12月23日(月)17時より、都内にて2025年1月26日、後楽園ホールで開催される「Krush.170」の記者会見が行われた。同大会についてはすでに主要カードが発表済みだが、今回は出場選手が実際に登壇し意気込みを述べる場となった。
今大会ではKrushフライ級のタイトルマッチが組まれている。王者・大夢に長野翔が挑む一戦だ。大夢はちょうど1年前の1月大会で悠斗をKOして王座を奪取。10月には大阪でのK-1初参戦でも勝利し、今回が初防衛戦となる。対する長野は現在4連勝中で、10月に「事実上の挑戦者決定戦」と言われていた安尾瑠輝戦でダウンを奪って勝利。2023年5月以来の再戦となる2人がタイトルマッチで再度激突することとなった。
まず両者は試合に向けての意気込みを次のように述べた。
長野「ここまで長かったんですけど、1月26日は俺がチャンピオンになる日にしようと思っています。今まで8戦やって唯一負けた相手が、チャンピオンとして一番上ということに感謝したいですね。大夢選手、ありがとうございます。1月26日は敬意を持ってぶっ倒しにいきます」
大夢「まず2025年一発目に、このKrushフライ級のタイトルマッチを組んでくださって、うれしく思います。長野選手は今、勢いがあって、タイトルマッチをすると決まって、僕の全てを奪いに来ると思うので、僕もしっかり勝って、このフライ級のベルトをしっかり守れるように準備したいと思います」
質疑応答ではまず、初対決の時を含めた互いの印象についての質問が出た。両者はそれぞれ、こう回答。
長野「戦った時は、『もう一回やったら勝てるな』と思ったんですけど、こないだの試合を見て、『完成してるな』と思って。戦い方が昔と全然違ってて、シンプルに強いなと思ったんですけど、勝てなくはないなと思ってます」
大夢「初めてやった時も今も変わらずに、試合見てたら、パンチでしっかりダウンも奪ったりしてるんで、その当て勘は、昔よりレベルアップしてると思ってるんで、そこをしっかり警戒して、当日はこのレベルの差が分かるんかなと思います」
長野にとっては、これまで唯一黒星を喫した相手が大夢。その黒星以降、成長した点を問われると、長野は「あの頃は、ちょっとまだ気持ち的に未熟だったかなと思って。4戦目で組まれたんですけど、そこまで3戦がうまくいきすぎて、『どうせ勝てるっしょ』みたいな。その時から自分は天才だと思ってたんで。そこで負けて、『努力しないとな』という風に気持ちが変わったんで、そこからメッチャ練習するようにしましたね。その4戦目で大夢選手に負けたのが、自分の分岐点だったと思います」と回答。
長野が所属するK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフでは、菅原美優がK-1王座を返上し、ボクシングに転向することを発表したばかり。ジムにベルトがない状態だが、長野は「KANAさんも世界に挑戦しに行って、美優ちゃんも自分のやりたいことをやるということで、シルバーウルフを引っ張っていく人が必要だと思うので、引っ張っていく存在になれればなと思います」と、思いを語った。
大夢には初防衛のプレッシャーについての質問が飛んだ。大夢は「このKrushフライ級のベルトはまだ誰も防衛することができてないんで、まずはこれを守ることを意識して、2025年一発目、（この試合次第で）このフライ級をどう盛り上げていくかが別れると思うんで、まずはしっかり防衛するために準備したいと思っています」と回答。
さらに、長野が挑戦者として立ちはだかってくるだろうという意識はあったか、との問いには、「もちろん、トーナメントの時に一回戦った時から、ずっと勢いに乗ってる選手なので、視野には入れてましたね」とコメント。
そして「チャンピオンとして、このフライ級が盛り上がってないことも自分で分かってるんで、しっかり防衛して、Krushフライ級も自分が盛り上げていくために必要やなって思ってるんで、まずはチャンピオンとしてしっかりインパクトのある試合を見せれたらなと思います」とも語った。
2025年一発目の試合となるが、勝って1年をどうしたいかとの問いには、両者はこう答えた。
