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林健太、原点回帰でスーパー・ライト級王座挑戦へ!「俺、大和哲也選手とまだやってないんですよ」を連発

 9月12日(月)都内にて、昨日開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」横浜アリーナ大会の一夜明け会見が行なわれた。

 第9試合で小嶋瑠久とK-1スーパー・ライト級スーパーファイトを戦った林健太は、開始早々からプレッシャーをかけ、軌道を変えた左フックで一撃。1R1分42秒で瑠久をKOし、改めて元K-1ライト級王者としての実力を見せつけた。

 K-1チャンピオンになってから王者としての姿を意識するあまり、自分のファイトスタイルを見失っていたという林。しかし、昨日の試合は、「ジリジリ詰めて自分の距離で仕留めるっていうファイトスタイルやったんですけど、『あっ、そうやな。こんな感じやな』って思い出してきた中でKOで締められて良かったです」と、本来の自分を取り戻しての会心の勝利だった。

 また、瑠久との試合はK-1スーパー・ライト級タイトル戦線浮上を懸けた一戦とも言われていた。同日には大和哲也vs佐々木大蔵のK-1スーパー・ライト級タイトルマッチも行なわれ、王者の大和が初防衛に成功しているが、会心の勝利に気を良くしたのか、この大和に林も興味津々だ。

「僕、『やらせてくれ』って言っとるわけじゃないですけど、やったことないんですよね、まだ。だから、多分、K-1の関係者も『はっ! 林、これやってないわ』ってざわついていると思いますよ」と、暗に大和への挑戦をほのめかすなど意欲的な林。ライト級に続く2階級制覇は当然、林の頭にもある。

 最後まで「まあでも、俺は大和選手とまだやってないですけどね」と繰り返し、王座挑戦をアピールしていた。

林健太
「昨日はファイトスタイルをガンガン、僕はどっちかって言ったら巧いタイプではなくて、ジリジリ詰めて自分の距離で仕留めるっていうファイトスタイルやったんですけど、『あっ、そうやな。こんな感じやな』って思い出してきた中でKOで締められて良かったです。(一夜明けてどんな心境?)映像とか見直して、1分40秒という形で終われたんですけど、課題はたくさんあるなと。だけど、勝って課題が見つかるっていうのは最高の形かなって思いますね。

(スーパー・ライト級のタイトルマッチがあったが、見ていたら感想は?)大和選手やファンの方には申し訳ないですけど、俺は大蔵くん有利やなと思ってたんですよ。大蔵くんかなと思っていたら、めちゃめちゃいい試合で、大和選手が防衛して凄えなと思ったんですけど、不可思選手もそうですけど、大和選手とやったことがあるじゃないですか?僕、『やらせてくれ』って言っとるわけじゃないですけど、やったことないんですよね、まだ。だから、多分、K-1の関係者も『はっ! 林、これやってないわ』ってざわついていると思いますよ(笑)。

(そこを踏まえての今後の目標は?)目標はもちろん世界チャンピオンを目指しているので、巧いじゃない強いが一番なので、そこは比例するか分からへんけど、強いファイターをどんなに泥臭くても目指していきたいと思います。

(大和に対してのファイターとしての印象や評価は?)大和選手はテレビで見ていたので、昔。K-1がテレビでやっていた時に左フックで3人倒して優勝したシーンも見てて、ごっつ強い選手やなと思ってて。でも、あの頃と比べて少し打たれ弱くなっているのかなと思ったんですけど、昨日は凄くいい試合でしたね。でも、俺はまだやったことないですけどね。

(倒した後にニヤリとした顔が見えたんですけど、あの時はどんな心境だった?)憶えてないですけど、ダウンを獲った後にその感触はなかったんですけど、ニュートラルコーナーに行かないとダウンカウントが止まっちゃうんですよ。で、間違えて青コーナーに行っちゃって、止まっちゃったからニュートラルコーナーに行った時に、弟が一生懸命にレフェリーに『もう効いちゃってるから立てない』って説明してくれているから、『あっ、俺、勝ったな』と思って、ニヤリとしちゃったのかも分からないですね。まあでも、俺は大和選手とまだやってないですけどね(笑)」
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