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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<公開練習>王者・大和哲也、名刺で割り箸を真っ二つ!?「佐々木選手はいつかやらなければいけない相手だと思っていた。大和哲也強いなという完勝で終わる絵面が見えています」

 愛知・GRATINESS KICK FIT&YOGAにて、9月11日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の[K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・佐々木大蔵と対戦する王者・大和哲也が公開練習を行なった。

 4月の「K'FESTA.5」で山崎秀晃を伝家の宝刀・左フックでマットに沈め、第6代K-1スーパー・ライト級王座に就いた大和。ベルトを巻いてからの日々を「うれしいことに色んな人から声をかけていただいて、チャンピオンとしての活動も増えています。最近ではYouTubeもコツコツやったり、講演のお仕事で学校へ行ったり、企業さんへ行ったり、チャンピオンとしてありがたい5カ月間でしたね」と振り返る。

 これまで数々のベルトを巻いてきた大和だが、やはりK-1のベルトは特別なもので「僕自身の軸は変わらないですが、現K-1王者だからこそ色々なオファーをいただいて、K-1王者として自分が出来ることの幅は広がっていると思います」という。
 佐々木選手とは2年9カ月前に戦って、僕が負けてるんですけど、あの試合の後はもう自分は終わりなんじゃないか、格闘家として無理なんじゃないかと思うようなどん底を味わう敗戦でもありました。でも、そこから這い上がってタイトルマッチまで来て、ベルトを獲ることができて。あの敗戦があったから今があると言えるので、今回しっかり佐々木選手に勝ってアベンジしたいです」

 佐々木は第8代Krushスーパー・ライト級王者として防衛を重ね、3年間負けなし・10連勝という驚異的な戦績を残している。文字通り、大和にとっては最強の挑戦者だ。大和も佐々木の安定した強さを評価する一方「波に乗っているということで言えば、僕も前回の一撃で大波に乗って絶好調です。その部分では負けないと思いますし、佐々木選手とは2回目の対戦だからこそ気合いが入っているところもあります」と燃えている。

 そんな大和が公開した練習は名刺で割り箸を折るというもの。まず大和は独特のポーズ&呼吸法で息を整えると、トレーニング用のベンチ台に割り箸を固定し、そこを名刺で一太刀。紙の名刺で割り箸を真っ二つに折って見せた。これには試合で勝つために必要な意識の変換が込められているという。

「最初にやった呼吸法は、合気道で学んだことなんですが“統一の印”と言って、手印(しゅいん)を組むことで指先から、気が出た状態で呼吸法するという方法です。名刺で割り箸を折るというのは意識の力を使います。例えば『割り箸は硬い物』という認識を持っているとなかなか折れない。でもその意識を変えて『割り箸が柔らかいもの』と仮定=意識を変換させることで、名刺でも割り箸を折ることができます。

 これはそういった意識を変えるための稽古ですね。まさに試合も同じで勝てるかなどうかな?では勝てない。絶対勝てる・絶対勝つという気持ちでいくから勝てると思うんです。今日の公開練習とシチュエーションは全く違いますが、こういうメンタルは大事だと思っていて、普段から自分もそういった積み重ねでやっています」
 今回で3回目となる「よこはまつり」は「K'FESTA」と並ぶK-1のビッグイベントの1つ。大和も「横浜アリーナはホントに大きいですもんね、改めてみて大きいな広いなと思うし、9.11は歴史的にはテロがあった日でもあり、僕はファイト・フォー・ピースを掲げているので、この日しっかり勝って横浜から世界平和、みんなは1つだと言うのを伝えたいなと考えてます」と「よこはまつり」にかける想いを語る。

「自分が勝つイメージ? なんとなくあるんですけど、どう転がろうが完勝、大和哲也強いなという完勝で終わる絵面が見えてます。これからは先程話したアベンジ、K-1で負けてる選手とベルトを賭けて戦ってアベンジしていきたいですね。9月11には最高の戦いをお見せしますので、是非期待していてください一撃必倒を横浜で見届けてください!」とファンにメッセージを送った大和。その拳で再び会場を揺るがすKO劇を見せるか?