長野「自分自身もそうなんですけど、格闘技の仲間と『2025年は最高の年にしよう』って約束してるんで、一発目、自分が流れを作って、2025年は仲間みんなで最高の年にしたいと思っています」
大夢「この目の前にあるベルトをしっかり守り切って、Krushフライ級もそうですけど、K-1で自分自身の知名度やったり、まずはこの階級の知名度を僕がしっかり上げていきたいなと思ってます」
最後に両者はファンへのメッセージを以下のように発した。
長野「あの日、負けた時から変わって、同じ相手にリベンジして絶対ベルトを巻いてみんなに感謝を伝えるんで、1月26日、楽しみにしててください」
大夢「まず目の前にあるベルトをしっかり防衛して、『フライ級は大夢やな』っていうのを思わせるようなインパクトを残す試合をするので、お楽しみにしてください」
2025年、新年一発目のKrushはフライ級タイトルマッチとともに開幕する。そこで両者がどんな戦いを見せてくれるのか、注目！
続いては、Krush女子ミニマム級、高梨knuckle美穂vsMOEの一戦。今回の会見に、MOEは所用により欠席。高梨ひとりでの登壇となった。元Krushアトム級王者の高梨は2年半ぶり、ジムも移籍しての復帰戦。高梨が11戦10勝1敗という戦績なのに対し、MOEは12戦6勝6敗。MOEもこれが2年弱ぶりの試合となる。宮田充プロデューサーは「この試合は、Krushミニマム級、そしてK-1ミニマム級も要約動き出すきっかけになる一戦」と位置付けた。
まず、MOEからのコメントが代読された。
「若獅子会館のMOEです。
仕事の都合で記者会見に参加せできませんでした。申し訳ありません。
今回は16歳の時、Krushデビュー戦で戦わせていただいた高梨選手と６年ぶりの再戦でお互い約2年ぶりの復帰戦として戦わせていただきます！
当時は高校1年生だったのにもう22歳で時の流れを感じました笑
16歳の時の自分とは違うのでしっかり勝っていい1年の始まりにします！
2025年になる新年一発目のkrush。
全力で戦ってkrushらしい面白い試合試合をお見せします！
応援よろしくお願いします！」
続いて高梨は「前回負けてからこの2年半の間、日常も練習も全て懸けて自分を見つめてやってきたので、1月26日の試合が楽しみです。応援よろしくお願いします」と、意気込みを述べた。
質疑応答で、まずは2年半という期間が空いた理由を問われた高梨は、「自分自身、中途半端にやりたくなかったので、前回の負けた原因をちゃんと理解して、それから臨みたかったので、長い時間が空いちゃったんですけど、今は完璧に仕上げているので。トレーナーもそうなんですけど、私も『ちょっとまだかな』と悩んでて、練習しているうちにいい感覚が掴めてきたので、『もうそろそろいいんじゃないかな』と、トレーナーさんと話し合って決めました」と述べた。試合に出ていなかった期間、毎日練習していたという。
2年前の5月にジムを移籍し、一番変わった部分を問われると、「デビュー戦で見えてた景色が、練習の中で見えるようになって、自分にすごく集中して練習ができてるってところですね。デビュー戦の時にはガンガンいけてた自分がいて、その景色が2戦目で消えちゃったんで。それが戻ってきたので、今はデビュー戦のような感覚です」と答えた。
パンチ力をウリとしていた高梨は、その部分の成長について「そこも伸びたという自信があります。パンチだけじゃなくて、蹴りもそうですし、全体的にパワーアップはしてます」と述べた。
2年半の間、自分に集中していたので、MOEの試合はチェックしていなかったという高梨だが、ミニマム級戦線については「チェックはしていたんですけど、全然動きがなかったので、どうなのかなとは思っていました。私は世界に行きたいので、ガンガン試合していって、これからどんどんいきたいと思います」と意気込んだ。重ねて「復帰戦はどんな試合を見せたいですか」と問われると、「もちろん、ぶっ倒します」とシンプルに回答。
さらに「高梨選手とずっと戦いたいと言っている多団体の女子エース（ぱんちゃん璃奈）がいると思うんですが」と問われると、「今、復帰戦でスタートラインに立っているので、1月26日が終わって、その後、私はいつでも大丈夫です」と回答。
