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試合結果

第18試合◎K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    SINA ARMY
    力道場静岡
    戦歴
    20戦 16勝(8KO) 4敗 0分
    35戦 22勝(10KO) 13敗 0分
    生年月日
    1988.1.23
    1989.12.31
    身長・体重
    200cm ・ 90.0kg
    180cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    イラン・エスファハーン
    静岡県沼津市
    SNS

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試合レビュー

 11R、カリミアンは左インローで愛鷹の体を横向きにし、そこへ跳びヒザで襲い掛かる。愛鷹はこれを当てさせず、ジャブを小刻みに突いてさっそく前回KOした右フックを振るっていく。だがグローブを高くしてのブロックでカリミアンは当てさせない。前へ出て打点の高いヒザを突き上げるカリミアンだが愛鷹はこれを受け止め当てさせない。
 そしてガードの外側から右フックでカリミアンをとらえ、愛鷹はここから左右のフックをフォロー。フラついたカリミアンに愛鷹はさらに左右のフックを打ち込みダウンを奪って初回を終える。
 2R、愛鷹はジャブから右フックを遮二無二連打して再度のダウンを迫る。しかし距離があいたところでカリミアンはクルリと回ってバックブロー。この不意の一撃に愛鷹はダウンを喫する。
 息を吹き返したカリミアンはヒザ蹴りから左右フックを連打。ダメージでガードを固める愛鷹は手が出ない。しかし右フックで反撃する。カリミアンは距離を作って前蹴り、右ストレート、ヒザ、左右ストレートと愛鷹にダウンを迫る。防戦の愛鷹にカリミアンは左右前蹴り、ジャブとさらに攻撃。ダメージが色濃い愛鷹だが、まだ右フックにはキレを持つ。しかしカリミアンは右フックを被弾すると大丈夫だと首を振る。
 3R、愛鷹はジャブでのリードから右フックを狙う。カリミアンは前蹴り、ミドルと飛ばし、近距離ではアッパーを突き上げる。ジャブを伸ばすカリミアンだが、その直後に愛鷹は右フック。カリミアンがヒザで来ても愛鷹はやはり直後に右フックでKOを狙う。愛鷹の右フックを警戒してカリミアンは腰が引け気味となり攻撃が浅い。しかし愛鷹も再度ダウンを追加する強打は見舞えず終了となる。
 判定は28-27、28-27、28-27の3-0でカリミアン。愛鷹にリベンジし王座を防衛した。

カリミアンのマイク
「ミナサン、コンバンハ。キョウ、アリガトウゴザイマシタ。諦めなかった自分を褒めたいと思います。新しいチームのPOD、古川会長、兄弟たちにサポートを感謝したいと思います。母国のみなさん、日本のみなさんに王者が戻ってきたことを伝えたいと思います。アリガトウゴザイマシタ。レジェンドの魔裟斗さん、ありがとうございます」



愛鷹コメント
「※涙で目を赤くしてインタビュースペースに登場。
(試合の感想は)本当に、悔しいのひと言です。
(相手の印象は)いや、強かったっすね。前回戦った時より強かったです。俺が未熟だっただけですね。
(何が一番悔しい?)自分を出し切れなかったことですかね。もっと出せたはずなのに。こんなこと言ってたら言い訳に聞こえちゃうんで……でもこれは、今の本当の気持ちです。
(出せなかったのは、カリミアンが強くなっていたから?)それももちろんありますし、1R目でダウンを奪ったところで、一瞬どこか気が抜けちゃったところもあるんじゃないかと、今は思います。
(その後、逆転を許してしまったのは、1Rに仕留めきれなかったから?)ダウンを奪って、自分の中ではあと1分ぐらいあるなという気持ちだったんですけど、パッと見たらあと4秒しかなくて。攻めきれなくて、後半反撃を許しちゃったというのは自分の甘さですね。
(ファンにメッセージを)今日は応援ありがとうございました。俺は絶対に諦めないです。K-1チャンピオンになります。これからも応援よろしくお願いします」


カリミアンコメント 
「(試合の感想は)自分の中でモヤモヤしていたものを終わらせることができて、うれしく思ってます。
(相手の印象は)前回試合したときと、あまり変わりはなかったという印象でした。自分はこの約40日間、ジムを移ったりと環境的に大変だったんですけど、その中で自分ができることをすべてやって。以前と違う自分を見せることができたと思います。もちろん愛鷹選手もたくさん厳しい練習を積んできたと思うんですが、彼の練習のレベルというのは、ここまでだと思います。
(ジムを移って環境を変えて、一番よかったと思うのは?)本当の仲間に巡り会えたことだと思います。以前はいい練習環境ではなく、いろんなことを心配しなくてはいけなかったんですけど、いまは周りのみんながサポートしてくれるので、練習に没頭できました。
(今後は)日本のファンのみなさん、POWER OF DREAMのみんなに応援ありがとうと伝えたいです。祖国のみんなもいままでサポートしてくれてありがとうと言いたいです。そして、自分はこのベルトを守ると同時に、もっとタイトルを獲りたいと思っています。それはヘビー級のベルトだったり、Krushのタイトルだったり、とにかくもっとタイトルに挑戦したいと思います」

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試合情報

BRAND
大会名
2020年3月22日(日)K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~
日程
2020年03月22日(日)
会場
さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
選手
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