news

ニュース

王座初防衛のオウヤン・フェン「今年MAX世界トーナメントがあるならば喜んで出場したい」 =5.31K-1一夜明け

 5月31日(土)に神奈川・横浜BUNTAIで開催した『K-1 BEYOND』の一夜明け会見が、6月1日、都内にて行われ、K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチでダリル・フェルドンク(挑戦者/オランダ/Fight Team Ringer)を判定で下し王座初防衛に成功したオウヤン・フェン(王者/中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)が登壇した。

 オウヤンは23年12月に和島大海のK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルに挑戦し、2RKOを収めて第5代王者に。24年3月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦では、パスカル・シュロスを判定で下すも決勝ラウンドは怪我で欠場となった。25年1月のWLF MAX-70kg級王座決定トーナメントで頂点に。5月はK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチでダリル・フェルドンクとダウンの奪い合いの末、判定勝利を収め初防衛に成功した。

 オウヤンのコメントは以下の通り。

――振り返っての感想。

「K-1のリングで戦えたことを光栄に思っています。ベルトを防衛できたことは自信の裏付けになりました。相手のフェルドンク選手は、オランダのトップファイターで強かったですが、とくにフックが強かったです。昨日の試合は一進一退になりましたが、ファンのみなさまにはとてもエキサイティングな試合だったと思います」

――1Rにバックブローを避けてパンチを当ててダウンを奪ったが。

「バックブローは、チームで研究していました。彼がジョムトーン選手をその技で倒した映像を見て、必ず来ると研究した上で出しました」

――反復していたと。

「チームは相手の研究をします。スパーリング相手にもその動作をしてもらい、十分な対策をしてきました。とはいえ、いろいろなパンチを練習していますので、それが出たのは自分の習慣だと思います」

――2回目のダウンを奪った時は、勝負が決まったと思ったか?

「間もなく試合が終わるとは思いました。でも、これはファイターにとって良くない習慣。2回のダウンで終わると思えば慢心してしまうので、そこはセコンドから慌てるなとアドバイスを受けました。それも日頃の習慣が出たと思います」

――警戒しつつも相手の右をもらってダウンしてしまいました。

「たしかにパンチをもらってダウンを奪われましたが、それは相手のスピードが速かったからです。みなさんご承知のように、この階級には弱い選手はいません」

――ダウンを喫した後のダメージは。

「ダウンを奪われても、すぐに立ちました。ダメージはなかったです」

――2、3Rは激闘になったが勝てた理由は。

「1Rはダウンの奪い合い、2Rは削り合い、3Rはスタミナの勝負になりました。スタミナが相手よりも上回っていたからです。これはチームが鍛え上げてくれたからです。最後まで重いパンチを出すことができました」

――練習はジムワーク以外にも、特別に取り組んでいるか?

「はい。特別の練習をしています。関心があるならば、ジムへ見に来てください」

――70kgのMAX世界トーナメントは昨年は棄権となったが、今年出る予定は?

「昨年は直前の怪我で出られなくて、相手はブアカーオだったと思います。とても遺憾な出来事でした。それを取り戻したい気持ちがあるので、今年世界大会が開催されるならば喜んで出場したいです」
チケット購入