「K'FESTA.6」3.12(日)代々木＜インタビュー＞江川優生「去年の王座決定トーナメントに出られなくて悔しい想いをした。『K'FESTA』という最高の舞台で一つ抜けた試合を見せたい」
──前回の試合は昨年12月K-1大阪大会での島野浩太朗選手との試合でした。見事なKO勝ちでしたが、振り返ってみていかがですか？
「上手く自分の型にハマって、いい形で勝利することができたっていう感じですね」
──フェザー級から階級を転向する前後で苦しんだ部分があったと思うんですが、ここに来て2連勝です。スーパー・フェザー級に馴染んできたという手応えは感じていますか？
「そうですね。一戦目よりは適応してきたかなと思っているんですけど、自分ではまだまだだと思っているんで、もっともっとフィジカルもつけつつ、技術もアップしていきたいと思っています」
──島野戦後はそういった部分の強化にも取り組んできたんですか？
「やってること自体は前回の試合の前から特に変わってないんですよ。継続してスキルアップに取り組んでいます」
──分かりました。今年一発目の試合が“K-1年間最大のビッグマッチ”「K'FESTA」で組まれました。どういった心境ですか？
「去年も『K'FESTA』に出たんですけど負けてしまったんで、今年はいい形で大きな舞台で勝利を飾れたらなと思っています」
──対戦相手はアダム・ブアフフですが、どんな印象をお持ちですか？
「変則的で凄くやりづらい選手だなっていう印象がありますね。去年9月のスーパー・フェザー級王座決定トーナメントにも出ていて、実際に会場で見ていたので雰囲気とかは感じていますね」
──そのスーパー・フェザー級王座決定トーナメントは、江川選手の目にはどのように映りましたか？
「凄くいいメンバーが集まったトーナメントだったんで、本当に誰が優勝するんだろうっていう感じで見てました」
──江川選手も元フェザー級王者ですし、エントリーしたかったというお気持ちもあると思うんですが、現在はスーパー・フェザー級に転向して2連勝中です。実績を積み上げてきた中で、トーナメントに参戦した選手たちに対して思うことはありますか？
「まずはトーナメントに出られなくて悔しいなという気持ちはあります。でも、やっぱり自分の実力不足が原因なので、今後、徐々に実績を積み上げていって、この階級でもベルトが獲れるように、しっかりと自分を作り上げていきたいと思っています」
──今なら彼らとやっても負けないという手応えは感じていますか？
「勝ち負けは50:50だと思うんですけど、それが100:0になるぐらい自分に自信をつけて、プラスしっかりスキルもつけて、その自信が満ち溢れた時にタイトルに挑戦できたらなと思っていますね」
──満を持してということですね。今、タイトルに挑戦という言葉も出ましたけど、そこも見据えつつ今回はどんな試合を見せたいと考えていますか？
「他にこの階級の試合も組まれていますが『K'FESTA』という舞台で一つ抜けた試合を見せられたらなと思っています」
──現在のスーパー・フェザー級のチャンピオンのレオナ・ペタス選手に関してはどのように見ていますか？
「凄く距離感が上手い選手だなと思っています」
──当面の標的としてはやはりチャンピオンになりますか？
「それはもちろんチャンピオンなので一択ですね」
―─分かりました。では、そこも踏まえて今年はどのようなプランや展望を持って戦っていこうと考えていますか？
「年内負けなしでいきたいですけど、実力派の選手も多いのでハッキリとは言えないんですが、一つひとつの試合をしっかりと勝っていって、チャンピオンのレオナ選手から防衛戦の相手として指名をいただけるように頑張りたいですね」
──このスーパー・フェザー級のベルトは武尊選手が長く巻いていて、K-1の看板のベルトだと思います。それに対してはどういう想いがありますか？
「偉大なベルトだと思っているので、そんな生半可な気持ちで背負っていいものではないと思っています。だから、いざチャンピオンになったら『獲ったからには…』という気持ちになるでしょうね」