思います。やる前からすごく強いのは分かっていましたし、向きあって強さも感じましたし。僕タイ人とかいろんな選手と試合をやっていますけど、脛が切れたのは初めてなんですよ。いろんな選手とやってますけど脛が裂けるのは初めての経験で。それだけ試合はたまたま一瞬で終わってしまいましたけど、本当に強い選手だったなと思いますし、確実に過去最強の日本人選手だったと思います。

(フィニッシュの左フックは得意だと思うが、あの形で決まったのはなぜ?)フックは元々得意なんですけど、本当に不思議なんですけど、勝手に出て勝手に倒れてくれたというか。狙ってもないし、自然と出て倒れているというか。今回もまさにそうで。全く狙ってもなくて。流れで出たような感じなんですけど、そういう自然に出るというのが練習のたまものというか、普段からやっていることがでたのかなと思います。(体に染みついたものがでた?)そうですね。僕の左フックは皆さん警戒してくると思うんですけど。この代々木で、全部左フックですね。KO勝ち。トーナメントと今回も。不思議だけど当たるんですよね。

(同じ場所での快挙。心境は?)験がいい会場というか。それこそ(K-1 WORLD MAX -63kg Japan Tournamentは)12年前なんで代々木第一はどんなところだったかなと思いながら今日を迎えましたけど、バックステージに入って歩いたりしてて『ここ歩いたな』と思い出したりして。またこのK-1のリングで同じ会場で、そしてK'FESTAという大きなK-1の祭典でベルトに挑戦できるというのは感慨深い気持ちが強かったですし。幸せですね。

(この試合に懸ける思いはどこまでのものがあった?)これでプロ17年目でベルト9本目、世界ベルト3本目で、重みが違うなと思うんですけど。今回数年ぶりに、なんだろうな初めてかもしれない。試合に向けて練習をしているんだけど、自分が日に日にステップアップ、レベルアップしているのをすごく感じたので、強くなるのがすごく楽しいという昔の感覚を思い出すことができて。今回はすごく落ち着いていて。それは何故かというと、やるべきことをやってきて、自分がやるべきことをやれば自ずと結果はついてくると思っていたからです。

 ベルトは欲しいけれどある意味ベルトに惑わされずに山崎選手に勝つことに集中して念頭においてやってきて、それがしっかりはまったのかなと思っています。不安は、正直感情的なものはあったんですけど、でも絶対に勝つための練習をしてきたから、出し切れば絶対に勝てるはずだ、って。そういうふうに言うと、僕の座右の銘の『人生全て必然』じゃないけど、どうなろうがどっちに転ぼうが、もう自分はその必然を受け入れようと思っていたので。逆に落ち着いていましたね。斬り合いに行くお侍さんじゃないですけど、どっちに転ぼうがもういいよという感覚は、自信からそういう気持ちはありましたね。

(チャンピオンになってこれからどうしたい?)K-1王者として、K-1を体現する者として、KOをたくさんしていきたいですし。僕のスタイルってKOを狙っていなくて自然と相手が倒れているKOだと思うので、改めてそういう自分の良さも感じましたし、もっともっと短所をカバーしながら長所を伸ばしながら、自分の色をしっかり出していきたいと思います。本当に。試合前は『12年前にK-1に人生を変えてもらいました。今回は自分がK-1で人生を変えます』と言いましたけど、試合後で見ると結果またK-1に人生を変えてもらったと思うくらい、K-1は僕の夢の舞台だし今も変わらないので、先ほどの試合が終わった瞬間からK-1王者として胸を張って日々精進していきたいと思います。

(入場曲からインパクトがあったが、込めた思いは?)ポスターに「過去と未来の融合」みたいな言葉があったじゃないですか。それを思ったときに、たぶん若いファンは知らないと思うんですよ、『何、この曲?』みたいな。僕が宇宙戦艦ヤマトの曲を使っていたことを知らないと思うんですけど、僕を昔から知ってくれている方だったら知っていると思うので、宇宙戦艦ヤマトで入場して、リミックスとして。過去からつないだ今に至るんだけど、今を生きて未来をつかむという意味で、宇宙戦艦ヤマトと僕の大和唄を掛け合わせて作った入場曲にしました。入場シーンも全て想像していたとおりで。ベルトを持って帰るのも想像していた通りなんです。正直。全部思い描いた通りなんですけど、本当に獲ってみるとこれは現実なのかな、という感覚ですね。本当に思い入れはあったし、入場のタイミングから見ていました。

(大変な時期もあったと思うけど、チャンスを一発でものにした流れは振り返ってみて?)これは本当に格闘技の神様に、もっと言えばK-1の神様かわからないけど満たされているなと思いますし、本当に何もなかったころ、中学三年生の頃にテレビでK-1を見て魔裟斗さんを見て自分もこの舞台に上がりたいと思ってキックボクシングジムを調べて、家から通える大和ジムに週1で通い出して。今までつながってきていて。勝ったり負けたもあったし、今日で64戦。勝ったり負けたりもしてきたし、この新生K-1でも歯がゆい思いもしてきましたけど、全てが繋がって今に来ているので、どこかのピースが一つでもズレていれば今日のこのタイミングはないと思うので、全て必然だなと思うし、そう思うと過去の悔しいこと悔しいこと全部に対しても、今の自分をそういう経験が形成しているので、本当に感謝しかないな。人生全て必然。全てに感謝だなと改めて、今この結果になったことで思いますし、本当にこれからだなと気が引き締まる思いでいます。

(ファンの方へメッセージを)今日は応援ありがとうございました。この新生K-1の祭典K'FESTAでベルトを巻くことができたのを本当にうれしく思いますし、これからK-1チャンピオンとしてチャンピオンらしい試合をしていくことが、自分として気が引き締まる思いでいます。これから最高の試合を量産していくので、今後とも大和哲也の応援をよろしくお願いします。Fight for peace」

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試合情報

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大会名
2022年4月3日(日)K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~
日程
2022年04月03日(日)
会場
国立代々木競技場 第一体育館
選手
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