K-1WGP完全制覇のマチャド、前年王者リュウ・ツァーへ宣戦布告「再戦したい!」=12.14 K-1WGP一夜明け会見
マチャドは、ブラジルのキックボクシング団体「WGP Kickboxing」のライト・ヘビー級王者。前へ前へと突き進み、強靭な肉体から放つ強打とパワーファイトで数々のKOを量産。8月に行われた南米予選トーナメントを制しWGP本戦出場権を獲得。WGP決勝トーナメントは、リース・ブルーデネルからKO勝ち。準決勝ではエロール・ジマーマンもKOで撃破。最後はフェン・ルイを倒して全試合KO決着で優勝をはたした。
マチャドのコメントは以下の通り
「優勝できたことが、とても嬉しいです。チャンピオンベルトをとるために、すべての技術・戦術を仕上げてきました。準々決勝、準決勝、決勝としっかりと準備をして臨むことができて、それが実行できて良かったです」
――歴史に名を残すことができた感想は。
「小さいときからK-1を見てきて、夢が叶ったことを嬉しく思います」
――昨年のトーナメントから1年、大きく変化したことは何ですか?
「昨年はトーナメント第1試合で、どんな攻撃をしてくるか分からない相手でした。そして延長まで試合がもつれましたので、体力が削れてしまった感じでした。その後にリュウ・ツァー選手と戦いましたが、すでにダメージや体力が落ちている状態だったことが、前回と大きく違う点です」
――今回の準々決勝ではブルーデネル選手をKOしましたが、どんな戦略で臨まれたのでしょうか。
「相手はボクシングが得意だったことから、キックで攻めることをメインにしてきました。それで前へ来た時にパンチを合わせようとしていて、その戦略が見事に当たった感じです」
――準決勝のジマーマン戦、決勝のフェン・ルイ戦は、いかがでしたか?
「準決勝は、エロール背が高くパンチやキックが強い。ゆっくり攻撃していって、隙をみたら倒そうと思っていました。決勝はフェン選手がケガをしていましたので、そこを狙っていく考え方をしていました」
――今回は、前年王者のリュウ・ツァー選手が出ていませんでした。彼との再戦を考えていますか?
「対戦したいと思っています。昨年も今回も、中国人選手が相手でリベンジできたかなと思っています」
――決勝戦で足へ前蹴りを入れてダウンを奪いましたが、あれは狙っていたのでしょうか。
「距離を保って攻撃をもらわないようにしていたのと、足のダメージがあったので、そこを狙っていきました」
――今後の目標は。
「ダメージが少なく、次への準備はできています。かかってこいという感じです」