12月3日(土)大阪・エディオンアリーナ大阪「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~初代バンタム級王座決定トーナメント~」の[第22試合/K-1 WORLD GP 初代バンタム級王座決定トーナメント・決勝戦]で戦った石井一成と黒田斗真のバックステージインタビューを公開!
黒田斗真
「(試合の感想は?)頑張ったなと自分で思います。(対戦した相手の印象は)一回戦のヨーシラー戦で左腕がたぶん折れて、すごく強かったなと思います。準決勝の壬生狼選手はこれで3回戦ってるんで、一番警戒してた選手かなと思います。決勝は石井選手が上がってくるやろうなと思ってたんで、決勝は気合いで乗り切りました。(腕が折れて残り2試合、どう戦おうと?)なるべくミドルをもらわずにやろうと思ってたんですけど、そんなに簡単にいかなくて。決勝はメチャクチャ痛かったんですけど、気合いかなと思ったので、気合いで乗り切りました。(折れていてもパンチを出していた?)はい。それも全部気合いです。
(ヨーシラー戦で折れたタイミングは?)2Rの終わりですかね。1Rは『このまま受けてても大丈夫かな』と思ったんですけど、それを受けすぎて、2Rの終わりから痛いなと思い始めて、1回戦が終わった時から腕がパンパンに腫れてて、ずっと冷やしてたって感じです。(それを乗り越えて優勝できた気持ちは?)僕は格闘技から離れていた時期があったんですけど、新生K-1を見てK-1に戻ってきてよかったなと、改めて思いました。(これからどんなチャンピオンに?)それはあまり考えてないんですけど、これからも挑戦し続けたいなと思います。
(ファンにメッセージを)6月に『THE MATCH』で負けて、みんなの期待を裏切る結果になってしまったんですけど、それでも僕を信用してここまでついてきてくれたファンの皆様やスポンサーの方にすごく感謝しています。ありがとうございました。これからも、チャンピオンになったからといっても変わらず、僕の人生は挑戦し続けようと思っているので、これからも応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」
石井一成
「(試合の感想は?)K-1のベルトが懸かった戦いということで、本当に気合いも入って体調も万全でベルトを獲ることしか考えていなかったんですけど決勝で負けてしまって、本当に悔しいというか、今日獲ることに本当に意味があったので、ベルトは。この先のことは何も考えていないですけど……とりあえず悔しいですね。
(相手の印象は)オスカル選手は想像以上にパンチがあって、最初ちょっとビックリしちゃって、いつも通り最初ちょっと固くなってしまったんですけど、そこを何とか乗り越えて、池田選手は想像通りというかすごくタフで、何か僕の想像と違って……というか、僕が勝手な想像をしてたんですけど、本当に男らしくて、戦った後ですけど称え合える仲間になれるような気がして、本当にありがとうございましたと言いたいですね。黒田選手は、お互いに2試合ずつやって決勝だったんですけど、本当にボロボロの状態で戦って、あれだけ殴り合えたら気持ちいいというか……ただ、勝ちたかったですね。
(決勝に上がる時点でのダメージは?)1試合目はノーダメージ。2試合目は相手の足が長かったのでローを蹴ったらヒザに当たったりというのがあって、自分の足の甲とかがちょっと痛かったです。それ以外は特になく。この顔の傷とかあったんですけど、それはグローブが当たったりしたらなるんで、顔のダメージとかは全くなく、決勝も足の甲を痛めたりというのはあったんですけど、それもいつものことなので大丈夫です。
(決勝の本戦が終わった時点での感触は?)正直、本戦は『ドローになればいいかな』という印象でしたね。負けたとは思ってないですけど、確実に勝ってはいないなと思って。なので、最後延長はマストなのでギアを上げていきましたけど、それでも遅かったのかなと。本戦で決着をつけるべきでした。(改めてK-1の戦い方で学んだところは?)蹴らない方がいいんですかね(苦笑)。蹴らずにパンチだけ練習しようかなと思います。
(それはかなりな転換になると思うんですが)まあでも、すごく勉強になったというか、結果が出た後にどうこうも言えないですし、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったというのは今だからあるんですけど、もっと蹴ればよかったとかもっとパンチを打てばよかったとか。でも延長は今日のトータル10Rめだったので、本当に俺も必死で戦って出た結果で、本当にこれが俺の実力なので、重く受け止めてまた頑張らなくちゃいけないですね。
(ファンにメッセージを)今日は長い時間応援していただき、ありがとうございました。僕が18年間思い描いてきたベルトまでちょっと遠のいたというか、夢は果たせなかったですけど、正直今日ベルトを取ることに意味があって、この後ベルトを狙おうとかそんなことは考えていなくて、ただ負けた相手には必ずリベンジしようと思っているので、黒田選手、やっつけにいきます。夢が途絶えたとかじゃないんですけど、ベルトには正直興味がないというか、今日獲ることに本当に意味があったので、ベルトを懸けるとか懸けないとかそんなのはいらないので、黒田選手とやらせてください。そして、負けて遠回りになってしまいましたけど、僕の名前のように一番になる、それだけを考えて、残りの格闘技人生を生きていこうと思います。ありがとうございました」