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チンギス・アラゾフ「チーム対抗戦は世界中が注目している!」K-1との対抗戦に意欲=12.14K-1WGP前日計量&会見

 12月13日(金)都内にて、明日に開催を控えた『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』の公開計量と前日記者会見が行なわれ、5部構成の2部ではチーム・アラゾフとチームK-1の対抗戦に出場する4選手と、チンギス・アラゾフの5名が登壇した。

 5名の対戦カード詳細と会見コメントは以下の通り。
■チンギス・アラゾフのコメント

――明日の大会へ向けての挨拶を。

「明日のビッグイベントに期待しています。無差別級トーナメントは8選手出場して、3試合あります。私も過去にトーナメントを経験していますが、とても大変な日になると思います。健闘を祈っています。一番気持ちが強い選手が勝つと思います。明日は、プロでも経験している選手を連れてきました。一人が欠場になりましたが、私たちのチームがK-1でどのように通じるかお見せしたいです。日本が大好きです。明日の成功を祈っています」

――監督の立場でK-1のリングへ戻ってきたことをどう感じているか?

「彼らが所属するジムは、Gridin Gymです。今回はチーム・アラゾフですが、一番トップにコーチのアンドレイ・グリディンがいて、私はその下でチームを率いてきました」

――今回、連れてきた選手への思いと勝敗予想は?

「明日はチーム対抗戦として、世界中が注目していると思います。日本のK-1チームが通用するか、それとも私が連れてきたチームが勝つか。試合なのでどうなのか分かりませんが、MAXの力を出して切って戦うと思いますので期待してください」
[第9試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]
中島千博(日本/POWER OF DREAM)
vs
ダニール・エルモリンカ(ベラルーシ/Gridin Gym)

 中島は幼少期から空手を学び、極真会館2017年第34回全日本ウエイト制 軽重量級優勝・極真会館2018年USウエイト制 軽重量級優勝など輝かしい実績を残す。19年5月のKrushでプロデビュー。22年1月、第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝で友尊、決勝で横山朋哉を下して同級王座に就いた。23年9月は髙橋直輝に判定負けを喫し王座を失うも、24年9月に村越優汰から判定勝ちを収めて再起した。

 エルモリンカは、チンギス・アラゾフチームのスーパー・フェザー級(-60kg)のイケメンファイター。同門のダニラ・クワチと同様にスイッチで構えをチェンジしながら戦い、左ミドルキック、左ボディブローを得意としている。ベラルーシのキックボクシングイベント「BFC」で活躍し、今回K-1に初参戦をはたす。アラゾフチームのメンバーだけに、その技術レベルは高い。

■中島千博のコメント

――意気込みと対戦相手の印象をお願いします。

「チーム・アラゾフのみなさん、一人試合がなくなっちゃいましたけど、遠くからきていただき、ありがとうございます。相手は、身長も大きく若くいい目つきをしていたので、試合が楽しみです」

――対戦相手から、「印象が普通」と言われていたことに対して。

「僕はまだK-1で名前も売れていないし、活躍できていないので、そう思われても仕方ないと思っています。でも、この試合をキッカケにロシアなどでも放送されるので、僕たちのことを知ってもらえれば」

■ダニール・エルモリンカのコメント

――意気込みと対戦相手の印象をお願いします。

「大きな試合に出ることができて嬉しいです。コンディションは良い仕上がり、Gridin Gymのもとでみんなでチームとしてやってきました。スパーリングも十分にやってきましたので、100%の力を出し切りたいです。相手の中島は、大きな印象はありません。普通の相手という印象です。自分の力を出すだけです」

――今回、アラゾフチームの一員として試合するのはどんな気持ち?

「チーム・アラゾフで戦うのは幸せなことです。アンドレイコーチは世界的に有名ですし、アラゾフコーチも世界で有名選手です。彼らのもとで練習ができて、こうして日本で試合することが幸せです」
[第8試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]
寺島輝(日本/TANG TANG FIGHT CLUB)
vs
ダニラ・クワチ(ベラルーシ/Gridin Gym)

 寺島は幼少より極真空手を始め、高校では伝統派空手を学ぶ。2019年4月にKrushでデビュー。11月はクォン・ギソプを下し連勝。20年3月は山崎秀晃に挑むもKO負け。12月は斉藤雄太にTKO負けも、21年は松本篤人、鈴木勇人から勝利。22年6月に佐々木大蔵からKO負け。23年1月は蓮實光から勝利も、稲垣柊にKO負けを喫した。11月はFUMIYAにKO勝ち。24年4月は佐々木大蔵にKO負けとなり再起を目指し、9月に瑠久を3RKOで下した。

 クワチは、チンギス・アラゾフが連れてきたスーパー・ライト級(-65kg)の“ベラルーシの切り込み隊長”。キックボクシングとムエタイに精通しており、変幻自在に左右に構えをチェンジしながら多彩な攻撃を繰り出す。とくにミドルキックや左ボディブローは、相手を粉砕するパワーを持つ。24年3月には、龍斗が出場した中国で開催の「GLORY OF HEROES.53 in 広州」に出場してジュンティアン・チャンから判定勝ちしている。戦績15戦12勝(6KO)3敗。23歳。179cm。

■寺島輝のコメント

――意気込みと対戦相手の印象をお願いします。

「今日まで、いい準備ができています。試合間隔が長くないので、スパーリングからいい感触でできています。相手の印象は、K-1ファイターやっていなかったらベラルーシの選手と殴り合うことはなかったので、感謝の意味込めて殴り合いたい」

――対戦相手から、「印象が普通」と言われていたことに対して。

「明日戦ってみて、想像以上のことを見せられればいいんじゃないですかね。普通と思われているなら、それで構いません。俺も普通だと思いました」

■ダニラ・クワチのコメント

――意気込みと対戦相手の印象をお願いします。

「こんにちは、東京!素晴らしい試合に出ることが嬉しく思っています。今回は初のK-1で、初来日になります。相手の寺島は、普通の相手だと思っています。K-1ファンにショックを与えられるような激しい試合を見せます。コンディションは最高に仕上がっています」

――今回、チーム・アラゾフの一員として試合するのはどんな気持ち?

「有名なチーム・アラゾフとして戦うことを光栄に思います。アンドレイコーチやアラゾフコーチと一緒に、こういうことをやっていけないとかテクニックを教わってきました。何よりも、アラゾフコーチから大きなエネルギーをもらえるのが大きいことです。今はとても幸せな気分です」
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