“美しき人狼”フェルドンク、反撃の狼煙は上がった「自分にはチャンピオンになれる力がある」＝9.7K-1MAX開幕戦
フェルドンクは、“美しき人狼”と呼ばれているオランダの強豪ファイター。24年3月のK-1初参戦ではK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で、和島大海をKOしてサプライズを起こした。続く7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けも、今年5月にオウヤン・フェンとダウンの奪い合いの激闘を見せた。
“遊牧の戦士”ザリンベコフは、MMAとキックボクシング（＝アマチュア※プロデビューは今回初）の試合をする二刀流ファイター。MMAの戦績は16戦12勝(7KO/2SUB)4敗で、Open FC、EFCライト級＆フェザー級王座などを獲得している。
「出場が決まり、とても光栄に思います。強い相手と戦えるチャンスを得られたことを嬉しく思っています」
――昨年の-70kg世界トーナメントを振り返ってみて、いかがでしたか。
「昨年は優勝を目標にしていましたが、思うようにはいきませんでした。ただ、その経験がさらに努力するきっかけになりました」
――今年のトーナメントは昨年に活躍した選手に加え、新規選手がエントリーされてきました。今回のメンバーを見て、どう思いますか？
「新しい強豪が加わるのは素晴らしいことだと思います。全員をまだ詳しく知っているわけではありませんが、まずは次の対戦相手に集中しています」
――前回のオウヤン・フェン戦では二度のダウンを奪われましたが、ダウンを奪い返しての激闘になりました。振り返って見て、いかがでしたか。
「ダウンは体力を大きく奪いますが、立て直すことができました。序盤はオウヤンが優勢でしたが、後半は自分が押していたと思います。自分にはチャンピオンになれる力があることを示せたと思います」
――日本での人気は依然として高いですが、ファンからどんな勇気をもらっていますか？
「日本の皆さんの声援は本当に力になります。勝っても負けても全力で戦う姿を応援してくれることが嬉しいです。その期待に応えるために努力しています」
――今回の相手のザリンベコフ選手は、パワーのあるファイターです。打ち合いになっても勝ち切れる自信はありますか？
「自信こそが、勝敗のカギです。私は打ち合いになっても勝てると信じています。勝利への意志がとても強く、常に最後まで戦い抜きます」
――現在、次の試合へ向けて取り組んでいるテーマを言える範囲で教えてください。
「毎日、より強く、速く、フィットした状態になることを目指して練習しています。キックボクシング、ウエイトトレーニング、ランニング、ストレッチなど、あらゆることを取り入れています」
――最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
「日本の皆さんの応援は私に大きな力を与えてくれます。必ず素晴らしい試合をお見せしますので、応援よろしくお願いします！」
