match result

試合結果

第10試合/【ECO信頼サービス株式会社 Presents】 K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    SINA ARMY
    K-1ジム福岡チームbeginning
    戦歴
    22戦 16勝(8KO) 4敗 0分 2無効試合
    39戦 22勝(19KO) 17敗 0分
    生年月日
    1988.1.23
    1990.11.5
    身長・体重
    200cm ・ 99.8kg
    185cm ・ 96.3kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    イラン・エスファハーン
    熊本県熊本市
    SNS

review

試合レビュー

 K-1九州初上陸となった今大会のメインは地元・九州のK-Jeeがシナ・カリミアンに挑んだクルーザー級タイトルマッチ。1R、開始すぐにカリミアンはバックブローを繰り出すが、K-Jeeはこれを当てさせない。K-Jeeはすぐに接近して左ボディフックを連打。そこから両者左フックが相打ちとなる。ボディが効いたか、カリミアンはややガードが下がっている。K-Jeeは長身のカリミアンにハイキック。さらに左ボディから右フックを打ち込むとカリミアンは一瞬腰が落ちる。しかし体勢を戻し、大丈夫だとばかり首を振るジェスチャーを見せる。しかしK-Jeeは攻め手を緩めず、右フック、右クロスを打ち込みダウンを奪う。K-Jeeは跳びヒザから左右フックもカリミアンは首投げのように抱えるクリンチでここをしのぐ。K-Jeeが右フック・左フックを強振するとカリミアンの陣営からタオルが舞い、K-Jeeが新王者となった。

K-Jeeのマイク
「本当に今日は無事大会ができて試合も勝てて、みなさんにほんと感謝しています。今日は文化の日で、九州の選手が、九州で格闘技を盛り上げてくれて、来年も再来年も文化の日はK-1福岡大会が九州の格闘技祭りとして定着していったら嬉しいと思います。今日は九州から10名以上の選手が出ていて、チャンスがあればもっともっと九州の選手は育つと思うし、K-1アマチュアを九州・福岡でやったり、九州でKrush、KHAOSもイベントやってくれたら間違いなく盛り上がると思います。運営のみなさん、スポンサーのみなさん、どうぞよろしくお願いします。チャンピオンになって一つの夢が実現できましたが、K-1にはいろんな階級があって、デカいし、試合は面白いと思うけど、選手の層も薄いし、軽量級に負けていると思うんで、俺が責任持って引っ張って、層の厚い階級にしていきたいと思います」

■試合後のシナ・カリミアンのコメント
「(試合の感想は)まず最初に、ここまで自分と一緒に練習してくれたチームのみんな、そして応援してくれたファンの皆さんに謝りたい。ただ、一つ約束させてください。必ず自分の弱いところを鍛え直して、また強くなって戻ってくる」

■試合後のK-Jeeのコメント
「(試合の感想は)相手がイヤだろうということがうまくハマって、戦いやすい試合運びができて。思いのほか、早くチャンスが見つけられたので倒しにいきました。(ゴングが鳴ったら何をしようと思っていた?)相手は前に出ると強いんで、出られない位置でプレッシャーを自分から先にかけて。フェイントでもいいから、相手を下げさせる。前に出さない距離で、当てるとかじゃなくていいんで、先に攻撃を振るう。あと、距離が遠いと出やすいんで、踏み込めないくらいの距離でプレッシャーをかけていったらいいかなと思って。まあ、そういうところですね。(それができた?)けっこうできましたね。

(最初のダウンの時点で手応えはあった?)そうですね。相手、全然パンチを見てないし、スピードについてこれてない感じはあったんで。一回やったときは、けっこうリズムが早かったんですよ。で、もっと圧力も感じたんです。カリミアン選手は前に出るとすごく強いけど、加藤選手との試合を見てもそうなんですけど、下がると弱いんで。中間距離も弱いし、強いところと弱いところがすごいハッキリしてるんで、やりやすかったですね。

(タイトルマッチに変わって気合いが入ったと思うが、やることは変わらなかった?)より責任を感じました、大会に対する。スーパーファイトの時も自分の立場や自分を応援してくれる人、そういうところで勝つという気持ちはあったんだけど、ベルトがかかってメインに変わってから(より責任を感じた)。福岡で大会ができて、俺が勝ってベルトを巻いて終わらないと締まらないんじゃないかと。イベントのことも考えるようになりました。(理想的な締めとなったことは?)よかったっていう感じだけですね。

(公開練習でカリミアン選手の武器を削って攻略すると言われていたが、リーチを殺して接近戦で戦うということ?)そうですね。もっとやりたいことはいっぱいあったんですけど、武器というのは前に出さないってことですね。まあ、前に出られたときの対策もしてたんで。前に出られたときにしっかりサイドのポジショニングを取るっていうのが、第二の“殺す”で。徹底して相手の得意な攻撃を防ぐっていうのは練習でやってきました。

(念願のK-1王者になって、リング上でどんな気持ちだった?)どんな気持ちですかね……。胸はいっぱいになりました。ありがとうっていう言葉で、早くみんなに感謝を伝えたいという気持ちでいっぱいになって。それまでリングに上がるまでの恐怖というのが、スーッと抜けた感じで、笑顔にはなりました。(カリミアン選手に自分が勝っていた点は?)今日はスピードもパワーも全部勝ってました。

(これからの理想の王者像は?)やっぱり、階級を盛り上げるんだったらいっぱい試合しないといけないと思うし、いろんな選手と防衛戦をやっていきたいと思うし。海外から選手が来られるようになったら、強いヨーロッパの選手といっぱいキャリアを積んで、チャンピオンとして次のステージに挑戦していきたいなと思います。

(今大会では元・同門のRUI選手がANIMAL☆KOJI選手にKO負けしたが、ANIMAL選手の印象は?)いや、うれしいですね。同階級で元気なヤツが一緒に盛り上げてくれて。しかも福岡だし、頼もしいです。RUIに関してはちょっと、喝を入れなきゃいけないかなと思います。

(ファンにメッセージを)応援してくれたK-1ファンのみなさん、ありがとうございます。チャンピオンになってから、自分が盛り上がっていきたいというよりは……それもそうなんだけど、もっと周りを盛り上げていって、結果的にその中心にもっといけるように。またこの町を盛り上げていけるように。自分が盛り上げられることなんて大したことないけど、少しは力になれるようにがんばっていくので、格闘技ファンのみなさんもついてきてほしいです。よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

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動画

試合情報

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大会名
2020年11月3日(火・祝)ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1九州初上陸~
日程
2020年11月03日(火)
会場
福岡国際センター
選手
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