最後に高梨は「2年半前に初めて負けて、その負けのおかげで今があるんで。気づけなかったことに気づけて、人としても成長できた2年だったので、来年の1月26日は思いっきり暴れたいと思います。応援よろしくお願いします」とファンへのメッセージを残した。
満を持しての復帰となる元王者・高梨と、やはり久々のリングとなるMOE。勝って女子ミニマム級の先頭に立つのは？
続いては、Krushバンタム級、白幡裕星vs林佑哉の一戦。今回の会見には白幡は所用により欠席。林ひとりが登壇した。白幡は10月大会の王座決定トーナメント決勝で黒川瑛斗に敗れ、これが再起戦となる。林はそのトーナメントの準決勝で黒川にKO負けを喫していたが、10月には心直と対戦して3RKO勝ち。宮田充プロデューサーは両者の対戦を「黒川選手への挑戦に向けて、非常に意味のあるカード」と評した。
まずは白幡のコメントが代読された。
「こんにちは、白幡裕星です。記者会見に欠席してしまい、関係者並びに配信を見ている方にとても申し訳ないと思っています。
今回、林選手との試合が決まって、林選手とは何度かスパーリング等もした事がありますが林選手は試合や本番に強さを発揮する選手だと感じています。試合当日どういう戦いになるかすごくワクワクしてます
また、今回のこのカードは事実上の挑戦者決定戦なのではないかなと思っています。黒川選手の初防衛戦の相手になるのがこのカードの勝者だと思っています彼が防衛戦をやる時期はわかりませんが、必ずまた自分が挑戦者として挑みたいと思っています。
前回の敗因は自分のコンディション不足 好きでやっている格闘技を嫌いになるくらいまで追い込んでしまった。そこまでして自分を追い詰めてしまったのが敗因かなと思っています。
試合当日にベストコンディションを持っていくためのファイトキャンプなのですが通常からやりすぎて試合前に体が壊れるまでやってしまったのが敗因です。
今回は自分を追い詰めすぎず純粋に格闘技を楽しみながら試合を迎えたいと思います。トップアスリートやトップファイターは自分で体を休めることができます。自分にはそれができてなかったと思いますし、あの日勝てなかった理由はそこだけだと思っています。今年はコンスタントに試合をしてベルトを取り返します。
まずは1発目この試合で少しでも変わった所をお見せできるように必ず勝ちたいと思います。
応援よろしくお願いします」
続いて、林は「来年一発目の試合、いい勝ち方をして、タイトルにまた絡んでいけたらと思っています」と意気込みを語った。
質疑応答ではまず、前戦で心直と対戦した林に、「その後、心直選手から絡まれることはないか」という質問。林が「絡まれてはないです」と答えると、質問した記者は「安心しました」と返した。
白幡の印象を問われると「僕が他団体にいる時から『うまいな』という意識はしていました。Krushに出場することになって、うまい選手という意識もあり、戦績も多いので、引き出しも多いと思います。スタイルとして、僕とは対照的なテクニシャン。ポイントアウトする選手だから、うまい選手だと思います」と回答。
「そういう選手を捕まえて、KOする自信は」と問われ、林は「もちろんあります。でもやっぱり、ベテランの選手だと思うので、そういうところは気をつけながら、自分のスタイルを貫いて倒したいと思います」と答えた。
トーナメントでは準決勝で明暗を分けた2人だが、林は「差とかは意識してないので。立ち位置的に言えば差はないのかなとは思います」という認識。
ベルトへの意気込みを問われると「僕も今回、しっかりいい勝ち方をして、ベルトに、タイトルに絡んでいけるようにしようと思っています」と意気込んだ。
2025年は「輝ける年にしたい。具体的に言えば、もっと表に出て行こうと思います。知名度とかそういうのがまだまだなので」と言うと、「TV出演したいとか？」と問われ、「そういうのは考えてないですけど、強さで魅力のある選手、ボクシングで言えば井上尚弥選手は強さで知名度を取っていると思うので、そういう選手になりたいと思います」と答えた。
