卜部功也、2年8ヵ月ぶり復活で鈴木勇人と激突!ベテランが次世代に語ったこととは?=3.20「K-1 WORLD MAX」
会見には、K-1のカルロス菊田プロデューサー、Krushの宮田充プロデューサーが登壇。また、タイトルマッチとスーパーファイトに出場する7名が会見に並び意気込みを語った。
[スーパーファイト/ライト級/3分3R・延長1R]では卜部功也(ALONZA ABLAZE)が21年7月の大沢文也戦以来、約2年8ヵ月ぶりの試合で、鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦。鈴木は昨年12月にNARIAGARIからの刺客・豊樹をKOで下し、連勝中だ。
対する鈴木は「はじめにオファーもらったときは、階級も違うこともあって戦う目線では見ていなくてビックリしました。過去を見ても日本を代表するトップ選手なので、勝てばいろいろなことが証明できるので、気合いが入っています」と答えた。
卜部は復帰を決めた理由について「ジムの体勢が整ったこと、あとは抱えている選手たちの中で、松谷綺がチャンピオンになったこともあります。そして自分が言わなくても考えてくれる選手が集まってきたことですね。いつまでも指示を出している選手は絶対に強くなれないので、信頼できるメンバーが揃ったこともあります」と設立したジムが自立し始めたことが背景にあるという。
また自身の練習はジムオープン前にやっていたといい、昨年12月頃から本格的にピッチを上げて仕上げてきたと明かした。対戦相手の鈴木の印象については「激闘派で、ポイントアウトしない選手ですね。緊張感のある試合になりそうですね」と評価した。
鈴木が目指すのはK-1ライト級王者の大和哲也の首になるが、「チャンスが来るまで勝ち進むことと、大和選手から逆に自分の名前が挙がってくるくらいになりたい」と試合でアピールしたいと語った。
卜部は今後の目標について「やるからには、3階級を制覇したい。僕はK-1が一番だと思っているんで、価値を高めたい。それに相応しいのが自分だと思っています」と明かし、次世代へ向けて「俺らで客を埋めようぜというか、会場を満員にしようと思わないとダメだと思います。人に任せきりではなく、選手みんなでK-1を盛り上げて行こうぜと。それが結局は自分に跳ね返ってくる」とメッセージを送った。
他団体の対抗戦について卜部は「自ら志願して行くのは嫌で、主導権を相手に握らせてはダメ。選手には、どんと構えておけと言いたい」と自論を展開した。
ReBIRTH(リバース)したK-1に、戻ってきたベテラン。鈴木との対決で、何かが生まれそうだ。