「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<試合後インタビュー>横山朋哉「5年前に兄ちゃんが大岩選手に負けて、そこから『絶対この選手に勝つ』と思ってやってきた」、大岩龍矢「悔しいという気持ちだけじゃなく、初めての感覚」
「(本日の試合を振り返って)とりあえず、本当に勝てたことにホッとしています。そして、対戦相手が大岩選手だったからこそ、ここまで盛り上がる試合ができたと思って、感謝の気持ちでいっぱいです。(相手の印象は?)大岩選手、5年前に僕の兄ちゃん(横山巧)が敗れて、そこから僕は『絶対この選手に勝つ』と思って、5年経ってこうやって試合が叶って、勝つことができて、僕の中での一つのストーリーが終わったって感じです。大岩選手、対戦して気持ちが強くて、本当に強い選手だなと。ずっと分かってはいましたが、それを遥かに超える強さだと思いました。
(自分の良かった部分は?)焦らず常に冷静にというのを意識していて、本当に熱くなっちゃったら、大岩選手のペースに持っていかれると思っていて、熱くならずに冷静に戦えたのがデカいです。(今後は?)大岩選手は60kgでも常にトップにいる選手だったので、その選手に勝ったというので、これから世界だったりチャンピオンクラスの選手と戦って結果を残していきたいと思っています。
(リング上での武尊選手との会話は?)武尊選手が次戦でやる相手(ベイリー・サグデン)が、元々僕が去年9月(第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント)に時、1回戦でやる予定でした。その時は記者会見で舐められていたので『必ず勝ってください。K-1は僕が引っ張るので、世界で戦って勝ってください』と伝えました。(リング上での涙は?)大岩選手に勝てた、兄ちゃんのやり返しができたというか、ずっと5年間追い続けて来て、やっと倒せたということに嬉しさがこぼれて、乗り越えた自分に涙が出ました。
(K-1での次の目標は?)僕は変わらずチャンピオンを狙っているので、1戦1戦勝ち続けて、ベルトに向かって頑張っていきたいと思っています。(ファンへメッセージ)本当に大岩選手の応援団、僕の応援団、本当に熱い声援があって、ああいう試合ができたことに、僕は心の底から楽しかったし、大岩選手がいたからここまで頑張ってこれたと思っています。感謝しています。応援してくださった皆様、本当に最後まで力になりました。本当に今回応援していただいた皆さんありがとうございました。これからも僕は突き進みます」
「(試合の感想は?)自分自身は31歳ですし、負けた反省とかそういうのってもうないと思ってるんですよね。で、絶対何がなんでも負けは許されない、格闘技人生においてもう1敗でもしたらダメっていう気持ちを持って今回の試合に挑んでるし、毎日過ごしているんで、なんか悔しいという気持ちだけじゃなく、初めての感覚で今はいますね。(対戦相手の印象は?)思ってた通り本当に強い選手ですし、いい選手だったんで、普通に楽しかったですね、戦ってて。
(先程の言葉は進退に繋がってくる?)いや、そういうことではないですけど、全然そういうことを考えたことはなかったんですけど、本当になんかもうこの1敗っていうのは大きいし、本当に人生かけて生活してるんで、今は引退というよりかはちょっと深く考えないとなっていうところはありますね。自分の体自体は動けるんですけど、ちょっと本当に考えなきゃなっていうところと、やっっぱ自分が盛り上げなきゃ、勝ってチャンピオンにならなきゃ今のK-1は盛り上がんないと思っているんで、そういったところも全部含めて、ちょっと…そうですね。そういう感じです。
(ファンにメッセージを)試合中に龍矢コールがあんなに響いて、めちゃくちゃパワーもらいましたし、めちゃくちゃ嬉しいですし、本当にこうやってたくさんの人に応援してもらっているんで、そこは本当に僕の財産だし、感謝しかないですし、本当勝って恩返ししたかったですね。今はそういう気持ちです。申し訳ないです」