「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<インタビュー>マキ・チャーチャイ「ずっと攻撃し続けるのが自分のファイトスタイル。勝つにしても負けるにしても、皆さんに楽しんでもらおうと思って戦っている」
──チャーチャイ選手がK-1に参戦するのは昨年12月のK-1大阪大会でのレオナ・ペタス戦以来となります。今回のオファーが来た時はどんなお気持ちでしたか?
「またK-1に参戦出来てとても嬉しいよ」
──前回がK-1初参戦でしたが、初めてK-1ルールで戦ってみて感じたことはありますか?
「実際に戦ってみて、ムエタイとかなり違うなということを感じた。私が一番違いを感じたところは3Rしかない、その間に試合を終わらせなければいけないというところ。K-1ルールではムエタイのように相手を見たりということが出来ないし、スピードも凄く要求される。そこに違いを感じた」
──レオナ戦ではダウンを喫していましたけど、あれは効いていたのですか?
「自分も長い間戦ってきたけど、カウントを数えられたこと、つまりダウンを取られたことがほとんどないんだ。ダウンを喫したのも5年ぶりだったんだけど……あの一発は効いたね(苦笑)」
──その後、K-1ルールへの適応に向けて、どんな練習をしていますか?
「YouTubeでK-1の試合をたくさん見て研究している。次は2回目だから…まぁ、なんとか出来るだろう(笑)」
──今回の福岡大会では元K-1フェザー級王者の江川優生選手と対戦します。江川選手にはどんな印象を持っていますか?
「彼はスピードがあって、強い選手だと思う。ただ、最近ちょっと負けが込んでいるというのもあって、以前のような強さを感じなくなってきているかな。だから、今回は自分も十分戦えると思うし、勝てると思っている」
──チャーチャイ選手のファイトスタイルはムエタイのテクニックでいなすというより、正面から「来い! 来い!」と相手の攻撃を受けて立つような印象を受けました。そういう戦い方が好きなんですか?
「そうだよ。ずっと攻撃し続けるのが自分のファイトスタイルで、自分が勝つにしても負けるにしても、皆さんに楽しんでもらおうと思って戦っている」
──江川選手も今回は打ち合いたいと言っていましたが、激しい試合が期待出来そうですか?
「実際に江川選手も凄く動きのある選手だし、そういう想いがあるのならば、8月は2人とも思いっきり動いて面白い試合を見せられるだろうね」
──これからのチャーチャイ選手の目標はなんでしょうか?
「まずはK-1の試合に頻繁に出られるような選手、頻繁にオファーが来るような選手を目指したい。前回の試合では日本のお客さんにも、自分のことをより知ってもらうことが出来たと思うから、次の江川戦では必ず勝ちたいと思う」
──ゲーオやゴンナパー、そして女子大会でのパヤーフォンなど、日本でスターになっていくタイ人の選手はたくさんいます。あなたもそのような存在になりたいですか?
「もちろん!ムエタイの先輩や後輩でチャンピオンになった選手がいるように、自分もK-1チャンピオンになってみたいという気持ちはあるよ」
──ちなみにチャーチャイ選手のキャッチコピーは“暴れムエタイ”ですが、それについてはどう思われますか?
「アグレッシブなムエタイって意味なんだろ? いいじゃないか(笑)。年齢は33歳になったけど、お望みとあらば35歳ぐらいまでは“暴れムエタイ”スタイルで戦っていくよ」