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“暴君”カリミアン、リュウ・ツァーのパネル破壊!クルーザー級王座防衛戦で激突=3.20「K-1 WORLD MAX」

 2月5日(月)都内にて、3月20日(水・祝)に国立代々木競技場第一体育館で開催する『K-1 WORLD MAX』の対戦カード発表会見が行われ、タイトルマッチ、スーパーファイトを含めて5試合が追加された。

 会見には、K-1のカルロス菊田プロデューサー、Krushの宮田充プロデューサーが登壇。また、タイトルマッチとスーパーファイトに出場する7名が会見に並び意気込みを語った。

[K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]では、王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY) がリュウ・ツァー(唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)を相手に防衛戦を行う。

 カリミアンは、21年3月にK-JeeとK-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチを行い、起死回生のバックブローで逆転KO勝利し、王座奪還を成し遂げ、今回が二度目の防衛戦を迎える。昨年9月は、K-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でケリム・ジェマイをKOするも、準決勝でクラウディオ・イストラテに判定負けを喫し、再起戦となる。

 リュウ・ツァーは、昨年9月のK-1 30周年記念無差別級トーナメントで優勝し、12月は谷川聖哉から1Rに右ストレートでKOを奪い、実力を証明したばかりだ。リュウは、SNSでカリミアンにタイトル挑戦を名乗り出るなど挑発し、因縁が生まれていた。
リュウのパネルを破壊するカリミアン
 会見でカリミアンは、リュウ・ツアーのパネルをヒザ蹴りで粉砕するパフォーマンスをして、緊張感のある登場となった。カリミアンは「表面上のリスペクトはない。戦いは始まっている」とパネルを叩き割った心境を明かした。

 そしてカリミアンは、「先日、タイで練習をしてきた。タイガームエタイジムで1カ月、この後は、オランダのマイクスジムでも練習するつもりだ」と明かし、さらにレベルアップすることを約束した。またマイクスジムでは、「マイクスジムは、ジャングルだ。ライオンに遭遇する気持ちで、身を削る覚悟でやってくる」という。

 前回のクラウディオ戦でローブローの反則があって負けたシーンについてカリミアンは、「あいつはスタミナがなくなったから自らマウスピースを吐いて、時間を稼いでいた。キックボクシングのことを理解している人は、何が起こっていたのか分かっている。汚いのは相手だ」と悪いのは相手だと批判した。
 リュウについては、「印象はとくにない。自分が、すべてにおいて優っている」と格下扱いし、SNSで挑発されたことについては、「俺は何を言われても気にしていない。そこで戦ってもいない。大切なのは、拳であり、リングの上で証明することだ」とあくまでも決着はリングの上でつけると宣言した。

 カリミアンは、“最強の敵”リュウ・ツァーの挑戦を退けることができるのか、K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチが熱くなりそうだ。
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