news

ニュース

「K'FESTA.6」3.12(日)代々木 ミドル級(75kg)が本格始動 神保克哉vsヴィニシウス・ディオニツィオ・松倉信太郎vsパク・ヨハン改めたYOHANが決定「俺が第一試合で火付け役になる」(神保)、「ミドル級として説得力のある試合を見せる」(松倉)

 2月2日(木)都内にて記者会見が行われ、3月12日(日)国立代々木競技場 第一体育館大会「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN~K'FESTA.6~」の対戦カードが発表された。

 2021年以降、神保克哉を中心に試合が組まれてきた-75kg。昨年からは松倉信太郎がK-1に復帰&-75kg戦線に加わり、9月横浜アリーナ大会では神保と松倉の一騎打ちが実現。年間ベストバウト級の壮絶な殴り合いの末に神保がKO勝ちを収めた。

 大会の一夜明け会見で神保が-75kg新設をアピールすると、中村拓己K-1プロデューサーもそれを承諾。今大会より-75㎏=ミドル級として本格スタートすることが決まった。その第一歩となる試合には神保と松倉が揃って出場。神保はK-1初参戦のヴィニシウス・ディオニツィオ、松倉はパク・ヨハンからリングネームを改めた韓国のYOHAN(ヨハン)との対戦が発表された。

 会見に出席した神保はミドル級の正式スタートに向けて「ミドル級は俺の階級なので、ベルトを作ってもらうためのアップみたいな感じでいきます」と宣言。ダニロ・ザノリニ率いるブラジリアン・タイからの刺客ヴィニ「まだ見ていない」とあまり関心がない様子。会見の終盤には中村プロデューサーへ第1試合を志願し快諾を受けると「2023年も俺の会を見てください!」と大会の盛り上げとミドル級王座制定へのアピールを誓った。

 一方の松倉はYOHANに対し「気合いが入ってるやつなのかな」と評価。神保に敗れた前戦を振り返り「この前みたいにもらいすぎるのはよくないんですけど、バチバチに殴り合って倒したい」と真っ向勝負を宣言した。会見中は"ミドル級のエース格"と評された神保に対し「格闘技なので結果が全て」と一歩引く姿勢を見せた松倉だが「僕は今までたくさん負けたり上手くいってない部分はあるんですけど、自分は諦める人間じゃない。神保君とは王座決定トーナメントの決勝でやりたい」と、ミドル級王座を懸けた場での再戦をターゲットに据えた。
神保克哉
「まず中村P、ミドル級のベルトはどこすかね?ずっと探してるんですけど。見当たらないなぁ。(中村Pの『階級は創ると言ったが、ベルトを創るとは言っていない』発言を受けて)約束したじゃないですか? ベルト作るって。ちょっと(前回会見の)YouTube見て確認しますわ。ミドル級は俺の階級なので、ベルトを作ってもらうためにアップみたいな感じで今回の試合はいきたいなと思っています。(ミドル級のスタートの試合で、どう試合に勝ってアピールしたい?)もちろんKOしか狙ってないですね、俺は。(対戦相手の印象は?)まだ見ていなくて。見たらコメントします。(写真を見るとヒゲの形が被っているが)当日ヒゲ剃ってこようかな…。

(前回試合が決まった時は松倉といがみ合っていたが、今はどう思っている?)また対戦させようとしてます? 会見も同じで…そういう感じになってますよね(笑)。もうそういうの辞めましょうよ。(松倉の神保と対戦して色んなことに気づいたというコメントを受けて)全部俺のおかげってことで、仲良くやっていこう(笑)!(今後の展望・目標は?)自分は何もタイトルとか持ってなくて、やっぱりチャンピオンになりたくて格闘技をやっているので、自分がミドル級のチャンピオンになることしか考えてないですね。

 あとベルトがない代わりに、俺の試合がメインになったりしないですかね?(中村Pが5大タイトルマッチもあり難しいと回答すると)じゃあもう一個いいっすか。第1試合になったりしますか? 俺、何回かやっているので、俺が一番盛り上げられるんじゃないかな。火付け役になりたいっすね、どうせなら。(中村Pが前向きに考えると回答)ありがとうございます! 2023年も俺の気合いを見てください!」

