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逆襲の稲垣柊、タイトル挑戦で王者ヨードクンポン攻略へ!「パンチ強いがゆえの穴もある」=5.31 K-1横浜

 5月31日(土)に神奈川・横浜BUNTAIで開催される「K-1 BEYOND(ビヨンド)」の記者会見が、26日に都内会場にて行われ3大タイトルマッチが決定した。

 K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチのリュウ・ツァーvs.ティアン・ターザン、K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチのオウヤン・フェンvs.ダリル・フェルドンクと並び、【株式会社リアルトラスト PRESENTS】K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチとしてヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と稲垣柊(日本/K-1ジム大宮チームレオン)のマッチアップが発表された。

 ヨードクンポンは24年9月に開催された第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメントでカン・ピナール、イオヌット・ポパから連続KO勝ち。決勝は稲垣柊を破り、新王者となった。25年2月はK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチで鈴木勇人をKOし、初防衛に成功したばかりだ。

 対する稲垣柊は、K-1とKrushで11連勝した後、24年9月の第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント一回戦でレニー・ブラジをKO。準決勝ではトーマス・アギーレを撃破。決勝はヨードクンポン・ウィラサクレックに敗れ、K-1王者まであと一歩だった。25年2月は佐々木大蔵から判定勝ちを収め、今回、ヨードクンポンの持つK-1スーパーライト級王座挑戦へ駒を進めた。

 K-1の宮田充プロデューサーは、「ドラマティックなタイトル奪取を目指してほしい。先日、ONEで野杁正明選手が素晴らしいKO勝ちを見せてくれました。ベルトを獲るからには、野杁選手のような誰も文句が出ないような胸を打つ倒しっぷりに期待しています。それができれば、稲垣選手の時代が来ると思います」と期待をかけた。

 以下、登壇した稲垣柊のコメント。
――意気込み。

「先ほど宮田プロデューサーからありましたように、ヨードクンポン選手は65kgで連勝しています。皆様の応援をパワーにかえて、リング上でぶっ倒したいと思います」

――対戦相手の印象は?

「対、右に強いのかなと正直思っています。あとは100何戦しているベテラン。難攻不落で一番強い印象です」

――ヨードクンポン選手の前回の鈴木勇人戦を見て、どう思ったか?

「展開は予想していたんで。そうなるのかなと思いました。ただ、ムエタイなんですけどパンチが強いなと感じました」

――前回の佐々木大蔵戦で得たものは?

「昨年9月が終わって、すぐにヨードクンポン選手とやりたかったんですけど、あの試合をはさんでよかったなと思っています。勝ちだけではなく、いろいろなものを得た試合でした。僕はダウンを取られたことがあまりなかったので、そこでの冷静さをリング上で感じましたし、反省点、改善点が出た試合だったのでよかったです」

――なぜ、ヨードクンポン選手とすぐにやりたいと思ったか?

「トーナメントだったので一回戦のダメージもありましたし、フラットな状態でやりたいと思っていました」

――タイトル戦へ向けて強化すべき点は?

「K-1は首相撲がダメなんですけど、あの試合はグレーゾーンでこかされたりして、首相撲の大切さがわかりました。今は首相撲だったり、いろいろなことを強化していますので、5月31日を楽しみにしてほしいなと思っています」

――首相撲の特訓で得られるものは?

「体幹が強くなっていますし、首が強くなって打たれ強くもなっていると思います」

――タイトル戦へのテーマは?

「相手がムエタイの選手なので、今回は蹴り倒します」

――短いスパンでの自信は?

「9月が終わってから、いつでもヨードクンポン選手とできるようにやってきました。半年以上やってきたので大丈夫です」

――穴は?

「今、連勝でKO勝ちも多いんですけど、パンチが強いがゆえの穴もあるので、そこを突いていきたいです」

――蹴りよりも左フックを警戒?

「蹴りも重かったです。でも、左フックですかね、一番は」

――宮田プロデューサーから、野杁選手のようなKO勝ちをしてほしいという言葉があったが、兄の澪と野杁選手が似ているという声もあるが。

「ああ、お兄ちゃん、たしかに似てますね(笑)。お兄ちゃんに、顔とか表情のアドバイスをもらいます(笑)」

――試合内容は?

「それは本当に思っていて、今連勝していて強いチャンピオンなので、ギリ判定で勝って世代交代も違うと思います。しっかり、いい勝ち方で内容で勝ってKrushのベルトともに65kgを僕の階級にしたい」

――ちなみに野杁選手とタワンチャイ選手の試合は見たか?

「PPVで見ました。下馬評を覆して凄いなと思いました。力をもらいました。多くの選手が力をもらったと思います」

■ヨードクンポン・ウィラサクレックのコメント(※会見は欠席)

「こんにちは、ヨードクンポン・ウィラサクレックです。5月31日にK-1 65kg級タイトルの防衛戦に臨みます。最高の準備をして、全力を尽くします。ぜひ5月31日の試合を見てください。ゴンナパーとゲーオさんが試合の準備を手伝ってくれて、心の支えにもなってくれました。そのおかげで、5月31日の試合に向けてしっかりと気持ちを整えることができました。ウィラサクレック会長には、トレーニングや試合に関するサポートとアドバイスをいただき、本当に感謝しています。全力を尽くします」
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