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【激アツMAX⑦】大人気フェルドンク、キルギスMMAの超人と開幕戦で能力全開か?=9.7K-1代々木第二

フェルドンク(左)と“キルギスMMA超人”ザリンベコフ
 9月7日(日)、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の「K-1 WORLD MAX 2025」において、16名参加の[K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦]が行われる。

 決定した8カードの見所を選手データとともに追っていく第7回目は、“美しき人狼”ダリル・フェルドンクvs“遊牧の戦士”ヌルティレク・ザリンベコフの初顔合わせだ。

 フェルドンクは、“美しき人狼”と呼ばれているオランダの強豪ファイター。24年3月のK-1初参戦ではK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で、和島大海をKOしてサプライズを起こした。続く7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けも、今年5月にオウヤン・フェンとダウンの奪い合いの激闘を見せた。

“遊牧の戦士”ザリンベコフは、MMAとキックボクシング(=アマチュア※プロデビューは今回初)の試合をする二刀流ファイター。MMAの戦績は16戦12勝(7KO/2SUB)4敗で、Open FC、EFCライト級&フェザー級王座などを獲得している。MMAではパンチ主体に振り回すスタイルを見せているためK-1ルールに合っている印象。本人はハイキックが得意と主張しているが、初のK-1参戦で番狂わせを起こす可能性は高そうだ。
大人気のフェルドンク
 この試合は、ともに一発のパンチを持っているため、近距離での激しい打ち合いが見られそうだ。とくにフェルドンクは前回のオウヤン・フェン戦で1Rに二度のダウンを喫しながらも強靭な精神力で巻き返し、ダウンを奪い返す激闘を繰り広げた。

 おそらくザリンベコフは1Rからフックを振り回して倒しにいくが予想されるため、フェルドンクも前回のオウヤン戦のような打ち合い上等で迎え撃つはずだ。

 ただしザリンベコフはフィジカル能力が高い選手なので、激闘に持ち込めばサプライズを起こすかもしれない。フェルドンクにとっては落とせない一戦だが、どんな戦法を取るのか注目したい。

<詳細選手データ>

ダリル・フェルドンク

生年月日:1996/03/28 身長:177cm 体重:70kg

出身地:オランダ・南ホラント州・ドルトレヒト 所属ジム:Fight Team Ringer

構え:オーソドックス

趣味:旅行

特技:メンタルの強さ

スポーツ歴:サッカー(4歳~8歳)

格闘技を始めた年齢:キックボクシング8歳~

格闘技を始めた動機:祖父と一緒にK-1を観て、6歳の時にアルバート・クラウスがK-1 WORLD MAX初代王者になった姿に憧れてキックを始めた

プロデビュー戦について:2017年12月(Enfusion)

戦績:12戦9勝3敗(6KO)

獲得タイトル:2022年 Enfusion -70kg世界王者

得意技:コンビネーション

記憶に残る試合:2024年3月、元K-1王者・和島大海との初K-1戦で1R KO勝利

憧れのファイターとその理由:アルバート・クラウス。幼少期から見てきた憧れの存在で、後に友人・練習仲間になった

K-1参戦への意気込み:子供の頃から夢だったK-1の舞台に立ち、強豪選手たちと渡り合っている今が誇らしい。必ず世界王者になる


ヌルティレク・ザリンベコフ

生年月日:1997/10/12 身長:175cm 契約体重:70kg

出身地:キルギス・オシュ 所属ジム:AL-Munar

構え:オーソドックス

趣味:乗馬

特技:乗馬

バックボーン:レスリング、MMA

格闘技を始めた年齢:12歳~(キックボクシング)

格闘技を始めた動機:キルギスの選手を国際舞台に引き上げ、両親を誇らしくさせたかった。映画『ブラッドスポーツ』や俳優:ジャン=クロード・ヴァンダムの映画にも影響を受けた

獲得タイトル:Open FC王者、EFC王者、キルギスキックボクシング9度王者

プロデビュー戦:2023年12月20日 キルギス キックボクシング選手権

獲得タイトル:キルギス王者、Open FC王者、Ertaymash王者

得意技:ハイキック

記憶に残る試合:Open FCでのBruno Messiとのタイトル戦。非常に競った試合で、キャリアの中でも最もタフな試合の一つ

憧れのファイター:ジョン・ジョーンズ(総合力が高く、最年少UFCチャンピオンになったから)

K-1参戦への意気込み:日本と世界中のファンに自分のスキルとキルギス人ファイターのレベルを披露したい。山岳地帯から現れた真の“遊牧の戦士”が熱をもたらします

<K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦対戦カード>

ダリル・フェルドンクvs.ヌルティレク・ザリンベコフ

ストーヤン・コプリヴレンスキーvs.デニス・タプ
オウヤン・フェンvs.カスペル・ムシンスキ
ゾーラ・アカピャンvs.ジョナサン・アイウル
アルビオン・モリーナvs.アルフォセヌー・カマラ
アビラル・ヒマラヤン・チーターvs.アイメリック・ラジジ
ジョナス・サルシチャvs.サリムカーン・イブラギモフ
木村“フィリップ”ミノルvs.メイソン・ストロッドマン

※勝ち上がった8選手が、11月15日(土)に東京・国立代々木競技場第一体育館大会のワンデートーナメントで世界一の座を争う。
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