match result

試合結果

第8試合/ スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
    DRAGON FISH
    戦歴
    37戦 26勝(9KO) 11敗 0分
    38戦 24勝(15KO) 13敗 1分
    生年月日
    1992.1.20
    1995.5.1
    身長・体重
    168cm ・ 62.5kg
    175cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    愛知県名古屋市
    山梨県南アルプス市
    SNS

review

試合レビュー

 先に入場の芦澤は自らマイクを手に取り生ラップを繰り広げてリングに入る。対する大岩もラッパーに先導されてリングインする。

 1R、芦澤は距離を取って前蹴りを打ち込む。さらに芦澤はヒザを放たんとしたが、そこへ大岩が踏み込んでの右ストレートを合わせて倒しダウンを奪取する。立ち上がった芦澤はダメージをさほど見せず、間合いを遠く取ってジャブ・右ストレート、踏み込んでの左ボディと攻める。だが大岩は下がらず、ガードから左フック、ストレートと振るう。芦澤はジャブではなく左手を大岩のグローブを触るようにして使い、そこからストレート、跳びヒザと伸び伸びと攻撃を見舞う。だが、これに対し大岩も左ジャブを当てる。

 2R、芦澤は踊るようなステップワークから踏み込んで攻める。この勢いに押されやや横を向いたようになった大岩だが、そこから左バックブローを決め2度目のダウンを奪取する。立ち上がった芦澤に大岩は圧力を掛けていく。鋭いヒザを突き上げる芦澤だが、大岩は当てさせない。そして逆に左ジャブを芦澤にヒット。芦澤がリターンする左右ストレートも大岩はしっかりガードする。かく乱を狙ってか足を片方ずつクネクネと振って見せる芦澤。そこあら攻撃に移るが、大岩は惑わされずガードで芦澤の攻撃を防ぐ。

 3R、踊るようなステップを見せんとする芦澤だが、大岩はこれを左インローでストップし、ジャブを伸ばす。芦澤は再びステップを見せ、後ろ回し蹴りを放つ。左フック、右ストレート、ボディフックと攻撃を繋げダウンの挽回に向かう芦澤。しかし大岩はこのボディフックをガードし、すぐさま左フックを返して芦澤をグラつかせる。芦澤は叫びながら右クロス、フルスイングの左フック、ハイキックと猛攻。大岩はしかし打ち合いながらもガードを忘れず、右フック、左ストレートと迎え撃つ。芦澤も被弾しながらも左フック・右ストレート、ヒザと最後まで打ち合いを仕掛けて試合を終える。

 判定は30-26、30-26、30-25の3-0で2度のダウンを奪った大岩。敗れた芦澤は軽く大岩の肩を抱き、リング中央で相手セコンドに挨拶をすると足早にリングを後にした。

■試合後の大岩龍矢のコメント
「今まで勝った中で、一番、勝ったのに反省してるって感じです。勝ちにこだわりすぎて、倒すとこで倒せなかったってところですね。そこを今チームのセコンドの人にも怒られて。勝ってこんなに落ち込んだのは初めてです。だから次は逆に、ちょっと成長できたかなと思います。芦澤選手はホントに気持ちの強い選手だなと改めて思ったのも一つですけど、そこの部分よりは、今回は自分ですね。自分の気持ちが安パイを狙いすぎたというか。倒さなければならなかったところで倒しに行けなかった自分に反省中です。芦澤選手は気持ちが強かったです。

(「倒さなければならなかったところ」とは具体的には?)」ダウン取った後って詰めないといけないんですけど、ダウンを取ったところで冷静に戦いすぎました。ダウンを取ってから詰めるのが本来の自分なんですけど、それを詰められなかったというか、ちょっと勝ちにこだわりすぎたという感じです。(次に戦いたい選手を改めて)もちろん皇治選手ですね。KO勝ちして、マイクで『皇治選手とやらせろ!』って言いたかったです。(入場の生ラップがかぶったが?)『何だコイツ!?』ってちょっと思ったんですけど、それで自分のペースを取られそうになりかけたときがあって、『あ、ダメだダメだ』って冷静になって。自分は自分だと思いました。(入場前に場内が映る)画面があるんですけど、それ見ちゃって『コイツ!』みたいになって、そういうところで危なかったです。

(3Rに芦澤選手が声を出しながら突進してきたが?)過去に一度やってるんで、芦澤選手ってけっこうムキになったらああやって来るんですよ。で、前回の反省で、そうなった時に自分もなってたんです。自分もムキになって冷静さを失って、倒せなかったというのがあったんで、今回のテーマ的に相手がガーッと来たら、そこはあえて耐える。耐えた後に倒しに行くっていうテーマを持ってたんですけど。そこに持っていけなかったという感じですね。ガーッと来るのは分かってたんで、それを冷静にどう崩すかというのがテーマだったんです。それがああいう形になっちゃったという感じです。

(今後の目標は?)芦澤選手はゴチャゴチャ言ってたんですけど、格闘技、K-1は勝ったヤツが強いし、ナンバー1だと思ってるんで、それをみんなに伝えたいっていうのと、大阪大会、皇治選手と試合したいです。KO勝ちして言いたかったんですけど、今回ので反省できたんで、次の大阪大会でぶつけようかなと思ってるんで、ぜひ大阪大会、試合お願いしますというのを伝えたいです」

■試合後の芦澤 竜誠のコメント
「普通に、大岩選手が俺より強かっただけなんで、負けちゃいましたけど。そういう感じです。(相手の印象は?)見えなかったです、パンチが。それぐらいですかね。今はすっきりっていうか、勝っても負けてもおしまいなんで、別に。俺より大岩選手が強かっただけなんで、問題ないです。(今回が最後になる?)引退ですよ、引退。男に二言はないっす。(ファンの皆さんはまだ芦澤選手を見たいと思うが?)それは俺が言ったんだからもう無理っす。さよならっす。(ファンへのメッセージは)俺がいなくなっても、K-1を見てください。っていうだけですかね。以上で。ありがとうございました!」

movie

動画

試合情報

BRAND
大会名
2019年6月30日(日)K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~
日程
2019年06月30日(日)
会場
両国国技館
選手
back
チケット購入