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“反乱軍”レオナ・ペタス、リザーブ起用にブチ切れ中「勝っても本戦に出ません」=5.31 K-1横浜

 5月31日(土)に神奈川・横浜BUNTAIで開催される「K-1 BEYOND(ビヨンド)」の[第6代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R]で天野颯大(キング・ムエ)と対戦するレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が、インタビューに応じた。

 レオナは21年3月に武尊の持つベルトに挑戦。武尊の強打でKO負けを喫したものの、壮絶な打ち合いを繰り広げた。12月にマキ・チャーチャイを撃破。22年6月の「THE MATCH 2022」では中村寛との接戦に敗れた。K-1スーパー・フェザー級のベルトに照準を定め、9月にスーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場。アヤブ・セギリ、大岩龍矢、朝久裕貴を下して、第5代K-1スーパー・フェザー級王者となった。ケガで欠場していたが23年12月の復帰戦でレミー・パラと対戦するも判定負け。K-1スーパー・フェザー級王座を返上するも、K-1を改革するために反乱軍RibelLion(リベリオン)を作り活動している。

 天野はK-1甲子園2021で-60kg優勝を飾り、2021年11月にプロデビュー戦をKO勝利で飾る。22年2月にK-1で田中聡にKO負けも、8月にKrushで啓斗を下して再起。12月に橋本雷汰に判定負けを喫したが、K-1グループで5連勝を飾り、25年2月のKrushライト級GPにエントリーして一回戦で児玉兼慎を延長判定で撃破。準決勝は古宮晴に判定負けに終わり、3位となった。
――反乱軍リベリオンを立ち上げて最初のメンバーの試合が、4月のKrushの児玉兼慎選手の試合でした。

「めちゃくちゃ緊張しました。俺たちはエンタメとか言われているんで、ここで結果を出さなければいけないと思っていましたから。兼慎の気合い勝ちですね」

――児玉選手が対戦した上野空大選手はかなりの強敵だったので、あそこで勝てたのはリベリオンの組織としての力も大きかったのでは。

「それはありますね。メンバーが集まってリングサイドで応援していたし、俺たちは勝たなければ何を言われるか分からない立場にいますから。次は5月31日、初っ端が俺なので、リーダーとして負けられないですね」

――勝負は、どちらに転ぶか分からない。試合前の強気の発言は、かなりのリスクがあるように思います。

「そこは、ハイリスクハイリターンですね。リベリオンで盛り上げていたからこそ、注目されることも多いし、何も行動していなければ騒がれたり話題になることはないわけですから」

――そうかもしれません。

「何だかんだ言って、今のK-1とKrushの中心は俺らリベリオンじゃないですか。誰も話題を作れないし、俺らが作っているわけで。今回のように結果を出すことで、俺たちがすべてを持っていくことができる」

――まさにハイリスクハイリターンですね。それにしても、問題児のシナ・カリミアン選手のリベリオン加入には驚きました。

「俺はニコラス・ぺタスさんと昔から深い仲ですし、ニコラスさんと一緒にやっているシナが入るのは自然の流れかなと思いますけどね」

――でも彼は、ファンからの嫌われ者ですよ。

「それで言ったら、俺たちも同じですよ(爆)。結局、アンチが増えないと注目をされないので。そのアンチどもの手のひらを試合でひっくり返すのが、俺らのやり方です」
――どんな批判を受けようが、最終的にはリングで証明することになりますね。

「ファイターですからね、それは当然のことです」

――今回、K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントのリザーブファイトで天野選手と対戦します。この試合に関しては。

「えっ!」

――どう思っていますか?

「ああ(笑)。俺は、追われる側なので。向こうは追う側なので気が楽なんじゃないですか」

――天野選手は、リベリオンの児玉選手に勝っています。

「兼慎とスパーリングをしているので強いと思いますけど、まあ、そこは(笑)」

――リザーブになったことで、記者会見では宮田プロデューサーの胸ぐらを掴み怒っていましたね。

「腹は立ちますけど、これだけK-1で注目されている俺が、おそらく今回の大会の本戦第1試合になると思いますので、会場にどれだけお客さんが入っているかが勝負ですね。俺に負けろと思っている人が、どれだけ集まるのか楽しみです」

――リザーブを勝ち抜けば、トーナメント本戦へ出る可能性も残されています。

「出ませんよ。本戦は、まったく考えていません」

――え、出ない?

「はい。3戦も戦うつもりはありませんし、3戦するにはそれ用に気持ちを作らないといけなくなる。自分は1試合しか考えていません」

――そこも反乱すると。でも欠員が出たら?

「そこは、天野君に出てもらいます。仮に俺がKOしたとしても、天野君に頑張ってもらいますよ(笑)」

――傍若無人なところは、もはやK-1の帝王ですね!

「俺をリザーバーに使うということは、そういうことです。まあ、トーナメントは勇汰に頑張ってもらいますよ」

――松山勇汰選手は同じリベリオンのメンバーで、レオナ選手の後輩ですからね。

「もしも勇汰に勝つ選手がいたら、俺が敵討ちをしますよ。勇汰は絶対に負けないと思いますけど」

――ちなみにリベリオンのメンバーでは、木村“フィリップ”ミノル選手は何をしているのでしょうか?

「ミノルは、SNSに出てくる彼女とイチャイチャしているんじゃないですかね」

――ある意味反乱ですね(笑)。リベリオンの活動で苦労している点は?

「K-1とは関係ないところで活動しているので、すべて経費持ち出しなんですよね。スポンサー募集中と書いておいてください! あと、皇治バカ野郎とも書いておいてください」

――皇治選手とは、RIZIN男祭りで謎のやり取りがありましたね。

「皇治は、俺と試合するという話があって、実際にRIZINからオファーがあったんですよ。でもあいつは断ってきて、逃げたんですよね。それで俺がシナのセコンドについた時、皇治が試合後リングに上がって来いと言うから行ったら、すぐに降りろということになって」

――あれは謎の行動でした。

「皇治を煽るようなTシャツをシナが作ってきたから脱いでプレゼントしたら、マイクもないし、なんか訳わからないままリングから降ろされて。スベッた形になった(笑)」

――RIZINからしたら、ファンに伝わっていない因縁をリングに持ち込まれても説明がつかないと判断したのでしょうね。

「しかもシナが塩試合になって、こっちまでスベッた感じになって(笑)。これも、すべて皇治のせいですよ」

――皇治選手も事故後の禊の試合だったので、パフォーマンスに迷いがあったのかもしれませんね。

「知らないよ、そんなこと。まあ、とにかく皇治バカ野郎ってことです。それだけは絶対に書いておいてください」
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