「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<インタビュー>紗依茄「今、K-1の女子といえばKANA選手や菅原美優選手だと思う。私はその2人に負けないような試合・パフォーマンスができると思っています」
――紗依茄選手にとって初のK-1参戦が決まりました。試合が決まった時の心境を教えてください。
「K-1に出ることを目標に試合も練習もしてきたので、声がかかった時はほんまに嬉しかったですね」
――周りの反響はいかがでしたか?
「友達もそうですし、若い子からたくさんDMが来てほんまにすごいなって。『早く他の選手に追いつけるように頑張って』というメッセ―ジがたくさん来ました」
――K-1にはどんな印象を持っていますか?
「小さい頃にアンディ・フグの試合映像を見たことがあって、それがかっこいいなって思いましたね。自分もアンディが好きで踵落としを始めました(笑)」
――しかも今大会はK-1初の女子大会です。それについてはいかがでしょうか?
「初の女子大会ということでみんなで盛り上げたい気持ちもありますし、自分が一番目立って面白い試合をしたいなって気持ちも強いですね」
――紗依茄選手が格闘技を始めたきっかけは?
「6歳の時に従兄弟の空手の試合を見て、かっこいいなと思って空手を始めたのがきっかけです。小学校2年生の時に野田兄弟(哲司・蒼)のお母さんがキックボクシングを教えているというのを聞いて、そっちでも練習するようになって。それからずっと野田兄弟の背中を追いかけています」
――野田兄弟との出会いが転機だったですね。
「はい。自分が初めてアマチュアでタイトルを獲った時も野田兄弟がセコンドについてくれて、野田兄弟を目標にずっと練習してきました。今回やっと2人と同じ舞台に立てたというのが嬉しい気持ちもありますし、背中を追ってるからには早く越さないといけない存在だと思ってます」
――今大会では過去に1度敗れているチャン・リー選手とのリマッチが決まりました。
「1年前に戦った時は自分のダメなところがたくさん出た試合だったので、今回はそこを改善して、1Rから3Rまで圧倒的に自分のペースで試合を運んで、必ず勝ってリベンジします」
――前回の対戦はとても接戦だった印象です
「チャン・リー選手は前に出てくるプレッシャーとかすごかったんですけど、攻撃が痛いというのは全くなかったです。今回も相手はプレッシャーをかけてくると思うし、試合はそこをどう対策するかによると思うので、しっかり改善して1年前の自分と違うところを見せます」
――この1年で成長したところはどこでしょう?
「チャン・リー戦の前まではフィジカルトレーニングも適当にやっていたところがあったんです。最近はしっかりフィジカルも強化できてますし、パンチ力もだんだんついてきたと思うので、今回はしっかりフィジカルとパンチ力を活かした試合になるんじゃないかと思います」
――この試合はリザーブファイトなのでトーナメント本戦に出る可能性もゼロではないです。
「自分の試合に集中というのはもちろんそうなんですけど、女子高生のうちにK-1のベルトを獲ることを目標に今は頑張ってるので、リザーブファイト1試合に集中するプラス優勝を目指して頑張りたいです」
――この女子大会をどんな大会にしたいですか?
「K-1の女子といえばKANA選手や菅原美優選手だと思うんですけど、その二人の選手に負けないように。自分はいい試合・いいパフォーマンスをできると思っているので、チャン・リー選手と二人でしっかり盛り上げます。それで私が勝てば、あとの試合も面白くなるんじゃないかと思います」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「いつもたくさんの応援ありがとうございます。今回は1年前に負けているチャン・リー選手にしっかりリベンジできるよう頑張って追い込むので6月25日、楽しみにしておいてください!」