挑戦権について、宮田充プロデューサーは「勝ちっぷりでしょうね。つまらなければ他の選手がチャンスを掴むべきだと思うし、勝ちました、ハイ挑戦ということにはならないと思います。黒川のベルトを引っぺがすという気迫があるような試合、両者の認識を変えるような試合を見せてほしい」と説明。
最後に「2025年一発目の試合、しっかりインパクトを残したいと思います。1月26日は会場での応援、よろしくお願いします」とファンへのメッセージを残した林。王座挑戦も見据えたこの一戦、どういう結末になるのか？
続いては、Krushウェルター級、山際和希vs“DARUMA”健太の一戦。山際は元Krush王者でBigbangを主戦場にしており、Krush参戦は久々となったが、今回の出場が発表されると大きな反響があったという。対戦相手の“DARUMA”健太は、今大会より田上“DARUMA”健太からリングネームを変更。前戦は九州の大会で勝利を収め、1月大会への出場を決めた。宮田充プロデューサーはこの一戦について、「ウェルター級は動きが止まっていたが、年始からいいカードが組めた。この一戦からホッとになっていくことを期待」とのコメントがあった。
両選手は試合への意気込みを以下のように述べた。
“DARUMA”「来年一発目のKrush、相手が元王者。すごいチャンスだと思ってます。そのチャンスを掴んで、こういう試合で勝つ人間が上に上がっていくと思っているので、しっかり会場を盛り上げてKOしたいと思います」
山際「久しぶりにKrushのリングに帰ってこれて、すごくうれしく思います。ベテランvs若手のすごく有望な選手という図式なんですが、今、谷山ジムは谷山会長がすごくいいトレーナーを呼んでくれて、僕も本当は去年引退しようかと思っていたぐらいなんですが、世界2階級制覇のシリモンコンでしたり、ラジャのチャンピオンで200戦190勝ぐらいの選手を呼んでくれて、本当にいい環境でやらせていただいて、まだまだ頑張ろうと思えたので、ベテランなんですがフレッシュな気持ちで、僕も新たなスタートとして、1月26日は戦いたいと思っています」
質疑応答ではまず対戦相手の印象が問われた。
“DARUMA”「山際選手はベテランで、次で70戦目。いろいろ経験してきて、どんな場面でも経験があると思うんですけど、ポイントアウトするのがうまいという印象。そういう試合をKrushでさせないぞというか、させる前に仕留めるぞと思っています」
山際「手足が長くてすごく好戦的な選手だなと思っております。私のジムの選手とも試合をしてるんですが、打たれ強い選手が『すごく効いた』と言っていたので、見た目以上にパンチもありますし、攻撃力もあるので、しっかり気をつけて戦いたいですね。あとはKrushのリングなので、僕もしっかり攻める試合をしたいと思います」
続いて“DARUMA”にはリングネームの由来についての質問が飛び、「もともとDARUMAという言葉をリングネームに入れたいというのがあって、七転び八起きとか縁起のいいものとしてあると思うので、試合で倒れても立ち上がるだったり、『やるぞ』という気持ちだったりという意味があってつけたんですが、今となっては“DARUMA”という音も気に入ってて、ぜひ“DARUMA”と呼んでいただきたいです」と回答。
また、元王者で実績がある相手とこのタイミングで当たる心境を聞かれると、“DARUMA”は「こういう試合で勝つヤツが上に上がると思うし、宮田さんが言っていたように、ウェルター級がちょっと注目度が薄い中で中心となる選手が必要だなと思ってて。その存在に自分がなっていくという思いがあるので、ここで勝ってウェルター級のストーリーを作っていけたらなと思っています」
山際には「山際選手のキック人生も“DARUMA”だったと思うんですが」という質問が。これに山際は「まさにその通りなんですが。昔から運動神経もよくないので。根気だけはあるので、倒れても立ち上がってベルトも2本獲りましたし、最近ちょっと勝ててないんですが、自分の思い通りには動けていて、うまくいってないというか。弱くなったわけではないと思うので、ここでしっかり立ち上がって、最後、K-1のベルトを獲りたいと思っています」と答えた。
