2月28日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.187」の[第7試合/Krushウェルター級/3分3R・延長1R]に出場する石田協選手のインタビューを公開!
──K-1 GROUPでの試合は3年ぶりになりますね。今はどんな気持ちですか?
石田 いや、楽しみでしかないですね。
──練習からもしばらく離れていた時期があったと聞きました。
石田 ただ純粋に熱が下がってた時期があったんですよね。前の会社でちょっといろいろあって、格闘技を続けるかどうかとかではなく、もうシンプルに自分の生活自体にすごい困難があったというか。それで自分でどうにかしなきゃいけないなって、腹を決めた感じでしたね。今はそれも解消して、選手を続けるのに支障ない状態になりました。
──昨年はKNOCK OUTの、UNLIMITEDルール(グラウンドになっても打撃ならOKというルール)の試合に参戦してトーナメントにも優勝していました。その試合を経験してキックに戻るというのは、どういう感覚ですか?
石田 あの経験はデカかったですね。もともと、自分はパンチも蹴りも別に器用でも何でもないし、パンチ自体もうまくミートしてるかって言われたら、試合ではけっこう怪しい部分もあったんですよ。今まではただ勢いだけで来れちゃってた部分が大きくて。だけど、あのルールでオープンフィンガーグローブ(OFG)でやってから、MMA用のパウンドグローブで練習してて、試合はOFGだったので、そのおかげで拳の当て勘が鍛えられた感じがあったんです。
──そうなんですか。
石田 あのおかげでパンチ力が上がったんですよね、たぶん。ミットを持ってるトレーナーさんたちからも、「拳がちゃんと当たるようになったぞ」って言われて。「パンチ力が上がってる」とも言われて、マジかと思って。
──そのトーナメントでは、サッカーボールキックで大暴れでしたが。
石田 Krushでもサッカーボールキックがやれるなら全然やりたいですけどね(笑)。ただ、足がうるさいというか、相手に鬱陶しさを感じさせるという点では生きると思いますね。
──フェイントにも役に立ちそうですね。
石田 あと、フィジカルがより一層強くなったかなという感じはしますね。あの練習のために、MMAジムへの出稽古に行きまくってたので。
──今回は“DARUMA”健太選手との対戦になりましたが、デビュー戦の相手との再戦ですね。その際はKO勝ちでしたが。
石田 そうですね。何か、お互いケンカみたいな感じでした。あの試合の動画を見てみても、殴り方がオモロいなとと思うし、それこそ、ちょっと格闘技をかじった程度で、喧嘩の延長線上みたいな感じでした。もっといろいろできたなとは思うんですけど。やっぱりデビュー戦らしいなと思います。まあ、気合いでしたよね。
──その時の相手の印象は?
石田 どうだったんだろう? 相手も根性があって、いい殴り合いのできる相手、気持ちのいい選手でしたね。
──そこから3年半の年月が経っての再戦ですが、今のDARUMA選手の印象は、あの頃と変わっていますか?
石田 試合を重ねるにつれて、ちゃんとステップアップしてきてるなという印象で。だから自分もそこで組まれることにもなったし。あとは、メッチャ真面目なんだろうな、みたいな(笑)。
──そこは自分と違う?
石田 そうですね、ある程度は(笑)。
──ただ、あの頃からは自分もより成長しているという実感はあるわけですよね。
石田 そこはやっぱり、全然違いますね。前と比べたら自分もパンチ力とか、そういうのを含めても全然違うかなという感じはしますね。相手もうまさとかテクニックも上がってますけど、自分も武器がいっぱい増えてるので、全然前とは違います。
──では、前回の結果はもう関係ない?
石田 あんまり気にしないですね、自分は。普通に新しい選手とやるような気持ちなんですよ。侮っちゃいけないなというか、別に以前に勝ったとかはあんまり関係なくて。
──では、今回はどういう戦いをして、どう勝ちたいと思っていますか?
石田 自分は基本的に、いつもKOしか狙いにいってないんです。KOを狙いに行って、やっぱり退屈な試合はしたくないですよね。やってる自分もそうだし、見に来てくれるお客さんとか、別に僕のことを知らない人たちも含めて、3年ぶりだし、「石田協って誰?」みたいになるじゃないですか。まあだから、戦い方を含めて全部派手にいきたいですね。
──自分の出せる武器は全部出すと。
石田 はい。いつも試合ではあんまり緊張しないんで。やってきたものしか出ないですから。今回は久しぶりに出るというよりは、新しい自分をお披露目するみたいな感じですね。
──ではこの復帰戦で勝って、ここからどうしていきたいと思っていますか?
石田 やっぱウェルター級のベルトを獲ることですね。同じジムの先輩がタイトルマッチをやってましたけど、あんな試合だったら、Krushのタイトルマッチにふさわしくないかなと思うので。ああいう試合を見ていると、ベルトをぶん獲りに行きたくなりますよね。タイトルマッチであんな試合を見せられたら、もうみんな帰っちゃうでしょと思って。もう退屈極まりなかったんで、ああいう試合を見るぐらいだったら、自分がお手本を見せた方がいいかなみたいな。
──自分がタイトルを獲って面白くすると。
石田 はい。KrushとかK-1ルールって、そもそも壁ハメ戦法というか、あんな面白くない試合をするために作られたルールじゃないんで。ていうか、どの角度から見てもあの試合は面白くないと思うんですよ。それで勝ってベルトを巻いてるのは、俺だったらバカ恥ずいんで。ふさわしくないかなと。
──さて、以前とはジムの状況もかなり変わっていると思うんですが、そこはどうですか?
石田 自分としては、代表が変わったからどうこうっていうのは特になくて。自分が今まで置かれてきた状況とか、ジムでの行動だったりとか、いろんな部分を含めて、自分はけっこう不器用なんですよ。ジムの人たちともあんまり接点を持ってきてなくて。。別にジム内では孤立してたわけではないですけど、うまくしゃべってこなかったんですね。でも卜部功也さんが代表になって、すごく対話ができるようになって、コミュニケーションが取れるようになって。
──そうなんですね。
石田 ジムでも自分の考えとか、今プライベートがこうでとか、そういうのも言えるようになったおかげで、ジムにいやすくなったのもありますね。だから今の環境には感謝しかないです。自分が2年ぐらい格闘技から離れてて、それを引き戻してくれたのは先輩である亀本勇翔さんでしたし、そこで拾ってくれたのもヒデさん(山崎秀晃)で。2人はすごく期待をしてくれていた部分があって。2年間試合ができなくて、ずっとスパーリングばっかりやってたんですけど、モチベーションが保てる時期じゃなかったかもしれないですけど、あの2年間も全然ムダじゃなかったなと思いますね。
──ではこれから活躍して、ジムを引っ張るぐらいの気持ちですか?
石田 そうですね。見ててもらえれば分かるかなと。戦い方で魅力を出していきたいですね。勝ち方次第ではタイトルにも早めに絡めるんじゃないかと思いますし。
──では最後に、改めて今回の試合に向けての“決意”をいただけますか?
石田 KOしかないですね。ていうか、「壊す」って感じです。だって、Krushは壊し合いじゃないですか。“DARUMA”君とだったら、壊し合いができるかなと思うので。やったりますよ!
──分かりました。ありがとうございました!