ヴィニシウス・ディオニツィオ
「ずっと憧れだったK-1のリングに立つことができてうれしい。神保は7連勝中だと聞いているが、その記録もこの試合で終わりだ。-75kgという新しいカテゴリで、自分がK-1の新たなスターになる」
松倉信太郎
「前回ああいうところで負けちゃって、格闘技は結果が全てだと思うし、何を言うかというよりも誰が言うかという部分が大きいと思います。YOHAN選手との試合はもちろん勝つことは大前提だし、今はベルトがないという話があったんですけど、僕が4月に来たときに『僕が来たら-75㎏級ができます』といって、実際に(ミドル級が)できて。自分が思い描いた形ではないんですけど、ベルトに関しても近々できるのかなと僕は思っている…というかできると思うので、説得力のある試合を見せていきたいなと思います。

(ミドル級のスタートの試合で、どう勝ってアピールしたい?)今回は『K'FESTA』で、普段のK-1もすごいんですけど、よりすごい大会です。本当に素晴らしい選手や素晴らしいカードがたくさん並んでいるので、その中でミドル級として僕と神保選手が試合を組まれて、ただ勝っても意味がないと思うし、僕も含めて(ミドル級は)まだ影が薄いなと。K-1は華やかな選手が多くて、全局面でもっと輝いていかないと生き残っていけないなと思っています。もちろん対戦相手もあるんですけど、この前の僕と神保選手の試合は、僕が負けちゃったので不本意ではあるんですけど、その大会のベストバウトに選ばれて、それがミドル級のひとつの答えなのかなと僕は思っています。3月もしっかりミドル級で素晴らしい試合をして、そこでまたベストバウトをとって、と思っています。

(対戦相手の印象は?)元々9月に対戦をTwitterでアピールされて、その時に軽く見たんですけど、背が大きいなという印象でした。あと全然別ですけど僕をすごく可愛がっていただいている総合の秋山(成勲)さんがYOHAN選手のことも知っていて、お話を伺ったりしていたので、そういう意味では気合い入っているやつなのかなと思っています。ただ、この前みたいにパンチをもらいすぎるのはよくないんですけど、バチバチに殴り合って倒したいなと思っています。

(前回試合が決まった時は神保といがみ合っていたが、今はどう思っている?))僕はああいう感じで倒されているので。僕はデビュー戦も負けているし、特別な選手では無いと思いますし、たくさん負けたり上手くいってない部分はあるんですけど、諦めたりする人間ではないです。僕が言っても敗者だと思うので、神保君と次やるのは王座決定トーナメントの決勝で。僕は神保君が絶対に決勝に来ると思うので、同じ舞台に立った時が僕に(神保と)戦える資格があるときなのかなと思っています。そこに向けて最善・最短の動きをしていきたいと思っています。試合前にああいうことがたくさんあったし、僕もたくさんやられたので、僕も人間ができているわけじゃないので、好きという感情にはならないですけど、本当にいろんなことに気づかされたし、すごく勉強になってありがとうとは思っています。また格闘技にすごく熱くなれたので、そこも含めてあの負けは財産かなと思っています。どのタイミングかはわかりませんが、いい意味でお返しをできたらなと思います。

(今後の展望・目標は?)僕はK-1甲子園とかKrush YOUTH GPとか元々-70kgがないときに階級を作っていただいて、そもベルトを獲ったりしたんですけど、本当にどれも盛り上げられなかったというか、言い方はアレですけどおまけみたいな感じでした。今はK-1は軽量級が盛り上がっていると思うし、ヘビー・クルーザーの重量級もあると思うんですけど、このままいっちゃうとミドル級は悪い方にいけばどっちつかずに行くと思うし、いい方にいけば軽量級と重量級の魅力を持っている階級だと思っています。会場にいても会見をしていてもおまけというか、あまり注目の無い存在は飽き飽きしています。僕と神保君とやりあえば絶対に盛り上がる試合になるというのは分かったことだし、また僕らが決勝でやりあうとなったら絶対頭悪いような試合になると思うので、それをしっかりみんなに見せてK-1で一番盛り上がる階級にしたいなと思います。(神保の第一試合発言を受けて)僕は全然後の方で大丈夫ですんで。神保君がやるんならやってもらって、僕は別でお願いします(笑)」

YOHAN
「松倉選手はとても強くて、過去一強い相手です。お祭りのように盛り上げて、勝ってスター選手になります」
チケット購入