続けて、“DARUMA”から「ポイントアウトする選手」と評されたことについての感想を問われた山際は「その通りなんですけども、自分で言うのも何ですが、意外とパンチはあるので。そんなに出してないだけで、威力は実は自信がありまして。何でいくかというのは戦ってみて決めようと思っているんですが、パンチでいけるなと思えばパンチでいく場面もあるかもしれません」と答えた。
宮田充プロデューサーからは山際に「谷山俊樹Bigbangプロデューサーから何か言葉はかけられた？」という質問があり、山際は「谷山俊樹プロデューサーとは同い年で、彼に誘われて谷山ジムに入ったんですけども、『俺の分まで頑張ってくれ』と言ってました。当日はセコンドに入ってくれると思うので、『任せとけ』と言ってました」とコメント。
また両選手に「この試合に勝って、2025年はどういう年にしたいか」という質問が。両選手は以下のように答えた。
“DARUMA”「自分がウェルター級の中心になって盛り上げていくというのがあるんで。他の階級では他団体から選手を呼んだりというのがありますが、それをするにしても、まず中心の選手が必要だというのがあるので、2025年は自分が中心になって突き進んでいきたいと思っています」
山際「もう18年やってきたんですが、その完成した形というのをお見せしたいと思います」
山際には先ほどの発言にあった「引退しようと思っていた」という理由についての質問が出た。これに山際は「もともと18歳から始めて、ただキリがいいというだけで『30歳までかな』と思っていたんですが、20代後半から勝ちが増えてきて、30歳になった時に『もう少しできるかな』と思うようになって。次のラインが35歳で、ただキリがいいというだけで決めてたんですが。あと僕は経営者になりたいという夢があったので、区切りとして35がちょうどいいのかなと思っていたんですが、35になったら意外に動けるのと、やる気がまだありまして。谷山会長のおかげですね。ビックリするぐらいいい環境でやらせてもらってて、最近は試合と同じ規格のリングがジムにできたり、すごいトレーナーが一気に2人も来たりしてですね。日本で一番いい環境でやらせてもらってると思うので、現役続行を決めました。今やめたらもったいないかなというのがあるので、それで今やってます」と答えた。
その新しいトレーナーの元で伸びた部分を問われた山際は「今、そのトレーナーのいい部分を吸収してる状況なんですが、ボクシング世界2階級制覇で辰吉丈一郎さんとやったシリモンコンからはパンチの打ち方、フェイントのかけ方を。この前までいたクンスックというスーパーボンの弟分のトレーナーはミドルキックとヒザ蹴りが上手なので、新しい打ち方や当て方を学びました。今いるスーパーボールという選手はパンチもキックも両方できていろんなテクニックを持っているので、全員のいいところを吸収しています」と答えた。
最後に両選手はファンへのメッセージを以下のように述べた。
“DARUMA”「来年一発目のKrush、チーム・アスラからは“KONG”光生も参戦するんで、“DARUMA”と“KONG”が会場をしっかり盛り上げるんで、楽しみにしてください。応援よろしくお願いします」
山際「2025年一発目は、しっかり攻める試合をして、新しい自分を見せていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
Krushウェルター級の火付け役として、2025年初頭から飛び出すのはどちらなのか？
会見の最後に、宮田プロデューサーから同大会で2試合、追加カードの発表が行われた。どちらも女子の試合で、1つは女子-53kg契約、麻央vs瑠華。もう1試合はKrush女子フライ級でYuka☆vs木村萌那。瑠華はこれがKrush初参戦で、九州の団体でチャンピオンになっている17歳。また木村はボクシングの実績を引っ提げて11月のデビュー戦を1RKOで飾っており、これが2戦目となる。また、すでに発表されていた海凪vs菊地海斗のカードが、海凪のバイク事故での負傷により変更に。海凪の代わりとしてKrush初参戦の吉川仁清が入ることとなった。WIZARDキックボクシングジム所属の吉川は3戦3勝（2KO）で、菊地とは3戦全勝対決となる。これで本戦9カードは全部決定。プレリミナリーファイト1試合が後日追加発表される予定だ。
