7月25日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.190」の[セミファイナル(第8試合)/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]に出場する菊地海斗選手のインタビューを公開!
──前戦が昨年11月の長野翔戦だったので、8ヵ月ぶりの試合ですね。その間、3月のバンタム級王座決定トーナメントへの出場がケガで流れて、今回は階級を上げての復帰戦となりました。
菊地 そうですね。ケガしてトーナメントに出られなくなって、もともと減量もけっこうカツカツだったので、いいタイミングかなと思って、階級を上げました。
──先日の記者会見では、体作りに関して特には変えていないというお話でしたよね。
菊地 はい。特に変えてなくて、いつも通りな感じですね。KRESTには今、軽い階級の選手があまりいなくて、もともとスパーとかも上の階級の選手とばっかりやっていたので、パワーとかも大丈夫だと思ってて、けっこう自信はあります。
──ただ今回は、階級を上げての初戦で、いきなり岩尾力選手という強豪との対戦となりました。
菊地 最初に話が来た時はめっちゃビックリしました(笑)。「1発目でこの相手か!」と思って。でも、すぐ「行けます」って言いました。
──ちょっと考えたりもしなかったんですね。
菊地 いや、その連絡をLINEでもらった時、ちょうどご飯食ってたんですけど、1回箸を置きました(笑)。でもすぐ「行けます」って返して。階級を上げて1発目で、メッチャ強い相手だなとは思いましたけど、オファーが来た以上は断る理由はなかったですね。
──その岩尾選手ですが、どういう部分に一番強さを感じていますか?
菊地 いや、マジで和彫りがメッチャ怖いっすね(笑)。マジでそれが一番っす。会見の時は服を着てくれてたからよかったですけど。
──ファイターとしては?
菊地 いや、強いっすよね。スーパー・バンタム級のトップ選手だと思ってます。特に、あの雰囲気が。技で言うと、やっぱりパンチじゃないですか。倒してる試合は、全部パンチで倒してるじゃないですか。パンチはすごい強いと思ってます。
──その相手に対して、突破口はどこだと思っていますか?
菊地 突破口は……気持ちっすね。自分の気持ちに負けなければ、勝てると思ってます。
──それは、技術的なところでは負けてないということですか?
菊地 いや……どうなんすかね? 僕、あんまりうまいとか下手とか気にしたことないんで。やっぱりその場のノリというか、自分に負けなければ勝てると思ってるんで。
──相手の強いところは「雰囲気」で、突破口は「気持ち」。普段から、いつもそういう感じでとらえている感じなんですか?
菊地 そうっすね。深くは考えてないっすね、いつも。ホントににフィーリングでここまで来てる感じです。
──フィーリングでデビューから3連勝して、そこからは負けと勝ちが交互に来て、この一戦。フィーリングとしては、ここまでの流れはどうなんですか?
菊地 4試合目で負けた時(25年1月、吉川仁清戦)に、けっこう変わったっすね。あの試合は相手の動画を見すぎて、逆にそれで緊張しちゃったんで、そこからはあんま意識しないようにしてます。相手がこう来るとか、こういうタイプだとかっていうのをあんまり考えすぎると余計に緊張しちゃうんで、やめました。
──では、今回も相手についてはそういう感じで臨んでいる?
菊地 はい。最初は何試合か動画を見たんですけど、そこからは見すぎないようにしてますね。やっぱり、新しい岩尾選手で来ると思うので、考えすぎないように。
──自分ではどういう試合にしたいと思っていますか?
菊地 理想はKOで勝ちたいっすね。KOが多い岩尾選手を、逆にKOで倒したら、もう文句ないんじゃないっすかね。階級を上げて初戦ですけど、岩尾選手をKOしちゃえば、パワーとかの面でも、スーパー・バンタム級でもやっていけるなって、みんな思えると思うんで。
──ただ……これまでの試合では、そんなに「パワー」という印象は……。
菊地 そうっすね、僕、ないっすね(笑)。別に今回、急にパワーアップしたわけでもないですし。
──じゃあ、今言ってた「パワー」はどこから?
菊地 気持ちっすね。
──ああ、気持ちがパワーになると。これまでも勝った試合は、やっぱり気持ちが乗ったからこそ勝ったというところがある?
菊地 それはメチャメチャありますね。勝った時と負けた時では、だいぶ違うんで。緊張しすぎちゃってる時は負けてます。逆にフィーリングがよければ、もう僕の勝ちっすね、絶対。
──それはいいですね(笑)。改めて、ここから新たな階級に挑んでいくわけですが、この階級を見渡してみて、どう感じていますか?
菊地 スーパー・バンタム級は激戦区だと思ってたんで、段階を踏んでいってからトップ選手と当たることになると思ってたんですよね。でも今回、初戦でいきなり岩尾選手なんで、とりあえず他の選手のことは考えずに、岩尾選手に勝つことだけ考えてます。だから他の選手のことは、今は特に気にしてはないっすね。
──ではその先、大きな目標はありますか?
菊地 やっぱりプロでやってる以上は、ベルトですね。チャンピオンにならないと意味ないんで、そこが一番最後の目標っすね。
──そこに向かう意味で、今の練習環境にはどう感じていますか?
菊地 KRESTは、みんな移籍とかしちゃって、プロがメッチャ減ってるんですよ。でも逆に、僕にとってはメッチャ練習できる環境に変わったんで、今はメチャメチャ練習に没頭できてますね。今は濱田堅志さんというトレーナーの方に一番ミットを持ってもらっているし、先輩方はみんなアドバイスはいっぱいくれるし、ジムの団結もメチャメチャ深まってると思います。
──そして先日の会見では、今回のセミ・メインの4選手の中から、今後王座に絡んでいく選手が選ばれていくという話が、宮田プロデューサーから出ました。そこに関しては?
菊地 今はマジ、何も考えてないっす。岩尾選手に勝ってからのことだと思ってるんで、もうホントに岩尾選手のことしか考えてないっすね。やっぱり勝たないと始まんないんで、ここ勝ってからっすね。
──そもそもセミファイナルという試合順は今まででも最高だと思いますが、そこは?
菊地 もう、岩尾選手に感謝ですね。やっぱり岩尾選手のおかげでセミファイナルまで上がれたんで、感謝しかないです。でもここで勝てば、逆に僕が上の立場になれるんで次はメインに行きたいっすね。
──では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?
菊地 自分に負けず、気持ちで勝ちます!
──分かりました。ありがとうございました!