match result

試合結果

第8試合/スーパーファイト/-63.5kg契約/3分3R・延長1R

    所属ジム
    ALONZA ABLAZE
    DURGA
    戦歴
    63戦 52勝(13KO) 11敗 0分
    26戦 18勝(6KO) 8敗 0分
    生年月日
    1990.6.8
    1998.5.15
    身長・体重
    172cm ・ 65.0kg
    175cm ・ 62.5kg
    ファイトスタイル
    サウスポー
    オーソドックス
    出身地
    千葉県茂原市
    大阪府河内長野市
    SNS

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試合レビュー

 約1年2カ月ぶりの再起戦となる功也が篠原と対戦した。1R、功也はサウスポーから右ジャブ、左ミドル。篠原はロープを背にしながら右ストレート、右インローを返す。功也が掛けてくる圧力に対し、篠原は左サイドへ回る。そしてここで篠原が踏み込んで右ストレートをヒット。功也はこれに対し左ミドルから左ボディストレート。さらに功也は左ミドルをボディに放っていく。
 2R、篠原が足への前蹴りを放った直後に功也はワンツーを決め、これで篠原をダウンさせる。功也は続けて左ストレートを当てて篠原を倒すが、これはスリップと判断されノーダウン。功也は左ストレートを顔とボディに打ち分け、左フックで篠原をフラつかせる。しかし打ち気で攻めたところを逆に篠原が右フックを当て、流れを自身に引き戻す。

 3R、功也のローに篠原はワンツーを合わせダウンを奪取。功也はダウンではないとアピールするが受け入れられない。功也は左ストレート、左ミドルと攻めて出る。だが、篠原は迎え撃つ構えで下がらない。功也は鋭い左ミドルを決めて篠原を下がらせていく。そして左ストレートを打ち込み篠原を下向きにさせる。しかしここで篠原も右ストレートをヒット。功也は右横蹴りから左ミドルを当て、篠原はボディが効きガードが下がる。口が開き苦しい篠原。功也はさらにボディフック、ヒザとダウンを迫る。判定は28−26、28−28、27−27で功也に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

 延長R、功也は左ミドル主体でジリジリと前に出る。そして左ストレートも伸ばし、右ジャブで篠原に進入を許さない。功也はジャブの刺し合いで優位に立ち左ミドル。篠原も右ストレートを狙って伸ばすが、功也は察知とガードがよく当てさせない。ジャブからの左ミドルを続行する功也。篠原はミドルを効かされ腕が落ちてくる。判定は3者10−9で功也。1年2ヵ月ぶりの復帰戦で、2年3ヵ月ぶりの勝利を上げた。

卜部のマイク
「1年2ヵ月ぶりに帰ってきました。今回で50勝目になります。ここまで支えて頂いたみなさんに本当に感謝しています。2月からジムをオープンしまして、会員さんも応援に来てくれていてありがとうございます。子どももできて、ジムもやっていろいろ背負うものも増えたんですけど、背負うというより力になっていて、みなさんに力をもらってます。あと何戦というより、65㎏でベルトを狙ってるので、3階級制覇を目指します」


試合後の卜部功也のコメント
「(試合の感想は)12カ月ぶりで、そのわりには戦えかなという。自分なりに練習してきたことは出せたと思います。(相手の印象は)うまくていい選手で。セコンドのチームワークもすごいよかったですし。相手の指示が聞こえちゃったんですけど、チーム一丸となって倒しにきてるんだなと。(ひさびさの試合に向けての気持ちは?)けっこう葛藤がありましたね。ファイターとしての気持ちはどうなのかとか。やっぱり前よりも精神的な部分、アドレナリンとか、そういう部分に頼れなくなったというのが正直あって。昔はハイになったんですけど。それに頼れなくなってきて。キャリアも長く積んで、そこからどういうふうにメンタルな部分と戦おうかなっていうことに向かい合ってましたね。いまは冷静に、逆に練習っぽくていいんじゃないかなという感じでやりました。(それで勝てた上での65kgへの宣言?)そうですね。モチベーション勝負というのがあったんで。65でおもいっきりチャレンジしたいな、燃えるなっていうのがあるので。やっぱりファイターは目標の設定が大事だなと思ったんで、次は65でやってやろうかなと。そういう意味でモチベーションは高いです。(戦いたい相手は?)誰でもいいですね。相手選んだことないんで、やれって言われたら誰でもやります。

(ひさびさの試合で成長を感じた部分は?)成長を感じた部分は見せれてないですね、今回は。どれだけ自分の欲を抑えて戦うっていうのが、今回のポイントでした。やっぱり、倒すことって中毒性があるというか、KO勝ちが続くと『倒したい、倒したい』ってなっちゃうんですよね。そういう欲の部分をコントロールできないと。自分なんかとくに、倒しにいくと負けるタイプなんで。そこの部分でコントロールしました。(以前はコントロールしてなかった?)まあ、前回の試合なんかも色気づいてっていうのがあったとか(苦笑)。やっぱり倒しにいくと、僕はよくないですね。自然の流れで、自然を大事にっていうのを意識してました。

(ジムを構えて、ためになったことは?)人に教える立場になって、自分自身が学べてることですね。自分のやらなきゃいけないことを会員さんに伝えたりとか、気づかされることが多いです。今回、追い込み中でもトレーナーをやってたんで、そういう部分が多くて。すごく会員さんとかに助けられました。(相手のセコンドの声が聞こえたということだが、いままでにもあった?)今回、冷静だったからかもしれないですね。あんまりなかったと思うんですけど。(聞こえたことで、作戦を変えた?)しました。飛び込んでくるんだ、みたいな(笑)。たまたま聞こえちゃったんで。『深追いしちゃダメだな』とか『ある程度距離取って、早くしなきゃな』とか。そこらへん、意識しましたね。

(勝負をわけた点は?)経験じゃないですか。相手のやりたいことを潰すとか、そういう部分は場数踏んで読める部分はあるんで。そういう経験は出たと思います。若いときはがむしゃらで熱くなったりしましたけど、ずる賢くなったというか。(今後もコンディションとモチベーションを保てば、まだまだいける?)まだまだいけますね。まあ、今回はひさびさなんで動きはよくなかったですけど(苦笑)。今回は勝つことが大事だったんで、そういう意味ではよかったです。

(ファンへのメッセージ)復帰して無事、勝利することができました。これで50勝目なんですけど、まだまだ勝ち星を増やしていきたいので。まだまだ成長できることを見せたいと思うので、がんばります


試合後の篠原悠人のコメント
「(試合の感想は)けっこうパンチもらっちゃったんで、内容的にはあまり覚えてないですけど、スピードが、今までやった選手より、やっぱありましたね。(相手の印象は)ベテランっていうのもあるんで、試合をコントロールされたというか、支配されちゃったかなという感じはします。

(相手が想定以上だったことは?)卜部選手はもともと強敵やとは思ってたんで、その通りやったんですけど、ジャブを1、2Rにもらっちゃって、けっこう見えづらかったです。(思うようにさせてもらえなかった?)思ったより、プレッシャーもかけてきたなっていう印象ですね

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動画

試合情報

BRAND
大会名
2020年9月22日(火・祝)K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1秋の大阪決戦~
日程
2020年09月22日(火)
会場
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)
選手
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