「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国 スーパー・ウェルター級王者・和島大海が挑戦者ジョーダン・ピケオーと2度目の防衛戦&リベンジマッチ!「この5年で経験を積んで、リベンジできるチャンスが来てうれしい。どんな技でも倒せるように準備する」(和島)
和島は2021年12月に木村“フィリップ”ミノルを下して第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座を獲得。昨年は6月に「THE MATCH 2022」でRISEの"ブラックパンサー"ベイノアを下し、9月のK-1横浜アリーナ大会ではヨーロッパの強豪メレティス・カコウバヴァスを左ストレートでマットに沈める。
今年3月「K'FESTA.6」では“ムエタイの生ける伝説”ジョムトーン・ストライカージムをローキックで戦意喪失に追い込み、初防衛にも成功。現在7連勝中、そのうち6つがKO勝利と絶好調だ。
対するピケオーは2015年5月の初来日以来、K-1・Krushを主戦場に活躍。2020年3月に当時久保優太が保持していたK-1ウェルター級王座に挑戦して以来、新型コロナウイルスと怪我の影響で来日が遠ざかっていたが、「K'FESTA.6」で約3年ぶりにK-1凱旋。アビラル・ヒマラヤン・チーターをKOで下し、見事に復帰戦を飾った。
和島とピケオーは2018年9月に対戦しており、この時はピケオーが判定勝利を収めており、和島にとってはベルトとリベンジをかけた一戦だ。またピケオーは前述の久保戦こそ敗れたものの、スーパー・ウェルター級ではvs日本人無敗を誇る日本人キラーでもある。和島がスーパー・ウェルタ―級で初のピケオー超えなるか。それともピケオーがvs日本人無敗記録を更新して悲願のK-1王座奪取となるか。そんなテーマもある一戦だ。
和島は会見冒頭に中村拓己プロデューサーへ「次から次へと強い選手ばかり。やっぱり中村Pは僕のこと嫌いなんだと思います」とぼやくと、中村Pは「今キャリア的にもすごくいい状態なんだから、調子がいいときにやったほうがいい!」と和島を説得(?)。和島も「和島大海vs中村拓己、負けません!がんばります!」と対抗した。
ピケオーが復帰した3月の試合を「やっぱりパワーがある」と評価した和島だ、その一方で「僕もこの5年間はトーナメントを経験してベルトを獲って防衛した。かなり経験を積んでいる」と自身が積んだキャリアの積み重ねに自信を見せ「リベンジできるチャンスがきてうれしい」と自信満々。記者からの「ピケオーを倒せる自信はある?」という質問には「倒せるようにがんばりたいですね。何でも倒せるように準備しておきます」と静かに闘志を燃やした。
和島大海
「ピケオー選手にずっとリベンジしたかったですし、僕がチャンピオンなんですけど挑戦者の気持ちくらいで全力で戦いたいと思います。7月17日は海の日なので、和島大海の日になるようにがんばります。あと中村Pに聞きたいんですけど、やっぱり僕のこと嫌いなんだと思います(苦笑)。前回タイトルマッチやったばっかりなんですけど、次から次に強い選手ばかり…。(中村P「調子いいときにやったほうがいいって」)和島大海vs中村拓己、負けません!がんばります!
(ピケオーの復帰戦の印象は?)3年振りですかね、やっぱり派手な試合をするな、派手なKOするなと。パワーがあるなというイメージです。(5年ぶりの再戦だが、お互いを比べてみて自分ではどう思う?)ピケオー選手の5年間はわかりませんが、僕のこの5年はトーナメントも経験したり、ベルトをとったり、て防衛戦もしたり、かなり経験は積めたかなと思います。
(次戦がピケオーになるという予感はあった?)そうですね。中村Pのことなんで、強い選手が出てきたらすぐに当ててくる、そんな感じがしていました(笑)。(今の自分ならピケオーに負けない?)負けないです。(本音ではすごくピケオー戦の決定に喜んでいる?)リベンジできるんで、すごく喜んでいます。(ピケオーを倒せる自信はある?)倒せるようにがんばりたいですね。何でも倒せるように準備しておきます。
(強気の発言はありますか?)逆に何で倒してほしいですか?(ローキックは印象にあるので、あえて右ストレートで)分かりました。サウスポーからスイッチして戦う練習しておくので、右ストレートで倒します(笑)。(チャンピオンがたくさん出場する大会になると思われるが、メインでやりたいという意思表示はある?)ぜひメインでお願いします。(今までなら濁していたが、ここで主張できるのは7連勝の自信のおかげ?)そうです!」
ジョーダン・ピケオー
「ついにK-1のベルトに挑戦できると決まって、その瞬間からモチベーションも最高に上がって、すぐにハードな練習をスタートしたよ。チャンピオンの和島は過去に戦って勝っているが、その時よりも格段にレベルが上がっているのが分かる。俺はいつもKO勝ちにこだわっているが、今回の1番の目標はなにがなんでも勝ってベルトを巻くことだ。そしてK-1チャンピオンとして歴史に名前を刻む。バダ・ハリ、マーセル・グローエンハートに続くMike’s gymからの3人目のK-1王者になりたい」