「Krush.142」10.28(金)後楽園<インタビュー>SATORU成合「1分で試合が終わったらせっかく見に来てくれたお客さんも盛り上がらないので、もう少し長くいたぶってぶっ倒そうかなと思います」
――4月の「K'FESTA.5」ではレジェンド“狂拳”竹内裕二選手と対戦して、KO負けという結果でした。
「すごくいい経験だったと思うんですけど、経験だけで終わらず、結果を残したかったというのが本音ですね」
――SATORU選手は毎回激闘を繰り広げるものの、4連敗と結果が出ていない状況です。
「自分は経験こそ浅いものの、年齢は上の方なので常に危機感は持っているんです。それが裏目に出ている部分もあるのかなと思います。冷静に戦おうと思ってはいるんですけど、やっていくうちに楽しくなってしまうというか…。どうしても相手の攻撃をもらうとカッとなって気持ちが入って行ってしまうんですよね(苦笑)。それで周りの人から『SATORU成合の試合は面白い』と言われることもあるんですけど、それ止まりでは選手としての先がないと思っています」
――今回よりスーパー・フェザー級からライト級に階級を上げることになりました。理由を聞かせてください。
「もともと通常体重が軽くて(スーパー・フェザー級でも)ほとんど減量がなかったんです。でも筋量が増えて、年齢と共に体重も落としづらくなってきて、最近の試合はすごく減量がきつかったんです。それで階級を上げようと思いました」
――対戦相手は堀井選手に決まりましたが、最初にオファーを受けた時はどんな心境でしたか?
「誰が相手でも勝たないと先はないので、こんなところでは負けられないです。相手が堀井選手だからというのは関係なく勝つしかないです」
――堀井選手の試合前のパフォーマンスについてはどう思いますか?
「いつもふざけた会見をしていて、対戦相手よりも会見を見ている人たちを盛り上げることばかり考えて、相手のことを見ていないんだなと思いました。それにつられる相手もいると思うんですけど、僕はそうならないように気を付けようと思いました。いつも僕は会見で相手に対して気持ちが入るんですけど、今回は気持ちが入らなかったです。でも繰り返しになりますが、次の試合は相手どうこうではなく勝つことがすべてなので、試合に集中して準備を続けてきました」
――堀井選手が「SATORUをぶっ倒すのに3分もいらねえよ。1分だ、1分」と発言しています。
「まあ言いたいことは言わせておけばいいんじゃないですかね。僕も1分で倒しちゃってもいいんですけど、1分で試合が終わったらせっかく見に来てくれたお客さんも盛り上がらないので、もう少し長くいたぶってぶっ倒そうかなと思います。そうすればあの減らず口も叩けなくなると思うので」
――ここでどんな勝ち方をして上に上がっていきたいですか?
「自分はスーパー・フェザーから階級を上げての最初の試合なんで、しっかりインパクトのある勝ち方で、本当にお客さんが望むようなバチバチな試合をして勝ちたいと思います」