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「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<公開練習>与座優貴、2カ月連続参戦で元ムエタイ王者を倒す!「お客さんに求められるのは勝ち負けじゃなくて勝ち方・倒し方。プレッシャーもあるけど、今回は本当に倒したい」

 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、7月17日(月・祝)両国国技館で開催される「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023」の[第16試合/スーパーファイト/-63.5kg契約/3分3R・延長1R]でエークモンコン・ガイヤーンハーダオと対戦するK-1ライト級王者・与座優貴が公開練習を行なった。

 公開練習では鋭いキックとパンチを見せていた与座だが、1カ月前の6月3日にK-1横浜武道館大会に出場したばかり。アーロン・クラークを圧倒して、K-1王者としての初陣となる試合を勝利で飾ったばかりだ。元々、7月の両国大会にも出たいという希望は持っていたそうだが、6月のクラーク戦で相手を仕留めきれずにKOできなかったことが悔いとして残った。

「お客さんに求められているのは勝ち負けじゃない。勝って当たり前だし、じゃあ何が求められるかっていうと勝ち方、倒し方。やっぱりあの戦いはチャンピオンとしてダメだなって思いますね」と与座。そんな気持ちがあったことから、オファーが来た時には「リベンジじゃないけど、すぐにやってやろうという気持ちになりました」と、待ってましたとばかりに受諾したという。「疲労とか諸々溜まっているんですけど、いつも通り」と、全く意に介さずに試合に出る。
 今回の対戦相手のエークモンコンは長くムエタイで活躍している選手だが、元ONE Championship世界フェザー級王者のスーパーボンなどの超一流選手たちとも試合をしてきた実力者だ。与座にとっては昨年12月のK-1大阪大会でのエークピカート・モー.クルンテープトンブリー戦以来のムエタイファイターとの試合となる。

「キャリアもある選手なんで本当に油断できない。キャリアで言ったら今までで一番ある選手かもしれないんで、楽しみですね」と印象を語った与座。「ムエタイの選手は上手いんで、また上手くしのがれる戦いになるんじゃないかなと思っているんですけど、そこを超えないとダメなので。対ムエタイというよりは自分との戦い、そこですね」と、しっかりと課題を持って試合に臨む。
 ここのところKO勝利が出ていないが「削り過ぎてしまっているせいで、相手が倒しに来てくれなくなってしまった。守り、ディフェンスに入られちゃって、そうなるとなかなか倒せない」と原因を分析した与座。これを払拭すべく、前回の試合後からは細かい部分の修正に着手。「パンチを当てる位置、角度、逆に言うと一番難しいところを修正してきて、試合が終わってからまだ1カ月しか経ってないので、完璧ですとは言えないんですけど、ただ良くなっている実感はある」と、手応えも掴めている。

「自分のスタイルを変え過ぎても良くないと思っているので、削り過ぎていたところをピンポイントでトドメを刺したり、プラスアルファの部分で今は修正していますね」と様々なことを想定しながら、KO勝利を目指す。「やってみないと分からないですけど、倒したいですね。本当に倒したいんで、その分プレッシャーもあるんですけど…倒したいですね」。KO勝利の飢えを満たし、K-1王者としての威厳を示すことはできるか?
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