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「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国 女子フライ級王者・KANA「マッケンナ選手の攻撃は一発も当たらない」vs挑戦者マッケンナ・ウェイド「ボクシングスキルには自信がある。自分のすべてを出し切る」

 7月16日(日)都内にて、開催を明日に控えた「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~」の公開計量と前日記者会見が行なわれた。

 第20試合のK-1女子フライ級タイトルマッチで対戦する王者・KANAと挑戦者マッケンナ・ウェイドはそれぞれ計量パス。その後の調印式に出席して、試合へ向けての意気込みを語った。

 世界の強豪を相手に3連続KO勝利中のKANA。今回も“K-1女子の絶対エース”として、防衛戦を希望してリングに上がる。会見では「K-1のチャンピオンとして、自分のスタイルを貫いて、必ずKOでこのベルトを防衛したいと思います」と完全決着での防衛を誓い、改めてベルトをかけて戦う理由を「自分の成長にもつながりますし、自分への挑戦でもあります。しっかりベルトをかけて勝ってこそ、最強を証明していけると思う」と語った。

 今回対戦するマッケンナは、10代の頃から様々なアマチュア大会で活躍し、WKOの各種トーナメントで優勝。同団体のK-1ルール欧州王座を獲得すると、昨年はWAKO世界選手権でも優勝を果たした。イギリスのムエタイイベントでキャリアを重ね、ボクシングルールの試合にも出場するなど、イギリス人女子ファイターとして注目される存在となった。

 KANAは、マッケンナについて「プロボクシングもやっていて、凄いパンチもしっかり打てますし、昨日の公開練習見ていてもキレイなフォームでしっかり攻撃を打てる」と分析。パンチ力と若さ故の勢いにも警戒しつつ、「自分は手でも足でも倒せるので、それに応じてセレクトして、何かの技で倒せたらと思います」と宣言する。今年3月「K'FESTA.6」では、フンダ・アルカイエスをカーフキックを駆使した攻撃で倒し切っているだけに、どのような技で攻略するのかが見どころだ。

 一方のマッケンナは、10代の頃から様々なアマチュア大会で活躍し、WKOの各種トーナメントで優勝。同団体のK-1ルール欧州王座を獲得すると、昨年はWAKO世界選手権でも優勝を果たした20歳の若い実力者。イギリスのムエタイイベントでキャリアを重ね、ボクシングルールの試合にも出場しているハードパンチャーだ。

 自身のボクシングスキルでKANA撃破を目論むマッケンナは、いきなりのタイトルマッチ大抜粋について「凄くいい機会で嬉しいし、光栄だと思う。ファンの皆さんが楽しんでもらえるような試合をして、自分のスキルを出せば勝てると思っているしっかりプレッシャーを与えていけば、KOで勝てるという自信も持っている」と自信満々にコメントする。

 それを受けて、KANAは「そのぐらい自信と意気込みがあった方が、絶対にいい試合になるので、ぜひ倒しに来て欲しいなと思います。多分一発も当たらないと思います」と王者の風格を感じさせる発言。今大会にはスーパー・ウェルター級王者・和島大海、ウェルター級王者・野杁正明らが参戦する中「しっかり自分の戦い、試合をしてしっかり勝つ、しっかり倒すことに集中していきたいです」と語った。

 果たして、KANAはイギリスのハードパンチャー・マッケンナをKOで倒し、4連続KO勝利を収めることができるか。一方のマッケンナも自信と覚悟のコメントを残しているだけに、気持ちのぶつかり合いが見られそうだ。

KANA
「まずマッケンナ選手、イギリスから日本に来て、しっかり体重を落として、こうしてタイトルマッチができることに感謝します。明日はしっかりK-1のチャンピオンとして、自分のスタイルを貫いて、必ずKOでベルトを防衛したいと思います。(今回も防衛戦になったが、王者として試合をするなら、防衛戦という思いがある?)ベルトをかける意味は、自分の成長にもつながりますし、自分への挑戦でもあります。しっかりベルトをかけて勝ってこそ、最強を証明していけると思うので、今回も防衛戦にしてもらいました。

(相手の印象、そしてどのような勝ち方をしたいか)プロボクシングもやっていて、パンチもしっかり打てますし、昨日の公開練習を見ていてもキレイなフォームでしっかり攻撃を打てるなという印象です。パンチで倒しているので、そこの若さやパンチの強さも警戒しつつ、自分は手でも足でも倒せるので、それに応じてセレクトして、何かの技で倒せたらと思います。(相手のKO宣言を聞いて)そのぐらい自信と意気込みがあった方が、絶対にいい試合になるので、ぜひ倒しに来て欲しいなと思います。多分一発も当たらないと思います。

(王者・野杁正明が自分が一番インパクトを残すと発言していたが)いつも野杁選手の後の試合は、(野杁が)いい試合をしてくれるので、ある意味めちゃくちゃプレッシャーです。それが一番のプレッシャーかなと思います。しっかり自分の戦い、試合をしてしっかり勝つ、しっかり倒すことに集中していきたいです。(ファンへメッセージ)いつも応援してくれる皆さんありがとうございます。明日しっかりマッケンナ選手を倒して、このベルトを自分がまた腰に巻きます。応援宜しくお願いします」

マッケンナ・ウェイド
「日本最初の試合ということで、とても嬉しく思っているし、KANAと試合ができることをとても光栄に思っている。この日のために準備をしてきたので、明日の試合は戦争のような激しい試合になると思う。(タイトルマッチのオファーを受けて)K-1というビッグイベントでタイトルマッチができること聞いて、凄く嬉しく思った。タイトルをかけて試合をすることがずっと長年の夢だったので、凄く嬉しく思っている。

(相手の強みとどのように戦おうと思っているか)KANAに対しては凄くリスペクトしているが、自分のボクシングスキルには自信がありますし、それで勝てると思っている。(今回のチャンスを、どのように活かしたいか)凄くいい機会で嬉しいし、光栄だと思う。ファンの皆さんが楽しんでもらえるような試合をして、自分のスキルを出せば勝てると思っている。しっかりプレッシャーを与えて、試合はKOで勝てるという自信も持っている。

(KANAはKOを連発している王者だが、それを踏まえて、自分が勝っていると思う部分は)KANA選手がKOで勝った最新の試合も見ているが、私は人生をかけてこの試合のために練習してきたので、その全てを出し切れば、KANAにもKOで勝てると思っている。(ファンへメッセージ)日本のファンの皆さん、母国で応援してくれる皆さん、いつもありがとうございます。今回の試合は本当に激しい素晴らしい試合になると思いますので、決して見逃さず楽しみにしていてください」
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