チンギス・アラゾフ、キックボクシングセミナーで世界トップ技術を公開!稲垣柊も参加し「凄かったです」
2部制で構成されたセミナーは、第1部がスタンダードプランとなり、2時間に渡りキックボクシングセミナー、質問コーナー、サイン会などの交流会が行われ、第2部のVIPプランでは5名限定での少人数のレッスン、マススパーリング、ミット持ち・打ち体験、ツーショット撮影など盛りだくさんのメニューが並んだ。
質問コーナーは、「世界王者として最も大切にしていること」や「入場時のメンタルの保ち方」、また「反則に対する対処の仕方」など意外な話題が飛び出すなど、ユーモアも含まれた内容になった。
アラゾフは、代名詞といえるスイッチからのパンチと蹴りの素早いコンビネーション、バックブローへつなげる動き、ステップインの位置など具体的に解説。構えを左右に変えるスイッチングは、もはや世界標準という印象を残す技術セミナーとなった。
セミナーを体感した稲垣は、「凄かったです。アラゾフ選手は、僕とはスタイルが真逆ですが、とても勉強になりました。自分の型を崩さずに、取り入れるところを吸収したいですね」と刺激を受けたという。
アラゾフのセミナーが次に日本で行われる予定はないが、世界最高峰のテクニックを学べる貴重な機会となるため、第2弾の開催に期待がかかる!
93.6.10生/ジョージア・ガルダバニ出身/31歳/181cm/オーソドックス/67戦61勝(37KO)5敗1無効試合
<主なタイトル歴>
第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者
ONEキックボクシング・フェザー級(-70kg)王者
ONEキックボクシング・フェザー級(-70kg) WGP 2021王者
オーソドックスとサウスポーを使い分ける二刀流スタイルと、一撃必殺の破壊力を誇る攻撃が特徴。2017年6月、K-1初参戦の王座決定トーナメントで優勝し、第2代スーパー・ウェルター級王者に。2018年「K’FESTA.1」では日菜太をKOで下し初防衛を果たす。2021年にONEへ参戦後、フェザー級WGPでシッティチャイを破り優勝。その後フェザー級タイトルマッチではスーパーボンにKO勝利。フェザー級王者に輝いた。