「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜 大久保琉唯がバンタム級転向、アマチュア時代のライバル・齊藤龍之介と対戦「K-1甲子園の時の自分とは別物」(大久保)vs「今の実力なら自分の方が上」(齊藤)
黒田斗真vsラマダン・オンダッシュ
池田幸司vsペットモンコン・スーンキラーフォイトム
壬生狼一輝vs白幡裕星
大久保琉唯vs齊藤龍之介
K-1バンタム級は、2年前の2021年5月横浜武道館大会での「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」から本格的にスタート。このトーナメントでは黒田斗真が圧倒的な強さで優勝を果たし、日本最強の座に就いた。
このトーナメント以降、K-1・Krushではバンタム級が一気に活性化し、昨年からはムエタイ軽量級の大物・石井一成が電撃参戦。12月には初代K-1バンタム級王座決定トーナメントも行われ、日本最強決定トーナメントに続いて黒田が優勝し、初代王座に就いた。
K-1中村拓己プロデューサーは「横浜武道館は2年前にK-1バンタム級が始まった場所。あれから2年でバンタム級は一気に選手層が厚くなり、盛り上がりを見せる階級になった。また横浜武道館で大会をやることになったら、是非バンタム級の選手たちに出てもらいたいと思っていた。今回は現役のK-1王者&Krush王者が並び、現在のバンタム級を見ていただきたい」と、今大会でバンタム級の試合を並べた理由を明かした。
最初に発表されたのは初代Krushフライ級王者・大久保琉唯と齊藤龍之介による一戦だ。大久保は2021年のK-1甲子園-55kg王者で、昨年9月に初代Krushフライ級王座を獲得。その後は大学進学の影響もあり試合から遠ざかっていたが、今大会で復帰を果たす。また大久保は今大会を機にバンタム級に転向。これに伴い、Krushフライ級王座を返上し、バンタム級への参戦を決めた。
対する齊藤はアマチュア時代に様々な大会で優勝し、高校在学中にプロデビュー。今年1月にKrushデビューを飾り、今回がK-1初参戦となる。大久保と齊藤は同級生で、2021年のK-1甲子園では東日本予選と全日本大会-55kgの決勝で2度対戦。どちらも大久保が勝っているが、中村P曰く「2試合ともどちらが勝ってもおかしくない超接戦だった。大久保選手はもちろん、斎藤選手の強さも伝わる試合だった」という。アマチュア時代のライバル対決がK-1で決まった形だ。
大久保は「51kgから階級を上げて53kgに来たんですけど、そこでパワーだったり、どう倒せるようになったかを見てもらって、いずれはトップ選手たちと交われるように頑張っていきたい」との展望を語れば、齊藤は「今の実力なら自分の方が上だと思うので、試合当日はしっかり勝ちたい」とアマチュア時代のリベンジを誓った。
大久保琉唯
「まずはK-1横浜武道館大会に出場できて、大変嬉しく思います。今回齊藤選手とプロの舞台で対戦ということになったんですけど、K-1甲子園の時の自分とは別物だと思って欲しいです。お互いしっかり練習して最高の状態で戦えたらと思います。(対戦相手の印象は?)蹴りが上手い選手という印象です。(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)自分はフライ級(51kg)から階級を上げてバンタム級(53kg)に来たんですけど、そこでパワーだったり、どう倒せるようになったかを見てもらって、いずれはトップ選手たちと交われるように頑張っていきたいです。(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)今4戦4勝で無敗なんですけど、これからいろんな人と戦って無敗でいって、今いろんな活動もさせていただいて、目立っていくことがK-1、バンタム級が広まっていくことだと思います。しっかりした強さで勝ち続けることと、あとはメディアでも自分がK-1をやっていて強いことを証明することです」
齊藤龍之介
「まずは素晴らしい大会に呼んでいただきありがとうございます。今は大久保選手の方が知名度や実績はあると思いますが、今の実力なら自分の方が上だと思うので、試合当日はしっかり勝ちたいと思います。(対戦相手の印象は?)手足が長くて、非常にうまい選手だと思います。それくらいです。(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)自分は大久保選手がいったように蹴りが得意なので、この中で一番強い蹴り、とりあえず自分の蹴り技を見て欲しいです。(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)面白い試合をするのは当たり前、倒せる選手になれれば応援してくれる人も増えると思うので、倒せる選手になっていきたいです」