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「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<公開練習>王者・和島大海、心技体すべてを過去最高に仕上げる!「どんな技でも倒せるように準備して、仕上がりもこれまでで一番いい。今だったら!という気持ちです」

 大阪・月心会にて、7月17日(月・祝)両国国技館で開催される「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~」の[第21試合/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]でジョーダン・ピケオーと対戦する第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者・和島大海が公開練習を行なった。

 今年3月「K'FESTA.6」では“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーン・ストライカージムを相手に強烈なローキックでTKO勝利し、初防衛成功とともに7連勝を飾った和島。2度目の防衛戦では2018年に一度敗れているピケオーの挑戦を受ける。

 王者でありながらリベンジマッチに臨む和島は「仕上がりもこれまでで一番いいと思います。試合を重ねるごとによくなってきてるなっていう実感はあります」と充実した練習ができている様子。事実、和島は現在7連勝中・6KO勝利という抜群のKO率を誇っている。
 和島自身は「あまりKOを狙って…という感じで戦ってない」というものの「自分のできることをきっちりやった結果いつもKOできてるという感じです。いつも通りミスなく、しっかり集中して戦う。その結果として相手が倒れてたら完璧、ですね」と自分がやるべきことをやる=KO勝ちにつながっていると自己分析している。

 また練習内容・メニューで大きな変化はないが「ここ最近はコンディショニングも本当に気をつけていて、減量もきっちり(計画的に)やるようになりましたし、試合当日が一番いい動きができるんじゃないかなと。これよりも絶対良くなってると思うんで期待しててほしいです」と体調管理・コンディショニングも向上しており、試合当日に心技体を最高の状態に持っていくつもりだ。

 挑戦者のピケオーは、約3年ぶりのK-1参戦となった3月の「K'FESTA.6」でアビラル・ヒマラヤン・チーターを左フックで一撃KOし、K-1中量級にピケオーありを改めて感じさせる圧勝だった。5年前の初対戦を「(キャリアで対戦した)初めての欧米人がピケオー選手だったので最初からビビりながらやっていた」と振り返った和島は、試合後も「無事に帰ってこれた」というほどの恐怖の中で戦っていたと語る。
 そのなかでも和島は「外国人選手特有でフィジカルがしっかり強くて、パワーもある打ち合いが好きなイメージ」とピケオーの攻撃力やパワーに注目していたが「戦ってみたら分かるんですけど、ピケオー選手は攻撃を散らすのが上手い。前蹴りやインローだったり、何でも結構器用にできるタイプだった」とピケオーの細かい技術に驚いたという。

 あれから5年、和島も国内外の強豪たちと鎬を削って経験値を上げており「僕もキャリアを積んで、いろんな選手とも試合してレベルも上がったと思いますし、今だったら(勝てる)!という感じです」とリベンジに自信。「どう攻めようかなというのはちゃんとイメージして練習してきました。ローキック、ヒザ蹴り、左ストレート、右フック……ほんとに何でも倒せるように準備しました」と総力戦での勝利を狙う。

「しっかりベルトを防衛して、これからもどんどん防衛を重ねていきたい。勝ちマックス!」と長期政権を誓った和島。ピケオーはウェルター級時代に久保優太にこそ敗れたものの、野杁正明や木村"フィリップ"ミノルらに勝利。スーパー・ウェルター級ではvs日本人無敗という戦績を誇る。そんな“日本人キラー”でもあるピケオー超えを果たし、勝利のワジマックスポーズを見せることができるか?
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