news

ニュース

「Krush.140」8.27(土)後楽園 まさに「格闘代理戦争 K-1完結編」!? 岡嶋形徒vs稲垣澪の格闘代理戦争・歴代優勝チーム大将対決に注目

 8月27日(土)東京・後楽園ホール「Krush.140」で行われる[セミファイナル(第8試合)/Krushフェザー級/3分3R・延長1R]岡嶋形徒vs稲垣澪。この一戦はABEMAで放送された「格闘代理戦争」の歴代優勝チームの大将対決として注目されている。

「格闘代理戦争」は「格闘界に次世代スターを送り込め」というキャッチコピーのもと、ABEMAが手掛ける格闘ドキュメンタリー番組。2017年の第1回から数えて、これまで全5シリーズが放送された。岡嶋と稲垣が出場したのはK-1の全面協力のもと行われた「格闘代理戦争 4th シーズン」と「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」だ。

 岡嶋が出場した「格闘代理戦争 4th シーズン」はK-1ファイター6選手がそれぞれリーダーとなり、トライアウト&ドラフト会議で自軍の選手を選抜。各チームにより3vs3の勝ち抜き戦形式のトーナメントで優勝が争われた。

 岡嶋は「第25回K-1アマチュア チャレンジAクラス -60kg優勝」の実績を引っ提げ、武尊のTEAM武尊に選抜されると、TEAM武尊の大将として活躍。準決勝で皇治軍団の北村夏輝、決勝ではピーター・アーツ率いるピーターズの目黒翔大に勝利し、TEMA武尊の優勝に大きく貢献した。

 一方の稲垣は岡嶋が出場した4thシーズンの半年後に行われた「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」に出場。空手のバックボーンを持ち、一時格闘技から離れていたものの「格闘代理戦争」を機に復帰。ゲーオ・ウィラサクレックのゲーオーズにドラフト1位で選抜されると、1回戦のサラバニアファミリー(久保優太が監督)戦から存在感を見せつける。

 中堅が敗れて負けたら終わりの状態で登場した稲垣は2連勝でゲーオ―ズを勝利に導くと、準決勝ではTEMA武尊・寺田匠との大将戦を制して決勝進出。決勝のSKR連合(佐藤嘉洋が監督、梶原龍児・城戸康裕も参加)戦ではゲーオーズが中堅で勝利を決めたため、大将・稲垣まで出番が回ってこなかったが、ゲーオーズの大将として輝きを放った。

 ともに格闘代理戦争の歴代優勝チームの大将という共通点を持つ岡嶋と稲垣だが、格闘家としてのキャリアは対照的だ。岡嶋は高校までサッカー部に所属し、高校卒業後にK-1ジム相模大野KRESTに入会し、プロになったまさに叩き上げ。対する稲垣はキッズ・ジュニア時代から空手で数々の入賞歴を残し、そこからプロに転向した、いわば格闘エリートだ。

 プロデビュー後も岡嶋は2度Krushのタイトルに挑むチャンスがありながら、いずれも王座獲得に失敗。稲垣はプロ5戦目でBigbangフェザー級王座を獲得した。前日会見でも「格闘代理戦争のことは関係ない。岡嶋形徒として結果を出す」という岡嶋に対し、稲垣は「どちらの代理戦争が上だったかが分かる試合。さらに勝ちたい理由が増えた」と語っている。

 格闘家として異なるキャリアを積み、同じ格闘代理戦争からプロの道に進み、Krushのリングで拳を交える2人。まさに「格闘代理戦争 K-1完結編」ともいえる一戦を見逃すな!
チケット購入